今の時代、一生独身という人は珍しくなくなりましたよね。平成22年の国税調査の結果では、生涯未婚率が男性で20%、女性で10%を超えています。
生涯未婚率とは50歳までに一度も結婚したことのない人の比率のことですが、50歳を過ぎてから結婚する人は皆無ではないものの、非常に少ないため、「生涯未婚」という言葉が使われているのです。
この結果に驚く人もいることでしょう。「もしかしたら、私も一生独身かも!?」と焦った気持ちになるかもしれませんね。大抵の人は、漠然とした「結婚したい」という気持ちを持っているけど、縁に恵まれず結果的に一生独身になってしまったというケースが殆どなのです。
だけど、やはり一生独身という女性には、いくつかの共通した特徴があるものです。では、その特徴とは何なのでしょうか。そこで今回は、一生独身でいる女性の特徴についてお伝えします。
職場で地位を確立し、金銭的な不安がない
将来の経済的な不安は、結婚願望の強さに比例するところがあります。経済的なことはもちろん、精神的な意味でも、自分だけで人生を全うする自信がなく、一人きりだと不安だという女性は、一生懸命人生のパートナー探しをし、結婚というゴールにたどり着くことが多いです。
しかし、職場で地位を確立し、金銭的な不安がない女性は、結婚に対する焦燥感が薄い傾向にあります。好きな人と年を重ねていければいいなという希望を持ってはいるものの、それに対して具体的に注力しようとはしないのです。
職場で地位があれば、当然毎日は多忙です。充実した毎日を送り、あっという間に20代、30代と過ぎ去り、気付いたら40歳を過ぎて、そこからは更に速度を上げて50代に突入し、生涯未婚率にカウントされてしまいます。
しかし、このタイプの女性は悲観的にはならず、「仕事も楽しいし、生活に不便はないからこのままでもいい」と、一生独身を前向きに貫く強さを持っています。
責任感が強く恋より仕事を優先してしまう
男女平等が謳われていますが、恋愛や結婚においては、男性は仕事を理由に言い訳しても良いが、女性がそれをすると男女関係に歪ができる傾向にあります。
腰掛け社員というのは死語になりつつありますが、それでも恋愛をうまくこなし、幸せな結婚に至る女性は、場合によっては仕事より恋愛を優先させることができるものです。
しかし、責任感が強く、それでいて不器用な女性は、恋愛よりも仕事をつい優先してしまい、悲しい結末を迎えてしまいます。
また、仕事に没頭する女性を敬遠する男性もいて、共働きを希望しているくせに、家事や育児は女性に大きく任せたいという我儘な男性も多いのです。
結果、恋人としてはうまくいっていたとしても、結婚対象として見てもらえず、短い恋を繰り返す結果になり、気付いたら一生独身になってしまいます。
慎重で自我が強く人に流されない
結婚は自分の人生に大きく影響を与えるもので、軽々しくするものではありません。しかし、時には流れに乗ってしまうことで、結婚への道がスムーズにつながることもあります。
一生独身の女性は、この流れに乗ることができません。慎重で自分の考えがしっかりしているため、結婚への流れが目の前にきても、考え込んでしまうのです。そして、考えているうちに、その流れは別の誰かの前へ移動してしまいます。
結婚は生活でもあるため、好きという感情だけでは上手くいかないこともあるのですが、「一緒にいたい」という気持ちに素直になり、その流れに乗ってしまうことも時には必要なのです。
自分で自分を楽しませることができる
一生独身でいる女性には、一人上手という特徴があります。一人で行動することが全く苦にならず、自分で工夫して毎日を楽しむことができるのです。そのため、恋人がいなくても不自由はありませんし、結婚に「自由時間が減る」というマイナスイメージも持っています。
一人でいることが何より快適で、あえて結婚しようという気合が沸かず、自主的に一生独身を貫くのが、このタイプの女性です。
独身女性の友達のグループが出来上がっている
気心の知れた同性の友達は、恋人とは全く別室の居心地の良さがあるものです。何でも話せて、困った時は助け合えるような友達グループがあり、しかも全員独身女性の場合、恋人より友達を優先してしまいがちになります。
そして、結婚したいという気持ちを持ちつつ、「でも結婚したら皆と今のように一緒にいられない」という危機感を持っています。更には「抜け駆けと思われたくない」という気持ちも働いて、結婚に積極的になれません。
また、類は友を呼ぶとは良く言ったもので、独身女性同士のグループは、結婚から縁遠い人ばかりが集まるどころか、恋愛にも縁遠くなってしまいがち。
気が付いたら、皆揃って結婚の機会を逃しているということも良くある話です。それでも「一生独身でもいっか。皆でグループホームでも作ろう」と盛り上がれる明るさを持っています。
結婚したい気持ちはあるが優先順位としてはかなり低い
何かを実現するためには、目標を明らかにし、どうすればそれを達成すれば良いのかを考え、そしてそれを実行しなければなりません。
結婚は本人の努力だけではどうにもならない縁というものが深くかかわりますが、それでも自分の行動次第で良縁を呼び寄せることが可能です。結婚は、双方もしくはどちらかが、結婚に対して具体的な行動を起こさなければ実現できないのです。
しかし、一生独身でいる女性は、結婚に対して否定的でもなく、むしろ「いつか結婚したい」という気持ちを持ちながら、具体的な行動をなかなか起こしません。
その理由は、他にやりたいことがたくさんあり、結婚の優先順位場かなり低いからです。優先順位の高いものから動くので、結婚のための時間も手間もとることができず、気が付けば婚期を逃し、一生独身となってしまいます。
さて、一生独身でいる女性と聞くと、「変わり者」とか「難あり」という負のイメージを思い浮かべる人もいますが、もちろんそんなことはありません。
一生独身でいる女性の特徴は、大きく二つに分けられます。一つは、やるべきこと、あるいはやりたいことに懸命に取り組んでいる内に、気が付いたら年を重ねていたという「うっかり一生独身女性」、もう一つは、自分の世界を大切にするが故に結婚という道を選ばなかった「あえての一生独身女性」です。
しかし、どちらの女性も、心から愛し合い「生涯一緒にいたい」と思う男性との出会いがあれば、きっと結婚していたでしょう。結婚は縁がつなぐものです。一生独身でいる女性は、結局結婚という縁には恵まれなかった人なのです。
幸せの形は人それぞれで、結婚すれば幸せになれるとは限りません。それでも、「一生一緒にいたい!」という気持ちを感じたことは幸せなことに違いありません。良縁を引き寄せたいのであれば、少し計算高く行動し、そして結婚に対してもう少しだけ真面目に考えてみましょう。
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