自分も周囲も苦しめてしまう虚言癖の7つの意外な原因とは

自分も周囲も苦しめてしまう虚言癖の7つの意外な原因とは

もしかしたら家族や友人や恋人に虚言癖があるかもしれない。面と向かって相談されたわけじゃないけど、ときおりとても苦しそうにしている。なんてことがあれば、その友人や恋人が大切であればあるほど、力になってあげたいと思ってしまいますよね。

そんな時はまず、どんな風に嘘をついてしまうのかその原因と思考回路を知りましょう。虚言癖とはその名の通り、癖です。簡単に直すことのできるものではありません。7つの原因から思考回路を知り、大切な人にできることを探してみてはいかがでしょうか?少しでも気持ちを楽にしてあげましょう。

構ってほしい!

虚言癖のある人は恵まれない幼少時代を過ごしたり、何かにトラウマを持ってしまったということから引き起こしてしまうという人が多いのではないでしょうか。そのようなことから、人に対する構ってほしいという「飢え」が原因で虚言癖となってしまうのです。

構ってほしい気持ちから、身近な人の注意を引きたいという思考に陥ってしまうのです。とにかく、構ってほしいのです。依存しすぎない程度にかまってあげてください。

 

気持ちを理解してほしい!

自分の気持ちを理解してほしいという気持ちが原因で、虚言癖につながることがあります。誰かに信じてもらえなかったり、ないがしろにされてしまった過去の経験が原因かもしれません。

話している相手が本当に自分の気持ちを理解してくれているか不安になってしまうのです。そこで大げさなことを言ってしまいます。本当はただ、気持ちを理解してほしいだけなのです。きっとその真意を誰かに見つけてほしいのです。

 

注目を浴びたい!

注目は一種の刺激剤です。普通の人でもいいことで注目を浴びれば誇らしかったり、嬉しかったりするものですよね。虚言癖を持つ人はその注目を浴びるという刺激に固執し、虚言を作り出してしまうのです。

いろいろなことが原因で「飢え」を感じているんだから当たり前です。注目が「飢え」を満たしてくれるのです。エスカレートしてしまえばその人自身も周囲も苦しめてしまいかねません。エスカレートしないよう、注意してください。

 

注目を浴び続けていないと自分は認められていない!

とても危険な思考回路ですね。注目を浴び続けることで、その刺激が常にないと自分が周囲に認められていない錯覚に陥ってしまうのです。そもそもの自己肯定感が低いのでしょう。

自分が他人に認められていると感じるものが注目を浴びることだけになってしまい、虚言癖へとつながるのです。誰にも認められていない、そういう思考こそが寂しいことですよね。

 

その場を盛り上げたい!和ませたい!

面白い話や刺激的な話は、その場を和ませたり盛り上げたりしてくれますよね。暗く、雰囲気の悪い家庭環境で過ごしてきたせいで、必要以上の虚言で盛り上げることを覚えてしまったのかもしれません。

元をたどれば、結局、盛り上げたいだけなのです。みんなが自分の話で驚いたり、笑ったりすることが嬉しくてついつい嘘を…というところから虚言癖の原因になってしまったのかもしれません。

 

優位な立場に立ちたい!

「ダメな人間は排除されてしまう」という恐怖感が原因で優位な立場に立つためのウソをついてしまいます。肩書きや経験など人より有利な立場にいれば、その場を支配できると勘違いしてしまうのですね。

しかし、その立場が嘘で固めた立場なら、だれにも信頼されず、有利でもなんでもないということに気付けていません。

 

自分を傷つけないと生きている気がしない

単純な自傷行為とも言えます。リストカットなど、自分の手首などを切って血が出るところを見て、やっと生きていることを実感できるなんていうものと近い気がします。ウソをつくこともまた刺激です。ウソをついている間はヒリヒリして、その状態こそが生きていると実感できるわけです。

ここまでいってしまうと素人では対処できないかもしれません。このような自傷行為のような兆候が見えれば、心療内科などを勧めることも必要かもしれません。そんな時は、虚言癖に触れず勧める方が良さそうです。

 

大体の虚言癖の思考回路とその原因が理解できたでしょうか?虚言癖のある人には、必ず何か精神的な弱さやトラウマなどが潜んでいます。人ひとりの癖を直すということは簡単なことではありません。

その原因は、深く本人の心の奥底まで隠されている何かかもしれません。それを他人がほじくり返して上手くいくとは思えません。まずはその人に寄り添い、肯定してあげることからはじめてください。

虚言癖を持つ人は、自覚していてもどうしようもないというパターンがとても多いです。もつれにもつれた糸を緩めることができるのは、近くにいてくれて見守ってくれる存在かもしれません。

しかし、やはりその糸を実際にほぐし、絡まりをほどくのは本人にしかできません。ぜひ、温かい気持ちで見守ってあげてください。きっとあなたの存在がその人の救いになるはずです。

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