仲の良い友人からスピーチを頼まれたけど、どうやって作成すればいいか分からない!と戸惑っている人のための結婚式で大歓迎される友人スピーチの作成テクニックを7つご紹介します。
友人スピーチははじめての人にとってはとても難しいものに感じてしまうかもしれません。しかし、基本を押さえていれば案外簡単なものです。上手いこと言おうとか、面白いものにしようとかしなくたっていいんです。
大切なのは祝福の気持ちを伝え、友人の人となりをみんなに紹介すること。結婚とは新しい家族が増えることとも言えます。そんな友人に素敵なはなむけとなるといいですね。
忌み言葉を知ろう!
友人スピーチでとりあえず押さえておきたいのは「忌み言葉」です。縁起の悪い言葉を忌み言葉といい、スピーチでは避ける必要があります。例えば「別れる」「切れる」「壊れる」などです。
神経質になる必要はありません。常識的な範囲で縁起が悪いものを避けるだけで十分です。それ以外にも、子供を作ることを促すような言葉は一歩間違えばいい印象を与えないので敏感な話題は避けるようにしましょう。
文例集は見ちゃダメ!?
本やネットなど、たくさんの友人スピーチの文例集があります。しかし、普段あまり作文をする機会のない人が、自分の言葉で作る前に見てしまうとよくありません。
その文例集たちに引きずられ、自分の言葉ではない硬いスピーチになってしまい、何が言いたいのか伝わりづらいものになってしまう恐れがあります。友人スピーチというものはそんなに硬くある必要はありません。
自分の言葉で伝わりやすいスピーチの方が喜んでもらえるに決まっているのです。しかし、まったく何も参考にしないというのも難しいです。文例集は参考程度と思っておきましょう。
スピーチの基本の型を知ろう
友人スピーチの基本の型は、起承転結ならぬ「起エピエピ結」です。起は挨拶です。お祝いの言葉と友人との関係性などで自己紹介をします。そして、エピエピでエピソードを二つほど。
新郎が友人ならその人となりが表現できるようなものを選びましょう。新郎新婦の仲良しエピソードやお惚気エピソードなどもいいですね。そして結で締めの言葉です。
最後に改めてお祝いの言葉と招いてくれた感謝の言葉などで締めるといいでしょう。この基本の型でいけば特に難しくはないと思います。何事も型は重要です。難しいことはしなくたっていいスピーチはできるんです。
新婦の親戚に向けて話すつもりで書こう
新婦の親戚は友人にとってはじめましてのことも多いです。だから「披露宴」と言うのです。新郎は自分の親戚や友人に新婦を披露し、同じように新婦も披露するのです。
では、友人スピーチを任された自分の役割はというと、その人たちに友人としての目で人となりを紹介することです。ついつい友人スピーチとなると、内輪の話で新郎新婦に向けてだけで話してしまいがちです。
そこで、スピーチ作成の段階から親戚に向けて分かりやすく伝える感覚を持ちましょう。そうすればきっと伝わりやすいスピーチになるはずです。
具体的なエピソードで人間性を語ろう
友人スピーチにおいて、一番の要はエピソードです。語るエピソードがその友人の性格を知れるものであることが重要です。「頭が良くて成績は上位でした」だけじゃただの思い出です。
しかし、そこから一歩進めて「昔からいつも努力をしていて、真剣に将来を考える人でした」と続けたらどうでしょう?更に「自分の将来のために、目の前にあることを真剣に取り組む姿勢を新郎から学びました」と続ければ新郎の丁寧に取り組む実直な人柄を分かってもらえるはずです。
更にそれぞれにそれを感じた小さなエピソードをつければ完璧です。エピソードから新郎に感じた優しさや真面目さ、強さを紹介すればいいのです。発言や行動などで印象に残っている具体的なエピソードをもとに人間性を語りましょう。
音読して時間を測ろう
スピーチは長さも重要ですよね。だいたい3分から5分程度が適切な長さと言われています。自分が書いたスピーチがどの程度か、実際にストップウォッチやスマホのアプリなどを使って測ってみましょう。
ついでに、自分の言いにくい言葉はないかチェックしましょう。発音しにくい言葉もそれぞれあると思うので、言いにくいものは何か言い換えられる言葉はないか考え直しましょう。
誰かにスピーチを見てもらおう
親、友人、上司など、誰か頼れる人に原稿を見てもらいましょう。もちろん、スピーチを実際に読んでみてもらえればなお良しです。自分では気づけないことも誰かに見てもらうことで気づくことができるかもしれません。
ちょっと恥ずかしいかもしれないですが、他人の目が入るだけで失敗は減りますので、原稿を見てもらうだけでも誰かに頼んでみましょう。
大切な友人の結婚式。素敵な友人スピーチにしたいものですよね。大切なのは、自分が上手いスピーチをすることではありません。友人に、新婦に、親族に、喜んでもらえるようなスピーチをすることです。
面白いことを言う必要もないし、印象に残るようなすごいスピーチをする必要もありません。心をこめて、友人のいいところを、まだ知り合ったばかりの親族に紹介できれば十分なのです。
きっと心を込めてスピーチ制作にあたれば、いいものができます。7つの作成テクニックを駆使して、味わい深いスピーチを作って、友人スピーチを成功させましょう!
まとめ
結婚式で大歓迎される友人スピーチ7つの作成テクニック
・ 忌み言葉を知ろう!
・ 文例集は見ちゃダメ!?
・ スピーチの基本の型を知ろう
・ 新婦の親戚に向けて話すつもりで書こう
・ 具体的なエピソードで人間性を語ろう
・ 音読して時間を測ろう
・ 誰かにスピーチを見てもらおう
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