「人間やる気になればなんでもできる」誰でも一度や二度そう思ったことがあるのではないでしょうか?「最近、なんだかやる気がでないなぁ」と、何もかもうまくいかなくなったりしたこともあるでしょう。
誰でも「やる気」には波があり、出たり出なかったりするものです。そんな時は発想を転換して、脳を鍛える頭の体操をしてみるのはいかがでしょう。脳が活性化されるとやる気がでてくるかもしれません。
そこで今日はやる気がほしい人必見、「脳を鍛える頭の体操を16個」を選んでみました。できるものから試してみてください。
利き手と違う方の手を使う。
右半身は左脳、左半身は右脳がコントロールしています。
右利きの人を例にあげてみますね。右手で字を書き、右手で物をとり、右手でお箸を持ちます。そうすると、左脳が活発に働くことになります。
たまに意識をして、左手で字を書いたり、マウスを左手で使ってみてください。思うように動かないでしょう。思うように動かないながらも、少しだけふんばってやることで右脳が活性化されます。
左脳は、読む、書く、話す、計算するなどの行為を、右脳は芸術的な活動や、アイディア・ひらめきなどをつかさどっています。右脳を鍛えると良いアイディアがひらめくかもしれませんね。
複雑な指の運動をする。
人間は2足歩行をすることになって手を使うようになりました。だから手の指先にはたくさんの神経が集まっています。そしてその神経は脳に直結しています。
「両手を同時に使う。指をすばやく動かす。ふだん使わない指の動きをする」など指の運動をすることは、脳を鍛える一番の近道になります。
計算機を使わずに計算をする。
気がつくと簡単な足し算や引き算など、何でも計算機を使っていませんか?脳は使わないとだんだん退化してしまいます。
小学校のころ、算数ドリルを何十題何百題とやっていましたよね。計算問題は、頭の体操にはもってこい。これから簡単な計算は、計算機を使わずに暗算でやってみましょう。左脳が鍛えられ、脳全体が効率よく働くようになります。
楽器を弾いて右脳と左脳を鍛える
楽器は、両手をたくみに使います。両手を使うと左脳と右脳のバランスが良くなります。楽譜を見ながら楽器演奏をすると、後頭葉(視覚野)や頭頂葉(運動野)、前頭葉も使われるようになります。
このように音楽は右脳だけでなく脳全体を使っていることになります。 一度は、ギターや、ピアノ、リコーダーなど触ったことがある方もいるでしょう。ちょっと押入れから引っ張り出してきて、気ままに演奏してみるのも楽しいですよ。
自分の脳の喜ぶことを発見する
脳の「扁桃体」は海馬の隣にあり、好き嫌いや快不快の感情を海馬に伝えます。そして、この快不快が記憶に大きく影響を与えます。
心を大きく揺さぶるような出来事は、いつまでも記憶にとどめられています。自分の脳が喜ぶことをしていると自然と脳が記憶していくようになります。さぁ、自分が楽しいことを探して行動してみましょう。
固有名詞を使ってきちんと話をする。
「あれ、とって。」「これ、おもしろいよね。」など、こそあど言葉(これ、それ、あれ、どれ)が頻発していませんか?脳の引き出しから言葉が出てこなくなっている証拠です。
必要なときに必要な言葉を使っていると脳の引き出しが整理されて、自然と言葉が出てくるようになってきます。こそあど言葉は要注意です。できるだけ具体的な固有名詞を使って話をしましょう。
あごの体操をして脳への血流をよくする。
まず、肩をゆっくり10回くらいまわして緊張をほぐしてリラックスします。 背筋を伸ばして、あごを引き、口を「あ」の口にして大きく開きます。それから、「う」の口にして口をすぼめます。このとき上下の歯が当らないようにしてください。
「あ、う、あ、う」と10回繰り返します。あごの位置が正常になることにより、首の血流がよくなって脳に血液がたくさん流れるようになります。
いつもより少しだけ難しいことをする。
