アルバイトを選定するうえで「居心地」を重視する方が増えてきています。その居心地の大半を占めるのが人間関係。「会話が弾まない」「イラッとする」など人間関係がギクシャクしたら今回紹介する方法を是非、試してみてください。
嫌いにフォーカスを当てない
人は、一旦相手を嫌いになると「嫌いを証明する」事実にばかりに目が向いてしまい、その人の本質やその人の良い部分が目に入りにくくなります。だからこそそのことを認識しておき、「あえて良いところ」を探して見るようにすると自分の嗜好視野が広がってストレスが軽減されます。嫌いにフォーカスを当ててばかりでは、悪循環から抜け出せません。
共同作業をしてみよう
人を好きになる(関係を修復する)方法として、仕事環境で最適なのが共同作業です。人間関係がギクシャクしている両者に共同作業をしてもらうのです。周りは水と油でうまく行かないのではと心配するかもしれませんが、もともと仕事はいろんな人の連携でなりたっている面が強いので問題なく機能する可能性があります。
両者が冷静になっている時に共同作業をさせると、更に効果的です。なかが悪いからと隔離してしまうと接触回数が減ってしまうので逆効果です。
自分と共通の話題(項目)を探そう
仕事軸のみで相手と対峙してしまうと、相手の嫌な面が気になってくる場合があります。そのような時は、共通の話題や趣味を探してみましょう。そうすれば、仕事以外の面でも相手のことを考えられるようになるので、人間関係がスムーズにまわることも多々あるようです。一点(仕事)集中で見ないで多方面から見る努力をしてみましょう。
外見に気を配ろう
ここでいう外見とは、ルックスとは違います。人間同士のコミュニケーションは、いわば“相手の反応の察しあい”です。つまり、相手のコミュニケーションに対してリアクションしてあげることが重要になります。リアクションには、もちろん言葉も含まれますが態度が重要な役割を果たします。
それが外見です。特に“聞いてますよ”というリアクションである“頷き”はその中でも最も重要かもしれません。大親友との話を思い出してみてください。あなたは、いろんなバリエーションで相手に聞いているよ。と伝えているはずです。反応がないと人間は不安になります。シッカリとリアクションしてあげると人間関係も改善していく可能性があります。
自分の見方を変える
人間関係がギクシャクしている人は、自分が思っていることと人が思っていることを同一視して考えてしまう傾向にあります。つまり自分が「仕事が遅い」と思っていると、人も仕事が遅いと思っている(思われているのでは。)と、感じてしまうのです。
この気持ちが強くなると、アルバイト仲間が言った何気ない一言に過敏に反応してしまう可能性があります。自分に対して高い目標や目的意識を持つことは大切ですが、自分の思いと他人の思いは切り離して考えるクセもセットで持つようにした方が良いかもしれません。
モヤモヤを伝えてみよう
貴方が抱いているモヤモヤした気持ちを伝えてみるのも方法の1つです。但しこれには注意が必要です。一つは、相手が十分に時間をとれるかどうか確認してから行いましょう。もう一つは、冷静に話をすることです。モヤモヤしたシーンを思い出しながら話すと、感情が高ぶってきてしまいかねません。自信のない方は、第三者に入ってもらい行うと良いかもしれません。
感謝の気持ちは重ねて伝えよう
何かしてもらった時の感謝の気持ち(お礼)を重ねて伝えてみるのも効果的です。心理学的に親切にした側は、時間の経過とともに親切にしてあげたという気持ちが強くなる傾向がありますので、感謝の気持ちを2回伝えることの方が相手に感謝が伝わるのです。
アルバイトの仕事で何か手伝ってもらった直後に感謝の気持ちを伝えるのは当然ですが、後日もう一度、「あの時、手伝ってもらったおかげでそれからの仕事がスムーズにいくようになりました。ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えてみましょう。相手はより満足するはずです。
上手なほめ方とは
日本人は、相手をほめるのが下手な民族といわれています。ほめることは、相手に対して“へりくだる”ことと勘違いしている人も多いようです。しかし、そんなほめ方では相手に見透かされてしまいます。最良のほめ方は、言葉ではありません。
“認めてあげること”です。ですから、ほめ上手の人は会話をしても、ほとんど相手に話をさせてポイントポイントで相手の話を認めてあげています。まずは、相手の話をじっくり聞いてみるところから始めてみましょう。
ほめる内容や伝え方
ほめる時には、「Iメッセージ」や「Weメッセージ」でほめることを意識してください。ほめる時に「あの○○良かったね。」というようなほめ方ではなく、「あなたがした○○で私は勇気が出たよ。」など自分の感情(どう感じたか)を伝えてみましょう。
また、「あなたがした○○でみんなの雰囲気がよくなったね。ありがとう」というようにチームの状態を伝えてみるのも良いでしょう。この様にして、ほめ方のバリエーションを増やして使ってみることが重要です。
今回紹介した項目の中には、“バイト先を変わる”という最終手段の選択肢は含まれていません。最終手段を選択する前に今回紹介した方法を試してみましょう。あなたのコミュニケーション力もアップすること間違いなしです。
コメントをお書きください