会社を辞めたいと考える人の3つのタイプ

会社を辞めたいと考える人の3つのタイプ
会社を辞めたいと考える人と、辞めずに一つの会社で長く働く人、その違いは何なのでしょうか。転職することはマイナスばかりではありません。ステップアップのための転職や、生活スタイルの変化に伴う転職など前向きな転職なら全く問題ありません。

しかし、中には転職しても、またすぐ会社を辞めたいと言い出し、転職を繰り返してしまう人もいますよね。転職して新しい会社に行けば、その会社ではまたゼロからの出発になるわけです。同い年の社員でも、その会社で10年務めた人と、転職してきて3年目の人とではお給料が全く違ってくるのです。

今日は、会社を辞めたいと考える人の3つのタイプについてお伝えします。今、会社を辞めたいと考えているあなた、その転職が自分にとってプラスの転職なのか、マイナスの転職なのか考えてみましょう。

自分の権利ばかりを主張するタイプは、どこに行っても浮いてしまいます

誰だって有給は自由に取りたいですし、お昼休憩は1時間しっかり取りたいと考えるでしょう。有給も休憩も労働者に与えられた権利です。しかし、会社の状況や雰囲気を無視して自分の権利ばかり主張する人は、周りから浮いてしまいます。

例えば、会社の慣例で就業時間の15分前には出社し、机の周りを掃除するという会社で、「その15分は賃金が出ないので私は参加しません」と言ったとしたらどうでしょうか。確かに、あなたの意見は正しいです。就業時間の15分前に出社して掃除するのは、賃金が出ないのですから会社が強制する訳にはいきません。

しかし、一人だけ不参加だったら、周りの人間は面白くないですよね。掃除と直接関係ない、仕事であなたがミスをしたとき、他の人よりアタリが強くなることは覚悟しなければなりません。特にあなたがまだ仕事で活躍できない新人だったら尚更です。

このタイプの人は少しずつ少しずつ会社に自分の居場所がなくなり、結果、会社を辞めたいと言い出すことになります。

 

隣の芝生は青く見えてしまうタイプは一生隣の芝生を羨ましがることになります

友人の会話などで他の会社の話になった時に、自分の会社とは違って魅力的に見えたりしますよね。上司が理想的な人だったり、残業が少なかったり、福利厚生の内容が魅力的だったり。

友人の話を聞いていると自分の会社が嫌になって会社を辞めたいと考えるかもしれません。しかし、会社は仕事をしに行くところです。遊びに行くわけではないのですから完璧な会社などないのです。

上司が理想的な会社だけれども、残業が多いのかもしれませんし、残業が少ない会社だけれども、お給料も少ないのかもしれません。それに、友人にとっては快適な会社であっても、あなたにとっても快適な会社とは限らないですね。

自分が今の現状に満足していないと、余計に隣の芝生は青く見えます。しかし、自分の芝生の良いところを探してみたり、自分の芝生が青くなるよう努力もせずに隣の芝生ばかり羨ましがっていては、他の会社が魅力的に見えて会社を辞めたいの繰り返しであることに気づきましょう。

 

コミュニケーションが苦手な人はどこの会社でも努力が必要です

「コミュ障」なんて言葉があるくらい、今は自分のコミュニケーション能力に自信がない人が増えています。学生の頃は、他人と話すのが苦手だったら話さずにいることもできましたが、社会人になったらそうはいきません。他人との会話が苦手だからと、接客ではない裏方の仕事を選んだとしてもスタッフ同士のコミュニケーションは必要になってきます。

何かのコミュニケーションでつまづく度に会社を辞めたいと感じていては、いつまでたっても一つの会社で長く働くことはできません。自分は「コミュ障」だからと悲観的になることはありません。あなた以外にも自分を「コミュ障」と感じている人は多いのです。無理しなくて構いません。

会社を辞めたいと考える前に、他人とコミュニケーションをとる努力をしてみましょう。まずは朝の爽やかな挨拶と、帰りの「お疲れさま」から始めてみませんか。

 

以上、会社を辞めたいと考える人の3つのタイプについてお伝えしました。大事なのは、どこにも理想通りの完璧な会社は存在しないことに気づき、自分が今いる環境で努力してみることです。

しかし、世の中には「ブラック企業」と呼ばれる危ない会社も存在します。会社を辞めたいと考えたら、まず友人や家族に今の会社のどこが嫌で辞めたいのか相談してみるのも一つの手ですよ。友人や家族が辞めるのに賛成であれば、今の会社にしがみつくことなく次の会社を探すことの方が良いかもしれません。

逆に、友人や家族に相談してみて「そんなものは、どこの会社でもあることだよ」と言われるようであれば、もう少し今の会社で頑張ってみた方が良いでしょう。転職には自分の意志と客観的な判断が必要ですからね。

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