何でもかまわないので、いつもより少し難しいことに挑戦してみましょう。自分ができるかどうかわからないことに挑戦すると、ドーパミンという脳内物質が分泌されます。ドーパミンは、やる気を起こす脳内物質です。難しいとあきらめないで、さぁ挑戦してみましょう。
いつもと違う環境に身をおいてみる。
例えば、子供と遊んでみる。知らない場所へ行ってみる。電車で行くところをバスで行ってみる。いつもと違うことをすると私たちは戸惑い、迷い、どうしていいかわからなくなってしまいますよね。
そうすると、脳は何とか対処しようとするものです。そうすると、別の回路がつながって脳が活性化されます。
これは、何だろうと一生懸命に考える。
一生懸命に考えているとき、脳の中は活発に活動しています。答えがでなくてもあきらめずに考えてみてください。考えている間に脳はとても刺激を受けています。
そして、答えがわかった瞬間に感動します。この考えた末の感動体験こそが、脳が喜び「扁桃体」が刺激されます。
文章の音読・朗読する。
音読は声を出して読み、それを自分の耳で聞くことになります。言語は左脳の管轄ですが、目で読んで理解する場所と、話すために使う場所、聴いて理解する場所はそれぞれ別々になっています。脳の違う場所を3箇所も使う音読は脳の活性化につながります。
また、できるだけ内容の難しい文章を選ぶほうが脳が鍛えられます。
暗記作業は寝る前にする。
寝る前に記憶すると、昼間に記憶をするよりも数段記憶力があがります。記憶したものは一時記憶として海馬に蓄えられます。
そして寝ている間に整理されて、大脳皮質に蓄えられ長期記憶となることが科学的にも実証されています。だから、暗記したいものがあれば寝る前にしましょう。
絵を描いたり、ぬり絵をする。
絵を描くことは右脳を鍛える効果があります。絵が苦手な人は、大人の塗り絵などを試してみるだけでも効果があります。絵を書いたり、色を塗ったり自己表現をしていくことで創造力が豊かになり、右脳が鍛えられます。
料理をする。
料理は、手順や段取りなどいろいろ考えるので前頭葉が鍛えられます。また、指や手も繊細に使うので脳を活性化させるのにはもってこいの家事です。冷蔵庫の中をのぞいて自分で料理を作ってみてはいかがですか?
散歩をして脳をリフレッシュ、リラックスさせる。
散歩の効果は2パターンあります。 一つは、知らない場所や田園、観光地などの散歩です。美しい自然や歴史的な建物などは、好奇心を満たしてくれます。脳を適度に刺激し、ストレスの発散、リフレッシュ効果があります。
もう一つは、いつも見慣れた風景を散歩することでリラックス効果を得ることができます。見慣れた風景の中では、脳が退屈するかもしれません。その「脳の退屈さ」が創造的な仕事にはよいのです。見慣れた風景の中を散歩することによって、イマージネーションが高まりいいアイディアが生まれることが多いのです。
2パターンの散歩をうまく使い分けて脳を鍛えましょう。
パズルに挑戦する。
ジグゾーパズル、クロスワードパズル、ナンプレ、ルービックキューブなどいろいろなパズルがあります。
大切なのは、簡単なパズルからはじめること。最初から難しい問題をすると脳が休止状態に陥ってしまい効果があがりません。解けることによって脳が喜び活性化してくるのです。
不思議なことに続けていると、脳はより難しい問題を欲してきます。少しずつ難しい問題にチャレンジして、やがて奥義を極めることになれば脳が鍛えられること間違いなしです。
以上、自分で簡単にできそうなものからやってみてください。続けてするのが一番ですが、思いついたときにやってみるだけでも効果があります。いつもやる気を持続するのは大変かもしれません。でも、ここ一番というときに「やる気」があるのとないのとでは、結果が大きく変ってきます。
皆さんがここ一番で活躍できるように「脳を鍛える頭の体操」をぜひご活用ください。
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