会社を辞めるかどうか迷った時のチェックポイント

会社を辞めるかどうか迷った時のチェックポイント
会社を辞めるか悩むことは誰にでもありますよね。仕事で失敗をした時や上司や先輩に怒られた時に落ち込んで会社を辞めたいと思うこともあれば、嫌なことはないけれども他にやりたいことができたり自分の実力をもっとレベルの高い環境で試したいと思うこともあります。

仕事が楽しくてしているという人もいますが、一般的には仕事はお金を稼いで生活をするためにしている人が多いですから、嫌な事もあれば不満はつきものです。そのため、会社を辞める決断を早々に決めてしまうと、あとで「会社を辞めたのは間違いだった」と後悔することにもつながりやすいのです。

しかし、一度「辞めたい」と思ったら会社を辞めることがベストな選択肢なんだと思い込みがちです。そこで今回は、会社を辞めるかどうか迷った時にチェックすべきポイントをお伝えします。

問題は解決できないのか

会社で嫌なことがあると仕事に行きたくなくなりますよね。上司にパワハラを受けていたり、同僚のことが嫌いだったり、仕事の量がたくさんありあすぎて嫌になったり、会社が嫌だと思う理由は様々あります。

しかし、ただ現状が嫌だと思っていることを理由に会社を辞める決断をしてしまうのは時期尚早です。自分が嫌だと思っている問題が本当に解決できない問題なのかを今一度考えましょう。上司や担当の窓口に相談すれば解決の糸口があるかもしれないのであれば、会社を辞めるのではなく抱えている問題の根本解決を目指しましょう。

 

自分の未来を思い描く

会社に入社したての時や異動したての時には環境に慣れずにストレスがたまることがあります。若手社員の時には上から指示されることが多くやりがいを感じられないかもしれません。しかし、ある一定の年月や経験を積むとそのストレスを乗り越えて職場での居心地は良くなっていくこともあります。

ですから、今の会社で自分の未来を思い描いた時にどんな10年後、20年後の自分になっているかをよく考えることは大切です。今、会社を辞めることが本当に正しい選択なのか、広い視野で考えることができます。

 

メリット、デメリットのリストアップ

恋愛でもそうですが、判断に迷った時には、物事のよい面と悪い面を箇条書きにしてみましょう。自分に自信がある人ほど「会社を辞める」と一度決断するとその判断が正しいと思い込みがちです。

しかし、会社を辞めることによって得られるメリットとデメリットをすべて書き出してみると、客観的な判断ができるようになり、会社を辞めずに続けた方が将来的には自分にとってよいのかもしれないと気づくこともあります。自分自身が冷静になるためにも箇条書きのリスト作成は有効です。

 

仕事が好きかを考える

取引先のお客様に怒られたり、失敗が続いたりすると自分がこの仕事に向いていないのではないかと不安になったり、こんな仕事嫌いだと思ってしまいますよね。しかし、どんなに好きなことでもうまくいかないことがあると嫌になるものです。

スポーツや部活でも試合で負けると悔しい、うまくいかないと辞めたいと思ってしまいますが、それは一時的な場合もあります。仕事も同じで、この仕事に向いていないから会社を辞めるんだと思うこともあるかもしれませんが、後で後悔をしないように、本当にこの仕事のことが嫌いなのかを冷静に考えることは大切なのです。

 

憧れの先輩がいるかどうか

「このまま仕事を続けていてもこの先どうなるかわからない」と将来に不安を感じて会社を辞めると思っている人は、自分の将来を具体的に予想してみましょう。とは言っても、そんなことできないという人が多いですよね。そこでおすすめなのが、憧れる先輩がいるかをチェックすることです。

今の会社に憧れる先輩がまったくいないのであれば、このままその会社にいても自分が満足できるような将来はない可能性もあります。しかし、憧れの先輩がいるのであれば、その人のようになることを目標に会社を辞めずに努力をするという選択肢も増えます。

 

給与面での不満があるか

会社を辞めるかどうか迷っているという人の中には、仕事や人間関係には満足しているものの給与面に不満があるという人もいますよね。このようなケースでは、会社での居心地がよいためなかなか会社を辞める踏ん切りがつかずに結局居続けて、後々後悔する恐れもあります。

お金だけが大事ではないですが、とは言え、お金は大事なものです。生きていくにはお金が必要ですし、生活を充実させるためにもお金は必要です。40代、50代と年齢を重ねるごとに会社や業界によって給与の水準は大きく開いてきますから、給与面に不満があるなら、後から後悔をしないように転職を検討することも必要です。

 

さて、会社を辞めるということは、日本ではまだネガティブに捉えられることが多くあります。かつて日本は終身雇用、年功序列ということが当たり前でしたから、会社を辞めると言ったら親や上司には「我慢が足りない」などと責められることもあるかもしれません。

しかし、欧米では、スキルが高い人材がより良い条件の職場環境を求めて転職をするのは当たり前ですし、自己啓発のために会社を辞めて何かを学ぶ期間をとるのも普通のことですから、会社を辞めること自体に後ろめたさを感じる必要はないでしょう。とは言え、逃げの退職は良くありません。

本当に自分にとって会社を辞めることがベストな選択なのかを退職願を出す前に考えることが必要です。今回お伝えしたようなチェックポイントを参考に冷静な判断をして、後で後悔しない人生にしましょう。

コメントをお書きください

タイトルとURLをコピーしました