朝が弱いひとは、なんだか頼りないひとが多い、、、なんてイメージありませんか?実は頭の良さと目覚めは、案外深い関係にあります。
朝、目覚めが良い人は、「朝活(朝の早い時間に勉強などをすること)」をされる方が多い。1日の積み重ねは小さいものの、それが1年、2年となるうちに大きな積み重ねとなり、やがて他人と大きな差が付く。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、朝しっかりと目覚めることができれば、「頭が良くなる」という事です。
では、どのようにすればスッキリと目覚め、朝活が出来るような状態になるのか?今からお伝えします。
頭が良くなる目覚め方1:深酒はNG
良く考えれば当然ですよね。時として週末に深酒をすることは良いのですが、毎日のように酔っ払っているのは良くありません。
アルコールは、多少であれば体調に問題ありません。しかし、過度な摂取は胃腸やその他の内臓に大きな負担をかけます。特に「締めのラーメン」でも食べようものなら、胃は一晩中かけて消化をするため、朝に起きた時には体中がグッタリしているんですよ。
これでは、何のために早起きをするのか分かりません。脳を鍛えようにも、肝心の脳が働いてくれません方。また、仮に脳がスッキリしていても、今度は体の調子が悪い場合が多いですね。「何もしたくない…」と思うのは当然です。
そこで、「二度と深酒するな!」とは言いませんが、毎日のように深く酔っ払うのは止めておきましょう
。脳の快適な目覚めを求める前に、何よりも健康に気を使わなければ早起きする意味がないのです。
頭が良くなる目覚め方2:前日に疲れておく
仕事で慢性的な疲れが溜まっているのは問題ですが、「前日の夜に多少の疲れを体に与えておく」という方法は有効です。
人間の睡眠は、浅い眠りと深い眠りに分類されますが、グッスリ寝た方が良い目覚めになるのは言うまでもありません。そのためには「アルコールを摂取しておく」などの方法もありますが、アルコールの摂取は「飲み過ぎる」というリスクを持っています。
仮に飲み過ぎれば朝の目覚めは最悪となるため、ここは健康的に「トレーニング」による目覚めを狙っておきましょう。
夜の時間帯、激しい運動をするのはいけません。血流が上がれば体温も上昇し、脳も体も覚醒状態に入ってしまいます。これでは寝付きが悪くなる一方なので、簡単な「筋トレ」で体に負荷を与えておきましょう。
特に、腹筋周りの筋肉を鍛える方法が有効です。皆さんも経験あると思いますが、腹筋トレーニングをするとお腹を腰回りが「ジンジン」と痛むのです。痛むというか、「おおっ…、なんか乳酸が溜まっているみたい…」という感じでしょう。
この状態で体の力を一気に抜いて、ベッドに横になってみましょう。ジンジンしていた痛みや乳酸が一気に体から抜けるような感覚があり、非常に「心地よい」と感じるのです。
これを数セット繰り返しておくと、自然と眠気が襲ってくるんですね。しかし、眠気が襲ってこないことを理由に、「何十セットもやる!」は止めておきましょう。明日に筋肉痛になりますし、急激なトレーニングは三日坊主になるのです。
この方法は、あくまでも「心地より眠りから朝の目覚めを快適なものにする」を目的としています。そうすることで脳の覚醒を助け、朝から脳を鍛えるに相応しい状態を作ることが目的なんですね。
したがって、その目的を外れて筋肉痛になったり、あるいは筋肉トレーニングが目的となっているようでは意味がないのです。
多少の疲れで眠気を催し、快適に眠りに落ち、快適な目覚めを目指すよう心がけておきましょう。
頭が良くなる目覚め方3:朝の活字は脳のスタートライン
朝、新聞を読まれる方が少なくなっていますが、私は好んで朝に新聞を読みます。しかも、起きて間もない時に新聞を広げるんですね。
私の場合、朝に目が覚めるとまず水を飲みます。水分を接種してトイレに行く。そして顔を洗い、髭を剃り、ストレッチをしてコーヒーが入るまでの間にPCでニュースをチェックする。ここまでだいたい15分です。
朝一番の活字は、非常に脳に良いとされています。朝に「ボーッ…」としてしまうのは、脳が活動していない証拠です。脳がまだ眠たい状態だからこそ、「二度寝したい…」という衝動に駆られるのです。
したがって、「脳に起きるきっかけを与える」という方法が有効であり、ですから新聞やパソコンでニュースを読んだり活字を視覚に入れましょう。つまり、活字は脳に一日の始まりを告げる「号令」のような存在であると考えておきましょう。
