集中力高めて、やる気を引き出す7つのお手軽思考術!

集中力高めて、やる気を引き出す7つのお手軽思考術!
思考術とは、「物の考え方を工夫して、メリットを自分に引き寄せる事」を目的としています。同じ作業や問題でも、考え方次第で「やる気が出るorやる気がしない…」に分かれますよね。

では、具体的にどのような思考術を駆使すれば、やる気や集中力を引き出すことが出来るのか?様々な方法がありますが、今日は簡単に出来る方法を紹介します。  

思考術でやる気アップする為にメリットだけを考える

ダイエットって辛いですよね?私も過去にダイエットを経験したことがありますが、成功しました。リバウンドもしていません。

友人は、「お前は意思が強いからね…」と言いますが、そんなことありませんよ。周りの誘惑に負けやすいですし、私自身、自分でも決して意志が強いとは思っていません。ただ、ちょっとだけ思考術を知っているのです。

どうするかと言うと、嫌な事や辛い事をする時に、「それをするメリット」だけを考えるようにします。

たとえばダイエット時でも、どうしてもお腹が空くことがありますよね?そんな時に限って、ラーメンやハンバーグなど、カロリーの高い物を食べたくなります。 そこで、「食べなかった時のメリット」を考えるのです。

「え~っと、ラーメン1杯が800キロカロリーだとして、1kgは4000カロリーだから、食べなかったら0.2kgも得をする!」とイメージするんですね。 ダイエットをしている時は、「体重が減った」に大きな喜びを感じます。

私の経験上、「食べたい衝動」よりも、「体重が減った時の喜び」の方が大きいように思うのです。

だからこそ、「食べなかった時のメリット」を考える価値があり、それで苦労することなくダイエットに成功したわけです。

こんな感じで、「嫌な気分になったらメリットを考える」をすれば、やる気がアップします。

当然、やる気が出れば集中力も上がるため、まさに理想的な思考術と言えるでしょう。

 

後が楽になると考える

小学校の夏休みの思い出と言えば、皆さんはどんな思い出があるでしょうか?

「家族旅行」かもしれませんし、「友達とたくさん遊んだ」も多いですね。しかし、最も多いのは「8月後半、焦って宿題をやった」ではないでしょうか? 8月20日を超えると、「遊ぼうぜ!」と友達の家に行っても、母親が出てきて「ゴメンね~。宿題やってるの」なんて言われた事がありますよね。

時として、その友達から電話がかかって来て、「俺たち友達だよな!(=宿題を手伝ってくれ!)」とSOSが来る事もあります。 しかし、私は絵日記を除いて夏休みの宿題は「8月初旬には終わる」という子供でした。

進んで宿題をやっていたのではなく、両親から「どうせやるんだろ?じゃあ先にやった方が得だ。後から存分に遊べるからな」と言われ続けたのです。 それをそのまま信じたために、「そっか~!先にやった方が得だよね♪」と思い、ガツガツ宿題をするようになりました。

そして、8月の後半になると、すでに私が宿題を終えている事を知っている友人の多くから「SOS」が届きます。 「お前がいて助かったよ!」と、友達から言われるのが嬉しかったんですね。結局、小学校時代も中学校時代も、「宿題はさっさとやる」という習慣になりました。 これは大人になってからも同じで、「嫌だな~」と思う作業こそ、先にやるクセがついています。

「後が楽になる」を子供のころに経験しているので、「嫌な作業=先にする」が習慣化しているのです。

この習慣は、一度でも「楽になった」という経験すれば、次回からは自然と嫌な事を先にするようになります。ですので、最初の1回目は辛いかもしれません。しかし1回目をクリアすれば、「嫌な事を先にする」がクセ付くと思いますよ!もちろん、その方が他の作業をやる気を持って取り組めるため、総合的な成果も大きくなるのは当然ですよね。

 

自己肯定をする

自己肯定とは、「自分で自分を肯定的に捉える」という意味です。

プラス思考の人は必ず自己肯定をしていますね。自分に自信が出ますし、少々の失敗でもクヨクヨしません。

一方、自己肯定が低い人は、何に対しても自信が出ませんし、常にマイナス思考の中で生きておられます。それでは集中力もやる気も出ませんし、毎日の仕事も暮らしも、「楽しみながら過ごす」というのが難しくなってしまいます。

したがって、「自分をもっと高く評価する」を考えて下さい。 しかし、これがなかなか難しいです。幼少期の家庭環境も関係しているため、いきなり「自分をもっと肯定しなさい!」と言われても、「そんな無茶な…」となる方も多いでしょう。

その場合は、「友人を作る」という方法が効果的。面と向かって会う友人でも良いですし、ネット上で知り合った友人でも構いません。ポイントは、「何でも話せる友人」。

その意味では、実際に会うよりもネットの方が見つかりやすいかもしれません。 自己肯定力を高めるには、「何でも認めてくれる人」の存在が欠かせません。たとえ周りが認めなくても、「まぁ、人それぞれだからね。じゃあ、その能力をこっちに活かせばどうかな?その方が得だと思うけど」などと言ってくれる友人がいればOK。

