因果応報の法則・必然を味方につけて人生を変える9つの方法

因果応報で人生を切り開く6「自己批判はNG」

今は横浜DeNAの監督をしておられる中畑清さんですが、現役時代は大変な人気者だったようです。たとえ成績が悪くても、「ぜっこうちょー!!」が口癖だったんですね。持ち前の明るい性格で自分を否定せず、常に「ぜっこうちょー!!」と大きく叫ぶことで自分を納得させていたのです。

もちろん、どんな言葉も言い訳や自己保身に使ってはいけません。しかし「自分はダメな人間だ…」と自己批判をするのはもっとダメなことです。

成功する人間は自分のダメな部分を知っています。しかし自己批判は絶対にしません。むしろ自分のダメな部分を「いかにして武器として使うか?」を考えたり、あるいはそれをカバーする方法を模索します。

ダメな部分があるのは誰でも同じです。完璧な人間などいません。したがって、ダメな部分があることに悲観するのは大きな間違いなんですね。ダメな部分と共存して成功に導く方法や行動、これを考えるようにしておきましょう。

 

因果応報で人生を切り開く7「見えない努力」

「努力は必ず誰かが見ている」と言います。私は個人的に、この言葉は本物だと信じています。逆に「わざと見えるように努力する」は因果応報とは言えません。単なるアピールです。

努力とアピールは違います。アピールとは、その名の通り「注意や興味を惹くこと」です。しかし他人の注意や興味を惹くためには、他人を納得させられるだけの「実力」や「実績」が必要です。

つまり、「人から見える努力だけをする」ということは、「実力もないのに、実力があるかのように見せているだけ」となります。あるいは、「本当な努力する意思もないのに、努力する人間であることを強調しているだけ」とも言えるでしょう。

そのような「見える努力」だけでは、最初は他人を説得することは出来ても、長く信頼してもらえる人間にはなりません。一方、見えない努力をしている人に対しては、「なぜこの人はこれが出来るのだろう?」と、他人の注意や興味が自然と惹き付けられます。そのような状態で「実はあの人、こんな努力をしているんだ」と他人が知れば、その時点で厚い信頼が生まれます。

これこそ因果応報です。見えない努力は、なかなか自分に対する評価に結び付きません。また、いつ結び付くのかも分からないため、「継続する価値」を見失う方も多いのです。しかし必ず誰かが見ていますし、努力を続けるほどに他人のあなたに対する興味が増すことは確実です。「努力を決して見せない」は難しいかもしれませんが、少なくとも、「いつも努力を見せている」という行為は止めておきましょう。

 

因果応報で人生を切り開く8「積極的サポート」

因果応報を実践しない人は、どこか自信がない印象を受けます。一方、因果応報を実践している人は、優しさと強さの両方を持っているような、一言で言えば「魅力のある人」という印象を受けます。

この違いを生む1つの要因として、「積極的サポート」があります。簡単に言えば「頼まれなくても他人を助ける心」となりますね。

この時に大切なのは、「助けているんだ!」という意識を持たない事です。「冷蔵庫が空になったからスーパーに行く」と同じように、「それが自然だから」と、淡々とした気持ちで人を助けることが大切です。

すると、あなたは「当然のこと」と思っていても、周りから見れば「とても心やさしい人」に見えます。でもあなたにとっては、「別に、普通の事ですが…」と周りの反応に戸惑います。

これが積極的サポートの因果応報です。人を助けると良い気分になります。もちろん私も同じです。でも助けることが当たり前になれば、いちいち良い気分にはなりません。何度も同じ映画を見れば感動しなくなるのと同じで、何度も助けていれば良い気分も薄れてくるんですよ。つまり、「普通の事です」と、キレイごとではなく「本音」として言えるようになります。

こうして人を助けると、いざ自分がピンチになると必ず誰かが助けてくれます。因果応報の「良い事をすれば、良い事が自分に返ってくる」の意味の通り、自分がピンチになった時こそ、積極的サポートをしているかどうかが試されるのです。

私も他人にえらい事を言える立場ではありませんが、お節介にならない程度に周りを助けるようにしています。「そうすれば自分がピンチになった時に助けてくれる!」と信じておけば、色んな事に積極的にチャレンジできるようになりますよ。

コメントをお書きください

  1. n.s より:

    自分は人を助けるときその行動の裏にある動機や目的?みたいなものを感じて自分自身(逆の立場の場合は相手のことも)を嫌いになってしまいます。
    ようは、『自分が困った時、助けてほしいからその人を助ける』という考えが、偽善に感じてしまうんですが、どうしたらいいでしょうか?

    • takara より:

      未来型に考えるからでは?今まで沢山の人に助けていただいたから、自分も人を助けると考えれば良いと思います。

タイトルとURLをコピーしました