失恋はつらいものです。そして失恋のつらさから立ち直ることは簡単ではありません。報われなかった想いや想いが消えてしまった恋人など、仕方がないとはわかっていてもなかなか消化できるものではないですよね。
すぐに失恋から立ち直ることができず、未だに重たい気分で過ごしている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、いつまでもくよくよしていても結果は変わりません。前を見て歩いて行かなくてはいけないのです。
失恋から立ち直るために友達に失恋の話を聞いてもらう、気晴らしに旅行するなど、方法は色々ありますが、今回は心が元気になることばを皆さんをお届けします。失恋から立ち直るきっかけになる心に響くことばがあるかもしれません。では、心が元気になる4つのことばを見ていきましょう。
「誰かを愛して誰かを失った人は、何も失っていない人より美しい」(映画『イルマーレ』)
こちらは韓国映画『イルマーレ』からのフレーズです。
『イルマーレ』は1997年にイルマーレ(海辺の家)に引っ越してきたソンヒョンの郵便受けになぜか1999年からの手紙、つまり未来から来た手紙が入っており、1999年にイルマーレに住んでいるウンジュとタイムマシーンと化した郵便受けを通じて文通をするという物語です。
失恋して立ち直ることができないウンジュはソンヒョンにそのことを打ち明け、ソンヒョンはこのフレーズを手紙にしたためます。失恋はつらいものです。食欲もなくなり、涙はとどめなく溢れ、大好きな人のために頑張って美しくした姿もひどくしてしまいます。
しかし、それくらいショックを受けるほど誰かを好きになったということも事実です。そしてそれは将来あなたの魅力となります。これはそういったことを教えてくれることばです。
「失敗しなくちゃ、成功はしないわよ」(ココ・シャネル)
これも上のことばのように、向きあったからこそ、失ったからこそ、次に活かせるのだということをシンプルなことばで教えてくれます。
失恋は恋においては失敗であり、失敗したからには原因があります。親密度が足りなかった、相手の好みじゃなかった、恋人がいたなど、自分の努力が足りなかったところもあれば、どうしようもなかったこともあるでしょう。
しかし、そこから学ぶことはいくつもあるものです。失恋から立ち直るために、どこがダメだったのか考えることは大切です。いっけんますます落ち込みそうだと思われるかもしれませんが、原因がわかると案外ひとはすっきりするものです。
失恋をすると次はないと考えてしまいがちですが、次は必ずあります。今は考えられなくてもいつかくるその日のためにいつまでも下を向いていないで、原因をはっきりさせ次の恋を成功させましょう。
「女の性格がわかるのは恋が始まる時ではないわ。恋が終わる時よ」(ローザ・ルクセンブルク)
失恋をすると自分がとても惨めに感じるものです。自暴自棄になり、失恋から立ち直るどころではなくなってしまう方もいます。しかし、そういった方に知ってもらいたいのがこのことばです。恋をすると人は変わります。そして、恋が終わったときも、その人は恋をする前とは違っています。恋の素敵なところと苦しいところを経験しているのです。
失恋は悲しいことですが、せっかく恋のいくつかの要素を経験したのにいつまでも失恋から立ち直ることができず、ぐずぐずしていては魅力的な女性とは言えません。
相手のことが好きであったならあるほど、相手を見返すくらい魅力的な女性になってやるという気持ちを持ちましょう。そのパワーがあれば、失恋から立ち直ることも相手を見返しことも素敵な恋に再び出会えることもあるはずです。
「愛する勇気がある者には、かならず苦しむ勇気がある」(アントニー・トロロープ)
人を愛するということは同時に苦しむということです。片思いだとわかりやすいですが、誰かにとられてしまうのではないかと心配したり、好きな人と話せなくてがっかりすることや他の誰かと仲が良い姿を見て傷ついたりすることがあるでしょう。
ですが、人を好きになるということはこういった苦しみも受け止めなくてはいけないのです。それができないと誰かを好きになることはできません。相手から逃げてしまうしか苦しみから解放される方法がないからです。
自信をなくし失恋から立ち直ることが難しいときは、このことばを思い出してください。恋をしてできた傷は苦しみを受け止めた勲章です。勇気があるからできたのです。
さて、失恋から立ち直る時間は人それぞれです。そして立ち直るきっかけも人それぞれです。とても悲しくてどん底の気分であったとしても、ある日急にふとしたことで立ち直ることもあります。
しかし、一番いい方法のひとつは、いい経験だったと自分の中で思えるよう消化することです。そうすることで驚くほどすっと失恋から立ち直ることができます。そして前向きにすすむことができるからです。次の恋をする、無理やり忘れるというのもいいのですが、やはり一度した恋を自分のなかできちんと消化することは大切です。
そしてうまく消化できる手助けをしてくれるもののひとつにことばがあります。人々の記憶に残り、ずっとあることばだからこそ、心に沁みわたるのかもしれません。今回お伝えしたことばから元気をもらい、失恋から立ち直ることができれば幸いです。
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