自己肯定をするには、「その能力や考え方がマイナスではない」と、強く認識することが求められます。したがって、幼少期に「ガミガミ言われず、両親から温かく見守ってもらった」という人は自己肯定力が高いのです。

一方、子供のころに「お前のこの部分がダメだ!」などと自分を否定された場合は、大人になってからも自己肯定力が低くなる傾向にあります。 したがって、今からでも遅くはないので、ぜひ「認めてくれる友人」を作って下さい。

否定されると腹が立ちますが、その後で「私のこの部分って、そんなにダメなのかな…?」と冷静になった時に落ち込むでしょう。ならば、それを認めてくれて、なおかつ活用方法も提案してくれる友人の存在が大切です。そうすれば、徐々にですが自分に自信が出てきますし、自己肯定力もアップしていくことでしょう。当然、何に対してもやる気を持って取り組めるようになるのは言うまでもありません。

 

自分の居場所を確認する

「認められない」というのは、精神的に辛いことです。

どれだけ一生懸命にやっても、「周りが認めてくれない…」ではやる気も出ませんし、集中して作業をする価値も見出せません。 その場合は、「自分オンリーの事」を考えて下さい。

簡単に言えば、「自分にしかできない事」を考えるのです。 「でも、私には何の取り得もないし…」とは思わないでください。何も特別なスキルを持つ必要はないのです。

大切なのは、「小さなオンリーワン」を見つけることです。

たとえば、「他の人はこの作業に30分かかるけど、私だけ25分で完成できる」でもOK。「私だけ、このソフトを使って仕事をするので効率が良い」でも良いでしょう。 こんな感じで、「ちょっとした優位性」を見つけてはいかがでしょうか?

どんな小さなことでも良いです。大切なのは「周りより優れている点」であり、「どれくらい優れているか?」は問題ではありません。 このような「ちょっとした優位性」が自分の居場所を見つけてくれる事になり、たとえ周りが認めてくれなくても、その辛さを軽減する効果があります。

ところで、皆さんの周りに「怒られても認められなくても、まったく気にしない人」はいませんか?どんな職場にもそんな人が1人はいると思いますが、「鈍感な人…」と勝手に周りは決めつけていますね。 たしかに、本当に鈍感な人なのかもしれません。しかし、上記のような優位性を強く認識している可能性もあります。優位性があれば認められない辛さを忘れることが出来ますし、実は周りの知らない優位性を、その人はたくさん持っているのかもしれませんよ。

 

頑張らず一生懸命に

「頑張る」と「一生懸命」という言葉の違い、皆さんはご存知でしょうか?

どちらも同じに思えてしまいますが、やはり異なる意味を持った言葉です。 「頑張る」とは、「一生懸命に行う」という範囲を超えて、「無理をして行う」という意味も含んでいます。つまり、「自分の限界を超えて行う」というケースも多く、ここに大きなストレスや疲れが眠っていると考えておきましょう。

一方、「一生懸命」とは、あくまでも「自分の実力の範囲内」という意味です。つまり、限界を超えて行う事はなく、大きなストレスも疲れもないと考えておきましょう。

最近、「頑張らなくても良い」という言葉を耳にします。まさにその通りで、「無理をするな」は非常に重要な思考術なんですね。自分の実力の範囲内でマックスの努力をしながらも、それを越えて作業を行うのは得策ではありません。

ストレスや疲れを溜めこんでしまい、その後の作業効率にも大きな影響が出てしまいます。 しかも、ストレスや疲れはやる気や集中力を大きく減退させてしまうのです。これでは「精神的な負のスパイラル」になってしまい、なかなか抜け出すに難しいでしょう。 「頑張らずに、でも一生懸命に」とは、常に100%の力で走りながらも、「101%以上になってストレスを受ける」を防ぐ効果があります。

頑張るクセがついている人は、「一生懸命にやってもこの結果か…。もっとやらなければ!」と思ってしまい、ストレスや疲れを溜めこみやすい人と言えます。一方、「一生懸命にやったんだ。その上でこの結果なら仕方ない。さらに良い結果が出せる方法を模索しよう!」と考える人は、ストレスを感じる事もなく、またマイナス思考に陥る事もありません。

以前、「鈍感力」という書籍が大ヒットしました。ここで言う鈍感力とは、「頑張らずに、でも一生懸命に」という意味なのです。決して力を抜くわけでもなく、しかし無理をしない行動を心がけておきましょう。

 

自分発信の恩恵

「周りから認められない…」というのは辛いですね。

人間、叱られて伸びる人もいれば、褒められて伸びる人もいます。もちろん、出来れば叱られるのではなく、褒められたいですよね。 しかし、周りに対して「褒めて下さい!」と要求するのは考えものです。

「面倒な人間だな…」と思われるでしょうから。 その場合は、「自分発信の恩恵」を見つけて下さい。自分発信の恩恵とは、「私がこれをする事によって、得をする人はだれか?そしてどんな得をしているのか?」を考えることにあります。

たとえば、あなたは毎日退屈な事務仕事をしているとします。上司や営業担当の人間は、あなたが事務仕事をすることを当たり前と思っているので、褒めてくれる人は少ないですよね。

