真心通う新郎のウェルカムスピーチ、7つの一時間制作法

真心通う新郎のウェルカムスピーチ、7つの一時間制作法
新郎のウェルカムスピーチは、いわば新しい家族の長として関係者の前で行う決意表明のようなものです。マニュアル本などを参考にした形式的なモノや代筆等はお勧めできません。

自分らしいウェルカムスピーチを完成させ、堂々と話して新郎としての責任をはたしたい。今回は、そんなあなたにウェルカムスピーチを短時間で製作する方法を紹介いたします。

忌み言葉を認識しておこう

最近では、それほど厳格ではありませんが結婚式のスピーチには不向きな言葉。言ってはいけない言葉。「忌み言葉(いみことば)」があることを認識しておきましょう。

忌み言葉は、主に離別を意味するような言葉「別れる」「終わる」「切れる」「離れる」や新婦の出戻りを予感(連想)させるような「出る」「帰る」「戻る」、不吉な言葉の「死ぬ」「枯れる」「破れる」「割れる」「最後」などがあります。例えば、ケーキを切る。というのは忌み言葉が含まれますので”ケーキに入刀”や”ナイフを入れた”に置き換えたりしていく工夫をしましょう。

 

重ね言葉を認識しておこう

忌み言葉と同様にウェルカムスピーチで気をつけなくてはいけない言葉に重ね言葉というものがあります。重ね言葉は同じ言葉や同じ意味の言葉を重ねて用いることです。これらは再婚や悲しい出来事を連想させるものがありますので結婚式では使用しない方がいいとされています。

重ね言葉の例としては「再度」「しばしば」「重ね重ね」「次々」「たびたび」「皆々様」「相次いで」など普段何気なく使用しているものが多くありますので注意しておきましょう。

 

ウェルカムスピーチの基本構成と最近のトレンドを知ろう

ウェルカムスピーチには、「今からこんな披露宴を行いますよ」という宣言をするという意味もありますので、来場された方ばかりでなく自分や新婦も”楽しい”という気持ちが伝わる様に工夫しなくてはいけません。ウェルカムスピーチは大体3分から5分が最適な長さと言われています。

その中で①「お礼の言葉」  ②「挙式の報告」  ③「披露宴の主旨」  ④「エピソードなど」 を中心に組み立てていきます。一般的にはマイクは新郎が握り、終始新郎が話すスタイルが主流ですが、最近では新婦も一言添えると会場の雰囲気がより和らぐので取り入れる方が多いようです。

 

感謝の気持ちを伝えるために形式を破ってみよう

新郎新婦の感謝の気持ちを伝えるウェルカムスピーチは、式の進行上でいうと①披露宴が始まってすぐのウェルカムスピーチ・披露宴の締めとなる新郎挨拶の2つしかありません。

人前でキチンとしゃべることに慣れていないのでこの2回で十分という考え方もあるかもしれませんが、他の結婚式と同様のスタイルを守っていたのではなかなか楽しさや感動は伝わらないのも事実です。

そこで、事前に司会者と打合せを行い合間合間に司会者から話を振ってもらうのも良いかもしれません。仮に話が要領を得なくても司会者がフォローしてくれます。新郎新婦からの感謝のメッセージが少ない式は心に残りにくい式といえます。

 

メモを有効活用しよう

苦心のウェルカムスピーチを何も見ずに来場者に伝えることは気持ちがいいことですが、無理をする必要はありません。不安なところはあらかじめメモなどに記載しておいて本番中に確認するのも良いでしょう。ただし、その時の目線には要注意が必要です。

メモに頼りきってしまうとついつい目線は下がり、メモばかりを見てしまう結果になりかねません。メモを見た後は、来場者を右から左へと目で追っていく。など意識して視線を上げる努力をするようにしましょう。

 

鏡を用いて表情を確認しよう

ウェルカムスピーチでは、メッセージと同じくらい重要なのがそれを伝えるあなたの表情です。特に笑顔は重要ですが、来賓や親族などの距離からではあなたがしっかり笑わないと笑顔とは認識されません。

また、あごなども前に出すぎると上から目線に見られてしまいますし、引きすぎると”媚びておためごかしを”言っているような印象を与えかねません。事前に練習するときに鏡などを用いながら表情も確認しておきましょう。

 

聞き取りやすい話し方を心がけよう

苦心の末完成したウェルカムスピーチも相手に伝わらなければ意味がありません。相手に自分の想いを届けるよう聞き取りやすい喋り方を心がけましょう。聞き取りやすい話し方のポイントは句読点を意識することです。句読点は息継ぎのしるしです。

この句読点を明確にすることで話し方にリズムが生まれます。それらが適切かどうか事前にスピーチを大きな声に出して話してみましょう。また、本番では緊張から早口になりがちになりますので自身の呼吸を注目して浅く矢継ぎ早に呼吸をしているようであれば、深呼吸などをして落ち着きを取り戻してから望むようにしましょう。

 

式場が用意したセリフやネットに紹介してあるセリフをアレンジなしに読んでしまう新郎も多く見受けられるようになってきましたがやはり”生の声(本音)”にはかないません。

今回紹介したポイントを参考に新郎のみならず、新婦と一緒になっていろいろアイデアを出してみましょう。そしてゲストの皆様から祝福される結婚式を取り行って下さい。

まとめ

真心通う新郎のウェルカムスピーチ、7つの一時間制作法

・ 忌み言葉を認識しておこう
・ 重ね言葉を認識しておこう
・ ウェルカムスピーチの基本構成と最近のトレンドを知ろう
・ 感謝の気持ちを伝えるために形式を破ってみよう
・ メモを有効活用しよう
・ 鏡を用いて表情を確認しよう
・ 聞き取りやすい話し方を心がけよう

 

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