勉強がはかどる「やる気スイッチ」の入れ方

勉強がはかどる「やる気スイッチ」の入れ方
勉強をしようにもやる気がでないということってありますよね。大学受験や資格試験、定期試験は試験の日程が決まっているものですから、それまでに試験範囲の勉強を終わらせなくてはいけないのは頭ではわかっているものの、いざ机に向かうと集中できないということは誰にでもあることです。

勉強が好きな人はそんな悩みとは無縁かもしれませんが、勉強よりも楽しいことがあるという人には、勉強のやる気をだすことは至難の業です。友達とのLINEやテレビや動画を見てる方が楽しいわけですから、相当自分に厳しく、ストイックな人でないと勉強のやる気を保つことは難しいのです。

しかし、自分なりの勉強のやる気スイッチを見つければ、強い精神力を持たなくても自然に勉強に集中できるようになります。そこで、そんな誰でもできる勉強のやる気スイッチの入れ方をお伝えします。

場所で切り替え

勉強のやる気を出すのに苦労しているという人がまず実践すべきなのが、勉強をする場所とくつろぐ場所を分けるという事です。例えば、普段自分がスマホをいじったりテレビを見る部屋や空間では、その場所にいるだけで自然と気持ちがくつろぎたくなってきてしまうものです。

気持ちはくつろぎたいのにそんな気持ちを押し殺して勉強をしなくてはいけないというのは、精神的につらいものです。そこで、勉強をするのはココという風に場所を決めます。例えば、リビングの机ではなく自分の部屋の机では勉強をする、とか、図書館に行ったら勉強をする、といった具合です。

こうすることで自然と頭の切り替えができるようになり、勉強に感じる苦痛の度合いが軽減されますよ。

 

メリットを考える

「勉強は嫌だ、つまらない」と思っているだけでは、いつまでたっても勉強へのやる気は出てきません。そこで、勉強をしたらどんなよいことがあるか、メリットを意識するのです。大学に合格したら、憧れの大学生生活が待っている、とか、資格試験に合格したら転職が成功して年収が上がる、などです。

勉強をしたら自分にこんなによいことがある、逆に勉強をしなかったら夢や目標は達成することができない、と考えれば、勉強するやる気が湧いてきます。

 

短期的なご褒美

勉強をしたらこんなよいことが待っている、という最終目標の部分を意識しても、その目標が遠すぎて中々やる気がでないとか、すぐに集中力が切れてしまうという人は、自分で短期的なご褒美を用意しましょう。例えば、1日にする勉強の量を決めます。例えば、テキストの2章分と決めた場合、それが達成できたら自分にご褒美をするのです。

夕飯を好物の牛丼にする、とか、コンビニでスイーツを食べよう、見たかった映画を見に行こうなど、ご褒美は何でも構いません。「勉強をしたらこんな楽しいことが待っている」と思えば、勉強をするやる気が湧いてきます。

 

スマホを出さない

勉強に集中できないという人は、自分が何に気を取られて集中力が切れてしまうか考えてみましょう。多くの人はスマホなのではないでしょうか。勉強をする時にすぐ近くにスマホを置いていると、自分の意志に反して集中力が着られてしまうリスクがたくさんあります。

LINEの通知が表示されたら開きたくなりますし、着信があれば気になります。また、ふと天気のことが心配になってスマホを開けた時にエンタメニュースが目に入ってしまうこともあります。スマホは便利である一方で勉強のやる気を削いでしまう要素をたくさん孕んでいますから、勉強する時は手元に置かないことをおすすめします。

 

耳栓をする

勉強のやる気を出そうとして、外界の雑音をシャットアウトするためにイヤホンをして音楽を流すことってありますよね。この方法は、自分では勉強に集中できていると思っていても実は集中できていない可能性があるので注意が必要です。音楽などの音を耳に入れると脳が刺激されます。

その刺激が雑念を抱かせるきっかけになることがあります。例えば、懐かしいドラマの主題歌の音楽が流れてきたときには、頭が勝手に「懐かしいな」「あのドラマ誰が出てたっけ」などと他のことを考え始めてしまうのです。少しでも集中力を高めたいなら無音の状態になるのが一番よいので、耳栓をしましょう

 

小休憩を挟む

人間の集中力は長くは持たないものです。大人の集中力はだいたい平均で45分から60分程度。長い人でも90分と言われています。集中力が切れると勉強の効率は悪くなり、どんどん勉強へのやる気が減衰していきます。集中力を保って勉強をすると効率がよく快感を得られますから、集中力が切れたら一度休憩を挟みましょう

おすすめなのは、60分ごとに勉強時間を区切って小休憩を挟む方法です。小休憩は10分の仮眠でも構いませんし、コンビニでアイスコーヒーを買ってくるというのでも構いません。10分の時間を越えてだらだら休憩をしないようにするのがポイントです。勉強と休憩をくっきり分けることでやる気を保つことができるのです。

 

さて、勉強へのやる気がでないのは、多くの人が抱える悩みです。人間には欲望があり、やはり欲の方が勝ってしまうものです。それは、悪いことではなく人間の本能ですから、自分を責める必要はありません。しかし、勉強のやる気をだす努力をすることは必要です。

やる気を出す方法は、自分の工夫次第でいくらでもやり方があります。自分が勉強以外のことに気がそれてしまうような環境を作らないなどの物理的な工夫や、勉強へのやる気がでるような思考にシフトする、などの精神的な工夫です。こう言ったちょっとしたことを変えるだけで、勉強へのやる気は自然と湧いてきます。

我慢のしすぎは体に良くありません。精神衛生を良好に保ちながら気持ちよく勉強ができるのが一番ですから、勉強をやる目的や意義をよく考えて、前向きに勉強のやる気スイッチを入れる方法を実践していきましょう。

まとめ

誰でもできる勉強のやる気を出す方法とは

・勉強とする場所とくつろぐ場所を分ける
・試験や受験に成功した自分の姿を想像する
・1日にする勉強の量を決めてご褒美を用意
・勉強をする時はスマホを手元に出さない
・テレビや音楽、ラジオなど音を遮断する
・勉強時間を60分ごとに分割して小休憩を挟む

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