心の闇が深い人に共通する5つの特徴とは


あなたの周りにいるご友人や同僚の方々、そして恋人や家族でもその心の中まではわからないものですよね。心の闇が深い人は、もしかするとあなたのすぐそばにいらっしゃるかもしれませんよ。また、ご自身では気づいていなくともあなた自身の心の闇が深いことだってありうるかも知れません。

心の闇が深いと表面的な人間関係しか築けず、どこか他者の目線を気にしながら生きていかなければならないため心から充実した人生を送ることは困難になってしまいます。「人生は一度きり」ですから、後悔のないように素直でまっすぐな生き方をしたいものですよね。

心の闇が深いことは何も悪いことではありません。ですが、共通するポイントに気を付けてみれば人間関係の築き方やあなた自身の生き方が変わってくる可能性もあります。そこで今回は、心の闇が深い人に共通する特徴についてお伝えします。

いつもニコニコしている

意外に思われるかもしれませんが、心の闇が深い人ほどいつもニコニコしています。理由は「今以上傷つきたくないから」です。ニコニコしていれば大抵のトラブルは回避できますし、少なくとも相手に悪印象を与えることはありません。ですから、心の闇が深い人ほど常にニコニコと笑顔でいることが多いものです。

心の闇が深いということは過去に何かあったと考えるのが妥当です。イジメや離婚、虐待などその人の心の奥底に傷が残っており、それを今以上刺激したくないがための防衛本能として「笑顔」という手段を取っている可能性が考えられます。

事実、よく「笑顔なのに目が笑っていない」という方を見かけたことがおありのかたもいらっしゃるでしょう。そういった方は「とりあえず笑っておけばこの場はしのげる」と考えている傾向が強いです。

もちろん、自然にいつもニコニコしているに越したことはありません。が、心の闇が深い人ほど理不尽なことや辛いことがあってもニコニコしているケースが多いということを心に留めておいてくださいね。

 

謙遜しすぎる

日本において多少の謙遜は美徳とされています。しかし、心の闇が深い人は謙遜が過ぎる傾向にあります

例えば新しいお洋服を着て出社された際などに「その服、新しいの?似合ってるね!」などと気軽に声をかけたとします。そんな時に「いえ、これはたまたま安かったので買っただけで私なんかが着るより〇〇さんが着た方が・・・」などと異常に謙遜するのも心の闇が深い人の共通点です。

心の闇が深い人は自己肯定力が弱い傾向にあります。ですから、他人にいくら褒められようともその言葉の裏を探ってしまうのです。先述したようなケースだと、あなたは純粋に「似合っていて素敵」と思って声をかけたとしても、心の闇が深い人には「あんたなんかにそんな服、似合わないわよ」と嫌味を言われているのではないかと深読みをしてしまうのです。

確かに謙遜は美徳です。ですが、行き過ぎた謙遜や誉め言葉に長々と言い訳をするような方は心の闇が深い人の可能性が高いでしょう。

 

些細なことをいつまでも覚えている

先述したように心の闇が深い人は無意識にでも言葉の裏を探ってしまう傾向にあります。そして、悪い方へと勝手に想像が膨らんでしまい「あの時自分がああしなければ・・・」と自己嫌悪に陥ることもしばしばあるのです。普段の何気ない会話の中でも、その傾向を発見することは容易です。

例えば、休憩時間などにみんなでおしゃべりをしていた場合、何となく会話が止まってしまうことってありますよね。心の闇が深い人は自分の発言で会話が止まってしまった時、非常に恐怖を感じる傾向にあります。「何か雰囲気を壊すことを言ってしまったのではないか」「不快な発言をしたのではないか」と自分の中で悶々と悩んでしまう方が多いようにお見受けします。

普通の人から見ればただの「会話の区切り」に過ぎずとも、心の闇が深い人は「自分のせいで・・・」と気に病んでしまう人が多いもの。ですから、些細なことをいつまでも覚えている方が多いのです。

 

他者の評価を異常に気にする

心の闇が深い人の最たる特徴は「第三者の評価を異常に気にする」ことです。普通の人は他人から少々どう思われても構わない、とどっしり構えている部分があるのではないでしょうか。それはご自身に自信があったり、癒してくれる家族や恋人などの逃げ場があることで「ちょっとくらい嫌われても大丈夫」という安息感を得られるためです。

もちろん、普通の方でも他人の評価は気になるもの。ですが、心の闇が深い人は本当に異常なほど他人の評価を気にします。まずは「他人に不快な思いをさせていないか」、次に「自分は嫌われていないか」最後に「自分は必要とされているか」という基準で評価を捉え、少しでも曖昧な部分があれば悪い方へ悪い方へと被害妄想を走らせてしまう方が多いです。

他者の評価は不安定で身勝手なもの。ですが心の闇が深い人にとっては他者の評価は自身の存在意義と同じくらい大切なものになってしまいます。あまりにも人の顔色を窺ったり、評価を上げようと躍起になっている方がいらっしゃったら、その人は心の闇が深い可能性が高いと言えるでしょう。

 

話が頭に入らない

心の闇が深い人は自分の中で物事を自己完結してしまいがちです。先述したことの総括ですが、些細なことをいつまでも覚えており、他者からの評価を異常に気にし、相手を不快にさせないと努めるあまりに目の前にある大切なことを見失ってしまっている方が多いのです。

例えば、会議中などに先述した「心の闇が深い人の発言で会話が途切れる」という現象が起こってしまった時、心の闇が深い人は「何がいけなかったのだろう」と悪い妄想が頭の中を占めてしまいます。結果、会議の内容などが頭に入らないということが起こり得るのです。

もしあなたの周りでいつも疲れ気味であまり話を聞いていないように感じる・・・という方がいらっしゃれば、何か心に闇を抱えているのかも知れません。距離を詰めたいと思うなら、寄り添ってお話しを聞いてあげてください。

 

さて、心の闇が深い人の共通点、少しでも心の隅に留めておいていただけると幸いです。心の闇が深い人は生きていくのが普通の人よりもとても困難です。常に他者の目線を気にし、言いたいことも言えず心の中の傷を誰にも悟られないよう隠しながら生きていかなければなりません。もしあなたがそういった方に遭遇したら、優しく寄り添ってあげてください。

また、あなた自身に思い当たる節があるのでしたら、ぜひ改善する方向へ持っていくことをおすすめします。「心の闇が深い」と言うとなんだか中二病のような気もしますが、心の中にいつまでもトラウマや傷ついた過去を隠し持っていることは健全な精神とは呼べません。辛い思い出は思い出としてちゃんと昇華したり、トラウマがあるなら心療内科などの専門機関を頼ったりするのも手です。

心の闇が深い人は、本当は助けて欲しいけれど自分からは言い出しませんし、心の闇が深い気配すらさせない人も多くいらっしゃいます。誰もが素直にまっすぐ生きていける世の中になるよう、ちょっとだけ相手を思いやる心が持てると素敵ですよね。

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