やる気あふれるチームづくりのグループ活性術

やる気にあふれるチームをつくる5つのグループ活性術
やる気のあるなしに関わらず、会社で業務を行っている以上は、チームを組んでプロジェクトに当たらなくてはならないケースも当然出てきますよね。

やる気がない人のモチベーションを上げるのも大事ですが、同時に、やる気がありすぎる人が暴走しないようセーブするのもチームリーダーとしての仕事となります。しかし間違った指導や言葉がけでは、かえってチームの指揮を下げることにもなりかねません。

善意で声をかけた「親睦を深めるために飲みに行こう!」というのも、現代の若者にとってはただの時間のムダ・迷惑になってしまうこともあるのです。

そこで今回は、みんなが一定にモチベーションを保ち、長くやる気を引き出していくために心がけたい方法についてお伝えします。

メンバーの特性を見極めましょう

やる気を引き出す云々の前に、まずコレができていなくては話になりません。人間誰にも長所と短所があります。そして(言い方は悪いですが)使い道があるものです。組んだ相手をリサーチしてみましょう。

「○○は苦手だけれど、××は得意」「△△のような言われ方に対して反発する傾向がある」など、相手をよく知ることで、チームを動かすための傾向が見えてきます。

同時に、自分のこともある程度知ってもらわねばなりません……といっても、勘違いしないでいただきたいのは「あけすけにあなたのプライバシーをさらけ出せ」というのではありません。

要は「私はあなたの敵ではありませんよ」ということを相手に理解してもらわねばならないということ。

最初は誰もが警戒して当然なのです。時間が解決してくれる部分がありますから、まずは焦らず相互理解を深めていくことが、それぞれのやる気を引き出すための最重要事項となることを覚えておきましょう。

 

メンバーの達成動機を把握しておきましょう

「目標に向かうやる気」のことを「達成動機」と言いますが、グループ全体のやる気を向上させるには、メンバー1人1人の達成動機を正しく把握しておく必要があります。単純に言うなら「その人がこなせるちょうどいい目標を設定する」ということになりますね。

この部分を正しく理解しておかないと、能力のある人にやりがいのない仕事を振ってしまったり、向いていない人にプレッシャーになる仕事を与えてしまったりといった采配ミスから、全体の士気をさげてしまいかねません。

人間誰もが「失敗するかもしれないが成功するかもしれない」仕事を「自分の力で成功させた」と感じた時、大きな達成感を感じるものです。

実力を見極めつつ、成功体験を重ねるように仕向けて相手に自信を与える。反面、自信過剰で暴走しそうになる時は、冷静になるよういさめる。この繰り返しが、ひいてはチームのやる気を引き出すカギになります。

 

最重要事項は「失敗を恐れることなく取り組めるシステム」です

やる気が出るか否かはひとえに「失敗を恐れる気持ちをどれだけカバーできるか」にかかっています。

やる気はあっても失敗への不安から消極的になってしまったり、逆にプライドを守るためにあえて難易度の高い、分不相応な仕事に挑戦して「できなかったこと」に対する理由を用意したり……人間の防衛本能は、様々な形で表面化します。

一見やる気のない態度を見せていたり、自信過剰に見えたりする人の深層心理を見抜きましょう。そのうえで、事前に「チャレンジする姿勢を前向きに評価するよ」と意思を通達しておくこと。

それから、万が一失敗してもその失敗を責めるのではなく「次へのステップ」として扱うこと・実際に失敗を活かすこと。

「受け皿がある・機能する」のだとわかれば、人間失敗を必要以上に恐れずに、目的に向かって力を発揮しようとするものです。安心して取り組める土台(システム)を用意し、明確にしてあげましょう。

 

正しくほめましょう

人間ほめられればやる気が出るもの、ではありますが、ただやみくもにほめたところで響きません。やる気を引き出そうと思うのなら「正しくほめましょう」。

1.日頃からしっかりと相手を見る自分の仕事ぶりを見て、評価してくれる人がいるとわかると相手のモチベーションは上がります。良いと思ったプロセスや長所、前向きな姿勢や努力、苦手な分野を克服した時などに「具体的に」ほめるように心がけましょう。

2.人を介してほめる人間はその人に直接ほめられるより、第三者の耳を介して伝わった言葉をより信じる傾向があります。

「○○さんがこう言ってほめていたよ」と言うことで、直接ほめるよりもモチベーションアップにつなげられます。反面、「大勢の人の前でほめるのは、メリットデメリット併せ持つ」ということを覚えておきましょう。

大勢の前でほめられるのは悪い気はしないものですが、その人を取り巻く人間関係によっては、大々的にほめられたことで周囲のやっかみを買ってしまい、かえって追い込まれてしまうこともあるのです。チームの雰囲気にあったほめ方を心がけてください。

 

正しく叱りましょう

やる気をあげるためには、ほめてばかりではいけません。当然不適切な態度や物事があった場合は「正しく叱る」ことが大切です。

1.状況に応じて、その場で叱る

例えば

・重要な案件を報告し忘れたせいで、先方に迷惑をかけた
・勝手な言動がトラブルを招いた

といった、対応に緊急性を要する場合はその場で叱りましょう。

あとからねちねち言ったところで「その場で言ってよ」と反感を買うのは必至です。その時は「短く強めにその場で叱る→トラブル対応→事態を収拾させてから改めて話をする」で充分。

まずは「自分の言動はまずかったんだ」という意識を植え付けるだけにしておき、落ち着いてから、冷静に問題点を反省させていきましょう。

緊急性を要しない場合は、人目につかないところで、問題点についてのみ叱るようにします。間違っても人格否定・批判などをしないように!著しくやる気を削ぐ結果しか生まれませんよ。

2.あいまいな叱り方をしない

ミスに対し「どうしてそんなことをしたんだ」「なんでいつまでもわからないんだ」と言ってしまいがちですが、これは意味がありません。

たいていの人は言い訳を考えるかだんまりを決め込みますし、アスペルガー症候群など、ADHDを抱えている人は「なんでなんだろう」で思考がループするため全くもって問題が解決しないのです。

・どうしたら次は同じ間違いを繰り返さないようになるか・そのためになにをするべきかを考えさせるように話を持っていきましょう。

また、自分で考える能力に欠けているなと思う人には

・○○をこなしたら、××にうつろう
・この時間帯になったら△△をしてください
・ただし、臨機応変があるので迷ったらすぐに誰かに聞いてください

といったように、具体的な時間の目安や指示を与えるようにします。

やってはいけないのが「よってたかって責めること」「人前で見せしめのように叱ること」。注意すべき点は「叱った後の言動を見て、ちゃんと本人のなかで消化できているのかを確認すること」です。

 

このようにチームのやる気をつぶさず、うまい方向に活かしていくにも試行錯誤を繰り返す必要があります。スタンドプレーでいいならともかく、そうもいかないのがチームの難しいところです。

しかし、だからこそまとまって1つのことを成し遂げた時の達成感は何にも代えがたいものですよね。人間は「自分をしっかりと注目してくれている」+「信用されている」と感じるとやる気を出します。

あなた自身が相手をよく見て理解して、そのうえで任せるようにならなければ、誰もついてきません。なにより、相手もあなたを見ています。口先だけにならないよう、まずはあなた自身が仕事への姿勢やノウハウを、態度で示していくことを忘れないようにしてください。

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