こうすることで脳が「朝ですか…、じゃあ活動しますか!」となり、そこにコーヒーの香りと苦みがプラスし、ますます体と脳が元気になっていくのを感じるでしょう(二日酔いの時は別ですが…)。
もちろん新聞ではなく、テレビやラジオ、またお好きな音楽をかけても良いですよ。特に朝の雰囲気に合うような音楽の存在はありがたいですね。私の友人の1人は朝にクラシックを聴くのが好きだと言います。何となく「朝!」という感じがして、「気持ちの良い朝になりそうだ!」と思うそうです。そこに新聞やコーヒーをプラスしておけば、体調の良い日などは「早く行動を開始したい!」と感じますよね。
朝の活字や音楽、テレビやラジオは、脳に刺激を与え、それが一日の始まりを告げる号令となるのです。起きてから「ボーッ…」としてしまう方には、ぜひオススメしたい方法と言えるでしょう。
頭が良くなる目覚め方4:起床時間から逆算して就寝する
朝の脳の働きを活発にするには、ごく基本的なことですが「タップリ寝る」が重要です。「寝すぎ」は逆効果ですが、大人なら7時間程度の睡眠をとっておけば自然と朝の目覚めもスッキリするでしょう。
当然、体も脳も十分に休んだため、朝から何か活動をするに「準備OK!」の状態なのです。
そのためには「早く寝る」という事が大切なのですが、何も考えずに早く寝るのは止めた方が良いでしょう。自然に眠りに入れるなら問題ありませんが、たいていの方は「こんな早い時間に寝られない…」となるのです。
そこで、睡眠時間を7時間と仮定して、起きる時間から逆算して就寝時間を決めておきましょう。そして、その時間に眠れるような工夫をしておくのです。自然な眠りに入れる方法は多々ありますが、「筋トレで疲れを体に与える」や「ホットワインを1~2杯だけ飲む」などの方法があります。
仮に6時半に起床するなら、そこから逆算して「11時半」が就寝時間となります。したがって、遅くとも11時までには入浴を済ませ、残りの30分で「眠れる工夫」をしておきましょう。
そうして十分な睡眠時間を確保できたなら、朝の目覚めもバッチリになります。十分な休息を体と脳に与えたので、朝一番から脳を鍛えるに相応しい状態になっているのです。
なおこの方法、最初は少し難しいかもしれません。特にこれまでの生活リズムが乱れがちの方にとっては、「いきなり規則正しくはチョット…」となるでしょう。しかし1週間もすればそのリズムに慣れてきますので、そうなれば自然な眠りと快適な目覚めの両方をゲットすることが出来るようになりますよ。
頭が良くなる目覚め方5:3の倍数だけ眠る
人間が睡眠に入ると、まずレム睡眠が訪れます。いわゆる朝居眠りであり、この時は体の休息となります。つまり脳は覚醒に近い状態となっており、その90分後にノンレム睡眠、いわゆる「脳の休息時間」がやってくるのです。
このように、「90分のレム睡眠→90分のノンレム睡眠」のように、合わせて3時間周期で睡眠が浅くなり、そして深くなるのです。
朝、目覚めを良くするためには、当然ですが「脳が起きている状態のときに起きる」がベストです。つまりレム睡眠(朝居眠り)のときを狙って起床するべきなんですね。
すると、体に多少のダルさはあるかもしれませんが、脳はすでに起きているために活動しやすい状態になっているのです。
当然、脳が起きているので勉強の効率も良く、まさに朝活をするに相応しい状態と言えるでしょう。
だからこそ「3の倍数だけ眠る」なのです。一般成人であれば6時間が妥当です。寝付くまでに30分かかったとしても、6時間半を睡眠時間として見積もっておけば良いと思います。子供であればもっと多くの睡眠時間を取るべきですが、私たちは大人なので6時課の睡眠でも問題ありません(疲れが溜まっていれば別ですが…)。
このように、「起きた時に脳が起きているか?」を基準に睡眠時間を考えると、やはり6時間が妥当な睡眠時間だと言えます。睡眠時間として十分であり、なおかつ脳が起きている状態で起床できるため、他人に差を付けるための朝活をするに相応しい眠り方なんですね。
上記で紹介した5つの方法は、「ぐっすり眠る」を目的としたものではありません。あくまでも「朝の目覚めを快適にして、朝に活動できる体を作る」を目的としているのです。ぐっすり眠るというのは、朝の快適な目覚めを確保するための道具に過ぎません。
皆さんも、ぜひ朝の目覚めを快適なものにして、「朝に活動をする」を心がけましょう。その積み重ねが他人との差をつけたり、あるいは自分自身のキャリアアップへとつながっていきますよ。
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