プラス思考を教えてくれる、成功を手に入れた世界の有名人

年代を問わず、世界中にはあらゆる分野で大きな成功を収めた様々な偉人がいて、多くの人々はその成功者たちの姿に憧れを抱くものです。

そして、自分もそうした成功者たちのようになりたいと、彼らがどのように生きてきて、どのように成功したのか詳しく知りたいと考えます。お手本にしようとする人もいるでしょう。

けれど、そんな成功者の人生を知ってみると、成功するまでに大変な挫折を味わった人もいれば、最初から才能に秀でていた訳ではない人もいるのです。ただ、そうした成功者の多くにはある共通点があります。

それは、プラス思考の持ち主であるという事です。諦めないこと、ささいな事にも感謝すること、何事も楽しむこと…このようなプラス思考で様々な成功を掴んできたのです。今回は、そんなプラス思考を教えてくれる、成功を手に入れた世界の有名人を5人ご紹介します。

決して諦めなかったウォルト・ディズニー

世界中で多くの人々を楽しませている「ディズニーランド」。その生みの親であるウォルト・ディズニーは、ディズニーランド設立を決めた際、銀行へ融資を申し入れますが全く相手にされませんでした。他の銀行をいくら回っても結果は同じ。

しかし、ディズニーは何度も企画書を練り直し、繰り返し銀行に足を運びました。本当に何度も何度も…。その甲斐あって、最終的には融資を受けられる事になったのですが、それまで銀行に断られた回数はなんと302回でした。

「失敗した事から多くの事を学んだ」と語っていた通り、ディズニーはどれだけ銀行から門前払いを受けても、決して諦めませんでした。

失敗や挫折から様々な事を学び、夢の実現に向けて諦める事なく前へ進み続けたディズニーのプラス思考と情熱が、世界中で多くの人に愛されるディズニーランド-まさしく夢の国を誕生させたのです。

 

信念を貫いたスティーブ・ジョブズ

アップル社元CEOのスティーブ・ジョブズは、自分が創業者の1人であるにも関わらず、アップル社から解雇された過去があります。

ジョブズがプロジェクトに携わっていたモデルの商業的失敗、経営陣内の対立など様々な要因が重なり、ジョブズはアップル社での会長職を除く全ての業務から外されたのです。アップル社を去った後、ジョブズは新しくNeXT社を設立しますが、この会社もあまり成功はしませんでした。

しかし、ジョブズはこのNeXT社で画期的なオペレーティングシステムを開発し、それが後にアップル社に復帰した際、大きな財産となりました。挫折の連続の中でも、ジョブズは「価値ある製品を創造する事」を諦める事なく、自分を信じて技術革新を進めて成功を収めたのです。

そんなジョブズは「何世代にもわたって長生きする企業をつくりたいんだ。それがウォルト・ディズニーがしたことであり、(中略)アップルもそうしたいんだ。」と語った事があります。失敗を恐れないプラス思考は、ディズニーに通じるところがあるのかもしれません。

 

内面の美しさを大切にするミランダ・カー

女性向けバッグブランドや洗濯用洗剤のコマーシャルで、日本でもお馴染みとなった人気モデルのミランダ・カー。

外見の美しさはもちろんですが、内面の美しさでも注目を集めています。常にプラス思考の彼女は、美しさで大切なことは心の持ち方であり、全ての女性に自分の個性を受け入れて大切にして欲しいと語っています。

「バラはヒマワリにはなれないし、ヒマワリはバラにはなれない。全ての花には独自の美しさがあって、それは女性も同じこと」と。そしてもし、自分の容姿に自信が無ければ、嫌いな部分を好きになる方法を見つける事、そして、好きな部分はそれをより磨くことが大事だと伝えています。

またミランダは、笑う事は見た目の雰囲気を明るく変えるだけでなく、心も変えてくれるもので、人にとって一番の財産だとも言っています。

世界各国でスタイルも顔立ちも肌の色も違う数多くの女性を見てきた経験から、本当に美しい女性は、内面から輝きを放っていると強く断言しています。母となり30代となった現在でも、モデルとして第一線で活躍するミランダ自身が、それを体現しているようですね。

 

笑顔で人生を楽しんだオードリー・ヘプバーン

現代でもなお愛されている往年の大女優オードリー・ヘプバーン。華やかな銀幕の世界でこれほどの根強い人気を誇るヘプバーンですが、本人いわく、内気な性格だとか。

そんなヘプバーンは、日常にある小さな幸せへの感謝と、人生をありのままに楽しむことをとても大事にしていました。また、「くよくよしてもしかたがない。

どのみち予想したとおりにはならないのだから」というオランダのことわざに「本当にそう思う」と話し、余計な不安などにとらわれるべきではないというプラス思考で、日々の生活を大切に過ごすように心がけていたようです。

そして、先ほどのミランダ・カーと同じように、笑う事が人にとって一番大事ではないかと語っています。笑う事が何よりも好きで、悩ましいことがあっても笑うことで救われると。

ありのままの自分を受け入れて、そんな自分に正直に生きる事。本当に美しい人というのは、やはり生き方や考え方に共通する部分が多いようです。

 

嫌な事を楽しむ術を知る明石家さんま

日本を代表するお笑いタレントの明石家さんまは、元々は落語家を目指して高校卒業後に2代目笑福亭松之助に弟子入りします。

ある時、掃除をしていたさんまに対して、師匠の松之助は「楽しいか」と尋ねました。さんまがいいえと答えると「掃除はどうしたら楽しいか考えろ」と松之助は言ったそうです。

その言葉を聞いたさんまは、そこから「楽しくなることを考えていることは楽しい」という事に気づいたのだそうです。18歳という多感で色んな事を吸収できる時期に、逆転の発想的なプラス思考によって、楽しくないことを楽しみながらする術を知ることができたのは、とても貴重な経験となったことでしょう。

その後、さんまは落語家からお笑いタレントに転向し、国民的大人気タレントとして活躍することになります。ちなみに、さんまの座右の銘は「生きてるだけで丸儲け」。究極のプラス思考の持ち主ですね。

 

プラス思考を教えてくれる、成功を手に入れた世界の有名人を5人ご紹介しました。大きな事を成し遂げるために決して諦めなかったウォルト・ディズニーと、そのディズニーの姿に影響を受けていたスティーブ・ジョブズ。

また、人間にとって笑う事が最も大切であり、自分らしく生きる事を信条とする共通の思いを持っていたミランダ・カーとオードリー・ヘプバーン。

そして「生きてるだけで丸儲け」と何事も楽しむ姿勢で臨んでいる明石家さんま。それぞれ別の分野の第一線で成功を収めた5人ですが、彼らの歩んできた人生を多少でも知ってみると、常に前を向き生きてきた、また生きているという事がわかります。

何か大きな夢がある人は、ぜひ今回ご紹介した彼らの生き方を参考にして、その夢の実現のために頑張ってください。

コメントをお書きください