しかし、あなたが事務仕事をしなければ、困るのは上司や営業担当者なのです。たとえば「見積書」を作成するとします。営業には欠かせないアイテムでしょう。そして見積書が完成したら、「これで○○さん(営業担当者)は楽になる。営業トークもスムーズに行くだろう」と考えて下さい。このように、自分がいるからこその恩恵を誰が受けるのか?そしてどんな恩恵なのか?を考えておけば、退屈な作業もやる気と集中力を持って取り組めるのです。

この時に大切なのは、「営業が失敗しても自分の責任ではない」と認識すること。

責任感が強い人は、「私の見積書のせいなのか…?」と思ってしまいます。また、心が狭い営業担当者であれば、失敗の責任をあなたに押し付けてくるかもしれません。

その場合は、「いやいや、あなたの交渉力が不足しているだけ」と、心の中で思う程度にして下さい。 また、仮に営業担当者がネチネチと嫌味を言ってきた場合は、強い口調で「私の見積書のどこがダメだったんですか?ダメな部分があれば次回から修正して作ります。先方は、特にどの部分にダメ出しをしたのでしょうか?」と聞いておきましょう。

責任転嫁であなたのせいにしているのであれば、営業担当者は必ず回答に困るはずです。

あるいは、「何となくだよ!」や「全部だ!」と、訳の分からない事を言い出すに決まっています。 もちろんあなたの責任ではないので、その場合は営業担当者の上司に対して、冷静に「どこがダメだったのでしょうか?あの担当者は教えてくれないのです。

ダメな部分があれば修正しますので、一度見て頂けませんか?」と申し出るのも効果的です。あなたにそれをする勇気がなければ、気が強い同僚に頼んでも良いでしょう。

大切なのは、「自分は恩恵を与えている」と思う事であり、「でも、責任は私にはない」とある程度割り切ること。

この思考術を駆使しておけば、やる気を持って作業に集中することが出来るようになります。  

でも自信がない、ちょっと元気がなくなってしまった時にはこの音声を聞いて、やる気を取り戻しましょう。

だまされた!と思って試してみてください、結構すっきりして自信を取り戻せるはずですよ。

自信満々になってやる気を取り戻す音声

 

認知行動療法

アメリカではうつ病の改善にも使われる方法、認知行動療法というものを紹介しましょう。

認知行動療法とは、「自分の出した結果が、世間一般的とどれほどズレているか?」を知る事にあります。

たとえば、テストで50点しか取れなかったとしましょう。一方、クラスの平均点は「70点」です。したがって、あなたと平均点との間には「20点」の差がある事になり、その結果を素直に受け入れるのです。

つまり、「何が足りないのか?」を求めるのではなく、「どれだけ足りないのか?」を知る事によって、「今の自分の本当のレベル」を認識するのです。

この療法は、思考術的には「頑張らなくても良い」となります。たとえば、ある作業を同僚は1時間で完成するのに、あなたは1時間半かかるとします。でも、1時間半かかっても構いません。 この時に大切になるのが「理解者」の存在です。

つまり、「1時間半かかることを了承してくれる人物」ですね。その人に、「私は不器用なので、この作業には1時間半かかってしまいます。もちろん一生懸命に頑張りますが、先に謝っておきます」と素直に伝えておきましょう。

人によっては、「はぁ?」と言われるかもしれません。心が狭い人ならそうなるでしょう。

しかし、人によっては「分かった。一生懸命にやるなら仕方ないよ」と言ってくれるでしょう。 こうしておけば、1時間半かかる事に対してあなたがストレスを受けることはありません。作業時間を早めるのは、そこからでも良いのです。

別の言葉で表現すれば、「今の状態をゼロと認識する」ということ。

今、1時間半かかっている事に対して、あなたはストレスを感じていると思います。周りにも申し訳なく思い、それがマイナス思考を生みだしているのです。

ならば、理解者と共に「1時間半」を「普通の事」を認識して、今の状態を「ゼロ」と考えるのです。そうしておけば、「1時間半→1時間20分」になっても、「まだマイナスだ…」と思う事はありません。むしろ「10分も早くなった!」と認識できるため、実際にはマイナスながらも「成長した喜び」を味わう事も出来ます。

もう一度言いますが、ポイントは「理解者」の存在と「一生懸命にやる」ということです。

上記でも紹介しましたが、「頑張る」と「一生懸命」は違います。「頑張る」は「自分の限界を超えて無理をする」ということもありますが、「一生懸命」とは「自分の能力の範囲内」という意味になります。

つまり、理解者してくれる人に対して、「一生懸命な姿勢」は守るようにして下さい。さもないと、「サボっている」と思われる可能性もあり、そこの信頼が失われると二度と理解してくれないかもしれません。理解者と一生懸命、この2つをキーワードに、今のマイナスを「ゼロ」として認識しておきましょう!

 

 さて、どれも、「ちょっとだけ考え方を変える」というものであり、「専門のトレーニングを受けなければ出来ない」というわけではありません。このような思考術を駆使して、ぜひやる気と集中力を持って作業に取り組みましょう。  

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