いつもこうなってしまう、枠から一歩出られないと悩んでいませんか・同じ失敗はしたくないし、いやな思い出は消してしまいたい。その前にゲシュタルト心理学を使いトラウマや思い込み、枠を自分で取り外して心に絡まった鎖を解き放ちましょう。
この鎖のおかげで人生がうまくいかなかったり、一歩踏み出せないで泣いたりと前進できずに後ろ向きになる人は多いのです。人は無意識レベルで不完全なところを埋めようとします。そのために気づくということが起こるのです。囚われや自分の頑固な思い込み、枠に気づき鎖を外せば自由が手にできます。
引き寄せの法則も何もうまくいかないという人はこの後一歩の鎖が外れないからなのです。勇気を持ってゲシュタルト心理学で自由自在に心を使えるようになってみませんか。ここではゲシュタルト心理学を使ってわかりやすく段階を追って気づきのアプローチから過去を開放して一歩前に進むための方法をお伝えします。
ゲシュタルト心理学とは
ゲシュタルトとはドイツ語で「まとまりのある構造」「全体性」という意味があり、人の認識は意味あるまとまった方向に無意識レベルで働いている、その方向性を持つ方に導かれるという心理学です。
もっと簡単に言えば人の未完成な部分を完成させたいと働く無意識の力が全体性に向かっているということです。人には生まれながらに気づくという能力が備わっており、そのプロセス=気づきの流れを体験することを重視したのがゲシュタルト心理学です。
心理療法では未解決の悩みや問題を、再体験を通して今ここでの気づきが得られるようにしています。
心に絡まった鎖を見つめる
心に絡まった鎖を解き放つためには、ゲシュタルト心理学を使った療法が適しています。過去の記憶や体験が今の前進を阻害しているので、過去をフィードバックします。そこで重要なのは「今ここにいること」を終始意識しなければいけません。
意識とは容易に過去に戻ることができ、また同じ失敗を繰り返すからです。戻って感じるのはいいのですが今と過去は違うということを認識しなければいけません。
感情を味わう
たいへん勇気のいる作業になりますが、感情を味わいます。ゲシュタルト心理学では現実を見て感情を味わうことが必要になります。その問題が起きたとき、いやな体験、失敗したこと、恐ろしかったことはどのような状況でどう感じたかをしっかり思い出します。
ここで、そんな感情を持ってはいけないとか、自分がいやなことを考えているとか、親にしてはいけないと言われたからとせっかく湧き出た思いを打ち消してはいけません。だから、その時の素直な感情を恐れずに見る作業は一番の山場となります。
アウトプットする
感情を見たり味わったら、その通りありのまま書き出してみましょう。もちろん人に言いたくはないでしょうが、状況を書いて素直に思ったことと現れた感情を書きます。ゲシュタルト心理学ではここを恐れずにアウトプットして再確認するのが重要なのです。
書く事は全て思い浮かんだことです。状況から場面シュチエーション、そこでこう思ったとか誰が登場したなど5W1Hで書いていくとわかりやすいでしょう。
アウトプットした内容を検証しよう
書き出したことが自分の感情なのか、それともこうしなければいけない、こう思わなければいけないと思ったことなのか、きちんと検証します。人の感情はそのまま自分の感情になったと錯覚することがあります。例えば幼い頃の両親の喧嘩は父が憎かったというのはお母さんの感情かもしれず、自分は怖かっただけの場合もあるのです。
ゲシュタルト心理学では今ここにいることを常に意識してくださいというのは、「今とその時と状況が違う」ということなのです。今は目の前で喧嘩が起こってはいないのです。誰も自分にせめてはいません。じっくり検証しましょう。
第三者的に見てみよう
書いたものを見ていきます。自分のことですが今の自分のことではないので、誰かの物語的に見ていきます。その時から心も体も成長していますので今の考え方で見ていけるでしょう。ただ、そこでやってはいけないのが、戻ってああすればよかった、こうすればよかったと後悔することです。
過去には戻れませんし、そうなると意識が過去にはまって抜けなくなってしまいます。ゲシュタルト心理学では冷静にみていくことが必要です。
気づき、修正していこう
冷静に第三者的な目で見られたら、問題点もわかったと思います。そして、自分は悪くなかった、自分が間違っていたという反省もわかります。そこに縛られていたんだと気づけることでしょう。ゲシュタルト心理学ではこの気づきでは終わらないのです。さらにネガティブな見方を転換するのです。
受身から能動的にしましょう。先ほどの喧嘩なら、私は両親の喧嘩のせいで父を憎んだ→私は両親の喧嘩のせいで怯えていたが、それは親の問題だ。に転換しさらに喧嘩が嫌だったから自分はしないようにしようと自分を自立させましょう。
いつまでも両親の責任にしないでそこは学びに帰るのです。それなら自分の子供の前では喧嘩はしないで仲良くするのです。これをトラウマで残し完了させないので、自分も同じことを繰り返してしまうのです。
囚われを気づけない頑固さが、自分で自分を縛っている鎖だとわかりました。全ては自分の心しだいなのです。自分の心を変えて修正し決めたら状況はとても早く動き出すのです。気づきとはそんな素晴らしいものであり、その気づきを導き出すゲシュタルト心理学をうまく使って心を自由に解き放ちましょう。
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