カウンセラーのスキルに学ぶ☆日常で取り組む5つの癒し


カウンセラーは、専門的な知識や技術を用いて、相談者が胸に抱える悩みや問題を吐き出させ、相談者と一緒に解決の糸口を探る手伝いをする人で、病院や学校、企業などで活躍しています。

現代社会は忙しく、ストレス社会と言われることがあるほど、ストレスと無縁で過ごすのが難しい時代ですよね。みなさんの中にも、心身が疲れている人も少なくないのではないでしょうか。

適度なストレスは、作業効率をアップさせる働きがありますが、過剰なストレスは、私たちの心身の健康を脅かすほどの悪影響をおよぼすことがあります。同じ人生を過ごすのなら、健やかに毎日を生き生きと過ごしたいですよね。

そこでおすすめしたいのが、セルフヒーリングです。ここでは、毎日の生活に取り入れたいカウンセラーのスキルに学ぶセルフヒーリングの方法をお伝えします。

いつも笑顔を心がけましょう

カウンセラーのスキルでもっとも大切なものと言えば「コミュニケーションスキル」です。カウンセラーと話をしたことがある人はお分かりだと思いますが、カウンセラーの多くは、初対面で穏やかな笑顔を向けてくれます。

この笑顔を毎日の生活に取り入れてみましょう。私たちは、毎日さまざまな人と関わっていますが、すべての人が自分にとって良い人であるとは限りません。中には、関わることすら避けたいと思う人もいますよね。

でも、私たちは、苦手な人と関わると、それが表情に現れてしまう傾向があるんです。相手は当然おもしろくないので、それがお互いのストレスとなってしまうこともあります。そこでおすすめしたいのが「笑顔を心がけること」。

こちらから笑顔を向ければ、多くの人が笑顔を返してくれます。もちろんすべての人が笑顔を返してくれるわけではありません。

そんなときは、「せっかく笑顔で接してるのに!」と思いがちですが、そんな人に対しても笑顔を向けられた自分に目を向けましょう。こうすることで、相手だけでなく、自分の心も和み、幸せな気分を味わえますよ。

 

自分自身の感情に共感しましょう

カウンセラーのスキルの中には「共感」と呼ばれるものがあります。共感とは、文字通り相手の考えや主張を否定することなく「そのとおりだ」と感じることです。

自分自身が抱えた怒りや憎しみ、恨み、悲しみなどの感情に対して「私はなんて醜いんだ」とか「こんな自分は嫌いだ」などと一度は思ったことってありますよね。

でも、これは自分自身の感情の否定につながり、罪悪感や自分に対する無価値観を増幅させてしまうんです。では、どうすれば良いのでしょうか。おすすめの方法は、自分自身の感情に共感すること。

怒りや憎しみ、恨みなどの感情を抱えたということは、そのような感情を抱える現実が実際に起こったということですよね。

その上で抱えた感情なのですから、まずは、抱えた感情の是非は問わず、「そうだよね。そんなことをされたらイライラするよね」などのように、抱えている感情を認めてあげましょう。

ただし、そのままでは自分を正当化することにつながりかねません。十分に共感して自分の感情が落ち着いたら、「でも相手にはこんな理由があったかもしれない」とか「こんな方法で立ち回ってみても良かったのかもしれない」など感情を手放せるように促すことが大切です。

 

心身が疲れたなと感じたら心を温めてあげましょう

カウンセラーと話をしていると、気づかない間に心がほっこりと温かくなるのを感じます。これもカウンセラーのスキルのひとつです。カウンセラーと毎日話をすることはなかなか難しいので、次の方法で心を温めてあげましょう。

【温かい飲み物を飲む】

ハーブティーの香りには、心身の疲れを癒す効果が、牛乳に含まれるカルシウムには、興奮やストレスを抑制する働きがあります。ホットで飲めばさらに効果がアップしますよ。

 

【音楽を聴く】

好きな音楽を聴いても心が落ち着いてきますが、おすすめはヒーリングミュージックです。リラックス効果や安心感が得られる効果があります。

 

【湯船に浸かる】

湯船に浸かるとなんとなく幸せ気分に浸れますよね。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、心身の疲れを癒すことができます。【キャンドルの炎を眺める】炎のゆらぎには、心を鎮める作用があります。アロマキャンドルを使えば香りによる癒しも得られるのでおすすめですよ。

 

自分自身とメールや手紙のやりとりをしてみましょう

カウンセラーは、見聞きし感じることで相談者が欲している言葉を探し当てます。私たちは、悩み事などがあると、答えを外側に求めがちですが、実は悩み事の答えは自分自身の中に隠されているんです。

分自身とメールや手紙のやりとりをして、あなた自身が欲している言葉をあなたに届けましょう。思いを文字にすることで、内側にある悩み事の答えに辿り着けます。

最初は、自分自身とメールや手紙のやりとりをするのは、恥ずかしいものですが、心を整理することは癒しにつながるので、ぜひ習慣化してみてくださいね。

 

呼吸に意識を向けましょう

呼吸には、胸式呼吸と腹式呼吸の2種類あることは、多くの人が知っていますよね。このふたつの呼吸法のうち、カウンセラーがおすすめしているのが、脳の活性化だけでなく、深いリラックス効果もある腹式呼吸です。

次の方法で、意識しながら腹式呼吸をする習慣をつけましょう。

①姿勢を正す

②息をすべて吐き切る

③ゆっくりと鼻から息を吸う

④口から糸を吐くように細く長く息を吐き切る

③と④を気持ちが良くなるまで繰り返しましょう。

日ごろから腹式呼吸を意識することで精神状態も安定するので、ぜひ試してみてくださいね。

 

さて、何かと忙しく、ストレスとは無縁で過ごすことができない現代社会では、心も体も疲れてしまいますよね。そんなとき、カウンセラーのお世話になるという方法もありますが、ことあるごとにカウンセラーの元を訪れるのも大変です。

そこでおすすめしたいのが、カウンセラーのスキルに学んだセルフヒーリングです。一歩社会に出れば、人と関わることは避けられませんが、これがストレスの原因になることも多いですよね。

日ごろから笑顔を心がけることで、ストレスの原因を減らせるだけでなく、幸せを感じることができます。また、心身が疲れると、ネガティブな感情を抱えがち。そんな自分に対して嫌悪感を抱き、悪循環に陥ることも少なくありません。

自分に芽生えた感情は、否定せずに、まずは認めてあげることが大切です。ここにご紹介したことを参考に、毎日の習慣にカウンセラーのスキルに学んだセルフヒーリングをぜひ取り入れてみてくださいね。

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