素直になれない相手と打ち解ける3つのステップ

素直になれない相手と打ち解ける3つのステップ
わけもなく素直になれない相手って誰にでもいるものですよね。嫌いというはっきりした感情は持っていないのに、その人が何かを提案すると素直に頷けなかったり、あるいは、その人が注目を浴びていると何故か不安になったり。

こうした素直になれない相手とはどうつきあっていけばよいのでしょう。誰でも迷ってしまうところですね。嫌いな人なら極力スルーという手もありますが、嫌いというわけではないのがポイントです。もしかしたら、付き合ったら仲良くなる可能性を秘めているのかもしれません。

問題は、素直になれないという点です。したがって、この点をしっかり理解すれば、相手と上手に打ち解けることも可能なのです。ただ、それを頭で理解するのがちょっと難しいかもしれません。ということで、今回は、素直になれない相手と打ち解ける3ステップをお届けします。

素直になれない相手、実は自分に似ている

その人の発言が何となく気になる、二人っきりになると何となく居心地が悪い、何故か一言余計なことを言いたくなってしまう・・・。素直になれない相手に対するこういった思い、その根っこにあるのは、自分との類似であることがあります。

どうしてあんなことをするんだろうとか、何であんな言い方をするんだろうとひっかかってしまうのは、潜在意識の中に、相手に対する率直な関心があるからです。関心のない相手に、人は好感も怒りも、反感も持たないものです。

たとえば、まったく相容れない相手なら、行動の何から何まで気に入らないので、目を逸らしていれば問題ありません。全然評価していない相手なら、ああ、また馬鹿なことやってるんだと思って終わりです。好感は勿論、反感も持たないので、感情にひっかかってこないのです。

素直になれない相手への関心の中には、相手が異性なら恋心、同性なら憧れといった自分とは異質な存在に対するストレートな好感である場合もあります。それとは逆に、自分の中にも相手と同じ様な志向、性質、行動傾向などを見ている場合も少なくありません。

その類似は自分自身で気付いている場合もありますが、自分の顕在意識では気付いていない場合もあります。気付いていない場合、まず、相手と自分の類似点について考えてみると良いでしょう。同じものに対する関心であったり、似たような考え方の持ち主だったり、類似点は様々ですが、そこを掘り下げていくと打ち解ける手がかりが見えてきますよ!

 

素直になれない相手とは内心比較している

素直になれない相手に対しては、自分でも気付かないうちにライバル心を持っていることが多いものです。外見的には全然違うタイプで、「えー、ライバル心なんてないよ!」と思う相手もいるでしょうが、どこかにポイントがありませんか?

たとえば、二人とも絵を描くのが好きだとか、文章を書くのが上手いとか、運動神経が良いとか、おしゃれに拘りがあるとか。そういった共通点があると、多くの場合、それを元に話が弾んで仲良くなっていきますよね。

ただ、その共通点がもっとコアな部分に関わってくると、ライバル心が生まれてきます。同じ作家や漫画家が好き、同じ歌手、俳優が好き、同じ楽器が得意というようなことになると、上辺は仲良くしていても、心の底に小さなワダカマリが生まれてしまうものなのです。

ワダカマリに気付くためには、相手と自分をしっかり観察して、意識しているポイントを見つけましょう。その上で、相手との比較を止めることです。人と比較しているうちは、いつまでたっても自由にはなれません。

素直になれない相手がいるときは、まず相手を意識している自分に気付くことが大事です。相手を意識していることに気付くことができれば、ワダカマリの理由も理解できますし、その気持ちも処理しやすくなります。相手と自分はこんなところが似ていて、こういう共通点がある、そこまで分かったら、打ちとけるまであと一歩です。

 

素直になれない相手の悪い所を見ないようにする

素直になれない相手との打ち解け方、最後の一歩は歩み寄りです。類似点、共通点があって、相手を意識する理由も分かってきたら、相手の良いところを見るようにしましょう。自分の方から相手のいる場所に、歩み寄っていくわけですね。

類似点、共通点に気付かないうちは、どうしても相手の悪いところ、違和感のある点にばかり目がいってしまうものです。そこが気になって、素直になれなかったんですね。相手の中に自分と共有の部分が見えてくると、相手にも良いところと悪いところがあるという当たり前のことが分かってきます。

人間には良いところも悪いところもある、これはごくごく当たり前のことですよね。でも、その当たり前のことが、気になる相手に対しては分かっていないものなんです。相手が気になっているときは、その人が何をいっても、何をしても、違和感しか覚えないのです。

相手の中に自分と同じ様な人間性を見出すことができれば、そこに多少の欠点をみつけても、気にせずにいられるようになります。そうなれば、もう一歩、相手との関係を深めることができるのです。

素直になれない相手というのは、自分の可能性を開いてくれる人なんですね。「違和感」というハードルを一つずつ越えていくと、相手を知ることができるだけではなく、自分のことも分かってきます。最初はなかなか受け入れられないでしょうが、一段一段距離を縮めていきましょう!

 

素直になれない相手との付き合いというのは、神経が疲れてしまうものです。できれば打ち解けて仲良くつきあっていきたいものですよね。素直になれないからといって、相手を嫌っているのではないのがポイントです。そういう相手にはたいていは何らかの類似点があるものです。まずは、二人の間の類似点を探してみましょう。

類似点、共通点が分かったら、比較するのを止めるようにしましょう。相手と比較しているうちは、どこまでいっても素直になれません。相手は相手、自分は自分と割り切って相手を見ることができるようになると付き合いがぐんと楽になってきます。

素直になれない相手と打ち解けるポイント、最後は、相手の良いところを見るようにすることです。自分に似たところがあって、人として認められるようになったら、自然と相手の良いところも目に入ってきます。たとえ、悪いところが目に付いたとしても、良いところもあるんだなぁと思えると、相手を見直せるだけではなく、自分自身も気が楽になってきますよ!

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