「最近、仕事の調子どう?」友人や身内からのそんな質問が怖いと感じる。そんなあなたは注目です。愚痴やぼやきもたまにはありかもしれませんが、職場を覆ったマンネリムードに正直辟易している人も多いはず。その原因は何でしょう?
上司のエゴ、プロ意識の欠如、お互いの協調性のなさ、先延ばし癖、健康への意識の低さなんていうことも考えられます。だからといって何もしないのでは何も変わらないのです!ポジティブなムードは伝染します。あなたが職場のポジティブな発信源となって意識改革を進めましょう。今日はネガティブな職場の空気を変える、意識改革のテクニックを7つ紹介します。
やりたくないことから始める
誰だってその日のスケジュールのなかに苦手なタスクがある日には出勤することすら億劫で気持ちが沈みがちです。そんな精神状態ではたとえ得意な仕事に取りかかったとしてもあなた本来の実力は発揮されないでしょう。
だったら、苦手なタスクは疲れもなく、活力のある朝一番にやっつけてしまいましょう。朝一番なら普段効率のあがらないタスクも案外あっさり片付くかもしれません。そうして精神的にも落ち着いた状態で得意の仕事を進めれば生産性もあがり、最高のパフォーマンスを発揮できるというものです。
スケジュールを立てる
スケジューリングの大切さは仕事の基本のキ、と言えるはずですが、案外おろそかな人も多いのではないでしょうか。今日一日を全体に俯瞰して、やるべきことを客観的に把握しないでいきなりタスクの波に飛び込んでしまう。
そんなことを毎日繰り返していてはあなたの仕事人生がどこへ流れ着くのか解ったものではありません。やるべきことを整理し、自分の能力を最大限発揮できるようにしましょう。ただし、そこに食事や急速の時間を織り込むことを忘れないでください。
笑顔でいる
心理学的にも笑顔でいると注意力が高まり、複雑な問題を解決する能力が高まります。また、笑顔でいることが自分の精神に作用して気分が良くなります。そう、「気分が良いから笑顔になる」のではなく「笑顔でいるから気分が良くなる」のです。
「作り笑いを保つのがストレスになる」と言う人もいるでしょう。確かに「作った」笑顔を保つのは苦痛でもあり、それが仕事に対するネガティブな感情を生むことすらあります。
できるだけ楽しいこと(リゾートでくつろいだ思い出、子供やパートナーとの楽しかった出来事など)を思い浮かべるようにして、自然な笑顔がこぼれるような気持ちでいると、いつもの仕事や人間関係にも良い作用があるはずです。
リセットする
面倒な仕事に取りかかろうとした時に、仕事場の片付けから始めなければいけないとしたらどうでしょう?きっとさらにモチベーションが下がってしまって、いつもの先延ばしの悪い癖に捕われてしまうのではありませんか?
そんなパターンにはまらないために身につけたいのは「リセット習慣」です。やることは単純。一つのタスクを終えたら、その場をタスクを始める前の状態に戻す。ということです。そうすることで次回新しい仕事に取りかかる時に抵抗なく始めることができます。
目標を紙に書く
「向上したいですか?」と聞かれれば、誰もが「もちろん」と答えるでしょう。では、「向上とはどういうことですか?」と聞かれて、具体的に答えられる人はどのぐらいいるでしょうか?
経済的に、社会的に、ワークライフバランスの面でなど、「今より望ましい状態」をイメージするのは誰でもできますが、では現在の状態をどうやって目指す状態へ変えていくのか、その道筋について考えてみたことのある人は少ないでしょう。
普段ぼんやりとしたイメージでしかない将来の目標を文字として紙に記してみることには、思いがけない力があります。目に見える形になると、それは日常のあらゆる場面で行動の指針となります。
全ての些細な選択に自分なりの根拠が生まれます。そうした小さな変化の積み重ねが、いずれあなたの人生の進む方向を大きく変える力になるのです。
12時までには寝る
多くの成功者が早朝から仕事をしています。朝が人間にとって最もクリエイティブなことを彼らは知っているからです。上手に質の高い睡眠が大切なことは誰もが知っていることですが、実際、それも難しいことです。
ただ、我々は朝から一定時間働いて夕方から夜に精神的、肉体的休息を取るパターンを繰り返しています。12時就寝はそのパターンのなかで充実した睡眠習慣を得る一つの限界と言えるはずです。
自分の失敗を受け入れる
プライドが高く、完璧主義者でいることが成功への条件という考えは誤りです。過去の成功者のほとんど全てが、そして私もあなたも失敗を経験しています。自分の失敗を受け入れられる人は、目の前の危機に対して鷹揚に構えることができます。
それはいい加減な気持ちで仕事をするのとは違う次元の精神状態のことです。なぜなら、そうした人たちは失敗を学びと成長のチャンスであることを知っているからです。たとえ失敗してもそこから次の成長の糧を得られれば、リターンは大きいことを知っているのです。
仕事上のスランプやマンネリ感は誰もが感じることなのです。大切なのは自分の気持ちがそれに負けて流されてしまわないこと。もう一度仕事の基本を見直して、新鮮な気持ちで仕事に向かう。誰もがその気になればできることばかりです。
「自分だけがんばったって無駄」今そう思ったあなた。その投げやりな態度こそマンネリの原因だということに気がつきましょう。求められているのは惰性で流れている現状に小さな変化を起こす勇気を持つことなのかもしれません。
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