言葉は言霊、少しだけ口にする言葉に意識を向けてみましょう。言の葉は風に乗りて耳に届く、そして言葉は取り消せない。失言で信頼を失うのはたやすく、また信頼を取り戻すのは難しい。
胸の中に一つ、言葉を持っていますか?
その言葉はいざという時、自分を救う言霊となる。言霊の大切さ、今一度確認してみましょう。
罵詈雑言は言わないようにしよう
すごくイライラして、人の悪口を言ってしまったり、書いてしまったりすることはストレス解消にはなりません。悪口の言霊は相手だけではなく、自分にも残ります。
その心に残った罵詈雑言によって、また人に悪口を言ってしまう。延々と続く悪い言霊を捨て去るのは、日頃の感謝、悪口を言う前にありがとうと念じてみましょう。
自分の言った言葉は取り消せない
失言によって職を辞した、また品格を落とした政治家、著名人、枚挙にいとまがありません。人の噂も七十五日と言いますが、情報化社会になった世の中、ネットにあげられた言葉はいつまでも残り、人から人へ伝播します。
死語も残されるかもしれない言霊が、自分だけでなく身内の恥にもならないよう、言葉は取り消せない事を常に把握しておきましょう。
口にすることで準備ができる
準備の大切さ、みなさまはよくお分かりだと思います。特にノープランで活動することは、取り返しの付かない失敗に繋がることにもなります。
しかし、時間がない、そこまで準備ができない、という時には言葉だけでも目標を口にしてみる。その言霊は自分を守る盾となり、いざという時に必ず役に立ちます。危機に陥った時に言霊を意識し、自らの武器とするのも良いでしょう。
口癖は人となり
世の中には良い口癖と悪い口癖があります。前者は、感謝の言葉や褒める言葉。後者は、罵詈雑言です。ウザいとか、キモイとか口癖になっている方はいませんか?
品位のない言霊に身を包まれていると、どんなに身綺麗にしても、オーラがない、暗いイメージを持たれてしまいます。常に感謝の言霊を友人として生きていきましょう。
耳する言葉に気をつける
自分以外の人間と関わらないで生きていく人はいません。必ず誰かの言葉を毎日毎日聞くことになります。誰かの言う悪口が耳に残ることはありませんか? それはその言葉を発した方の悪意が言霊となり、自分に伝わるからです。
それは確実に自分のマイナス要素になります。だからこそ付き合う人間には気をつけないといけません。悪い言霊ばかりを発信する人には出来うる限り近づかないように、聞かないようにするのも意識を変えるために必要です。
目に見える言葉に気をつける
ネット上でも、テレビの字幕でも、簡単に発信された言葉には軽い言霊が付いて来ます。昨今は簡単に発言をすることができ、ネット上では様々な言葉を見ることができます。
時間をかけられていない、軽い気持ちで発信された言葉ほど気をつけなければいけないものはありません。悪口でも良い発言でもです。
悪口はもちろん、良い発言でも重荷になるのです。言霊の取捨選択のためにも、目に見える言葉に配慮をした方がいいでしょう。
文章にも霊が宿る
文豪が書いた名文だけではなく、文章には霊が宿ります。力を込めてかけられた文章であればあるほど、噛み砕くには時間を要し、自分の言霊にするのは容易ではありません。
ですが、そのような文章を理解していくことによって、発言自体が変わって行きます。力の入った文章を読んで美しい言霊を発言に組み込ませましょう。
意識を変えるために
口にする言葉を改め、目や耳にする言霊に気をつけていけば、必ず自分自身を変えられます。しかし、それを意識するにはどうすればいいのか。
簡単なことです、言霊を把握するのです。心のなかに宿った言葉を常に意識していけばいいのです。それはいつの日か、常態になります。
改革した意識をどうするか
改められた意識を保つためには、いつまでも同じ行動をするだけではいけません。人間は前進する生き物です。現状維持では後退するがままなのです。
改められた意識を成長させなければいけません。そのためには自分に必要な言霊を取り入れましょう
短い言葉でも、長い文章でも宿る言霊。ひとつひとつの言葉で人間は養われていきますが、よりよい人間に成長していくためには良い言霊をできるだけ集めたいものです。そのためには意識が言霊でできていることを理解し、言葉に大事にすることからはじめましょう。
よりよい人生は良い言霊から始まるのです。簡単に人生は変えられる、このことをまずは胸に刻んでみましょう。ここまでご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
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