空元気に注意して、自分と周囲の健康を保つ7つの方法


疲れている時こそ元気を出して!なんて言葉をよく耳にしますよね。本当はそんな元気はないのに無理矢理ハイテンションな空気を作ったり、妙に浮き足立つ雰囲気にしたり、、、。

空元気も元気のうちだからとりあえず元気なフリをしようと頑張ってしまうそこのあなた、注意が必要ですよ!空元気は時に逆効果となり、悪循環な状況を作り出してしまうこともあるんです。

そこで今日は空元気に注意して、自分と周囲の健康を保つコツについてお伝えします。あなたや周囲の同僚、友人が心の病気になってしまわないよう、まずは身近なことから始めてみましょう。

お誘いは無理せず断ろう

仕事の後の飲み会やカラオケ、疲れているのは自分だけじゃないし、せっかく誘われたのになんだか断るのも申し訳ない、、、と迷うことはないですか?断るほどの理由もないからととりあえず参加してみたものの、楽しくても楽しくなくても疲労感は増える一方ということも。疲れている時は勇気を出して断りましょう。

思考回路が低下している時に無理にコミュニケーションを取ろうとすると、オウム返しや作り笑いが増え、相手への対応が適当になってしまいます。気疲れは余計に疲れを増やしたり、失言の元にもなるので、無理な参加は禁物です。

断る際には「今の仕事が一段落したら今度の飲み会は参加するよ」「今度三連休があるから、その直前の金曜日にしない?」などなど、ゆとりができたら参加したいということを周囲に言ってみましょう。周囲の人達も日程を見合わせたり、こういった会合はゆとりのある時にしようといった認識が徐々に出来てくる良い機会にもなります。

 

愚痴を言い合う日を月に一度作ろう

愚痴は言わないに越したことはありませんが、度が過ぎるとストレス発散の場がなくなってしまったり、辛いのは自分だけなのかもしれないと思い、周りの状況が見えなくなってしまうことがあります。

飲み会の席をわざわざ設けなくても、ランチの時や退社時の駅までの道のりなどで「しんどい」「疲れた」と誰かに言い、こちらの感情をわかってもらうだけで楽になることもあります。

じっくりと言い合うことが必要な時もありますが、あまり長い時間延々と愚痴ばかり言い合うと今度はネガティブ思考になってしまいますので、あえて限られた時間にし、話しの内容を引っ張らないことも大事です。

 

アルコールはほどほどに

飲み会の席でもそうですが、プライベートで飲む時にも深酒にならないように気を付けましょう。アルコールを摂取すると身体は疲れているのに気分は元気になるという、まさに空元気な状態を作り出します。

これは良い面もありますが、あまり続くと心と身体のバランスが崩れてしまい、病気に繋がることもあります。身体を癒やすには「疲れている」と自覚することが大事なのに、アルコールでうやむやになってしまうと癒やす機会を失うことになります。

特に一人で飲むよりも誰かと一緒に飲む場合はペースが早くなったり自分をコントロールすることが難しくなるので、疲れている時こそお酒は気を付けましょう。

 

SNSを一時休止

フェイスブックやツイッターを見ると周囲の生活が充実していて焦ってしまったり、「イイね!」やリツイートを増やしたくて頑張ってしまうことはないですか?たまには思い切ってSNSを遮断した日常を過ごすのも悪くないものです。

周囲の目や見栄や虚栄から解放され、ありのままの自分と向き合うチャンスにもなります。1日や2日、SNSを見なくても特に支障はないんだなということがわかると気持ちもとても楽になります。

 

時には一人になることも大事

SNSやスマホのなかった時代を思い返してみると、自分一人の時間が結構あったと思いませんか?現代は昼も夜も誰かと繋がっていて、夜でも休日でも誰かと簡単に会うことができます。こんな状況に慣れているせいか、一人で過ごす時は何をしたらいいのかわからない、、、と思ってしまう人も多いかと思いますが、あえて何もしない一人の時間を楽しんでみましょう。

一人ですから空元気を出す必要もありません。他人のことを忘れて本や映画に夢中になる時間はとても有意義ですし、心のままに感情を出したり涙を流すことは心を癒やすのにとても大事なことです。

 

たっぷり睡眠をとる

疲労を取るのになんといっても一番効果的なのはとにかく睡眠をしっかり取ることです。周囲の人達から「昨日3時間しか寝てない」「最近寝不足で」なんて聞くと、ついつい影響されてしまいがちです。夜になって少し眠くてもなんだか時間が勿体ないような気がしてつい遅くまで起きてしまうことも。

ですが寝不足で良いことは何もありません。体内のホルモンバランスが崩れたり、興奮状態になって判断力が鈍ったり、仕事でもミスが増えたりします。そして残業が増えて、、、という状況では疲れもとれません。寝られる時はとにかく寝て、身体を休めましょう。また、きちんと睡眠をとっても「たくさん寝た」とはなんとなく言いづらい状況の時もありますよね。

そんな時にも「昨日たくさん寝たからスッキリした」などと同僚に話すことで、周囲に「自分も今日は早くに寝よう」という意識付けをすることもできます。寝不足が当たり前、残業が当たり前、という空気を壊すことも時には重要なことです。

 

無理に笑顔を作らない

笑顔でいることはとても素敵なことですが、いつでもどんな時でも笑顔というのは精神的にはあまり良くありません。作り笑いは疲労をため込みます。作り笑いが習慣になっている人は本人に疲労の自覚がなく、うつ病にも繋がりやすいです。疲れている時は無理に笑う必要はありません。

周囲の人にも疲労が気付かれにくいので、大変な仕事を任されたり、元気そうに見えるのに仕事の能率が悪いという印象を与えてしまったりと、あまり良いことがありませんから、疲れている時は表情を隠す必要はありませんし、無理に笑顔になる必要はありません。

 

さて、空元気に注意して、自分と周囲の健康を保つコツをお話しました。空元気が絶対にいけないというわけではなく、時には空元気が必要な時もあります。ですが、「みんな頑張っているから自分も、、、」という思考が癖になると、疲労やストレスの発散場所がなくなってしまいます。

後々身体への大きな負担となることもありますから、無理に頑張ろうとせず、自然体でいられるよう心がけましょう。周囲の「頑張らなきゃいけない」という空気を壊して、まずは疲れと向き合うことから始めましょう。

まとめ

空元気に注意して、自分と周囲の健康を保つ為に

・お誘いは無理せず断ろう
・愚痴を言い合う日を月に一度作ろう
・アルコールはほどほどに
・SNSを一時休止
・時には一人になることも大事
・たっぷり睡眠をとる
・無理に笑顔を作らない

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