私、「会話力」がないんだよなぁ…コミュニケーションのメインでもある会話をする力が足りていないなと感じた経験、誰でも一度はあるものですよね。会話が続かなかったり、言われたことに上手く返事が出来なかったり。毎日会話をしているはずなのに、中々成長しないのが会話力です。
会話力を磨くと、コミュニケーションでつまずくことが減り、自然と日常でのストレスも感じにくくなります。また、「あなたと話したい!」と思う人が増え、味方も増えるので人間関係もスムーズにいきます。「会話力」は高ければ高いほど生きることが楽しくなるものなんです。
どんな人にでも必ず必要な「会話力」を磨く簡単なコツと考え方をお伝えします。毎日のちょっとしたシーンで意識するだけで、1か月後にはあなたもストレスのない生活を送ることが出来るかも?会話力をしっかり磨いて素敵な人生を手に入れましょう!それでは、会話力を磨くコツをお伝えします。
相手に興味を持つ
まず、会話を含むコミュニケーションの全てで大切になるのは「相手に興味を持つ」ことです。人の話を横取りしたり、自分の話ばかりする人がいますが、これは相手ではなく自分のことだけで頭がいっぱいになっているという証拠です。まずは相手がどういう人なのか?今、相手は何を話したいのか?と、「相手」に視点を置き、話を進めていくことを心がけましょう。
自分のことを話したいのはみんな同じです。しかし、それが全面に出てしまえば、会話は成立しなくなります。相手に興味を持つことが出来れば、「会話が続かない」なんてシチュエーションにはなりにくいもの。そして、うっかり相手の気分を害してしまうことも少なくなります。
今、相手は何を話そうとしているのか?何を伝えたいのか?今日から会話をするときは、そのことを常に考えながら話をしてみましょう。会話力を磨くための基本とも言える、大切なことです。
会話の“出だし”のバリエーションを増やす
「今日は暑いですね」「最近寒くなってきましたね」など、会話をはじめる上でのスタートともなる部分の話題のバリエーションを増やしましょう。これは、単純に今日のこと、最近のことであればなんでも良いのですが、「誰もが共通して思うこと」を選ぶのがポイントです。
例えば代表的なのはやはり天気です。「最近、寒い日が続きますね」と一言話せば、相手も「そうですよね、そういえばこの間〜」などと続きの会話がしやすくなります。逆にあなたがそれを言われた場合を想定すれば、分かりやすいでしょう。
人は会話のはじめに挨拶をすることが基本です。例えば取引先の人との待ち合わせでは「お世話になります」などから会話がスタートしますが、そのあとすぐに本題に入ることはあまりないのではないでしょうか。
今日の天気の話や最近話題のニュースの話など、フランクな話題で一通り場を温めてから本題がスタートするはずです。その「場を温める」ために重要になる出だしの会話バリエーションを増やすことで、コミュニケーションを円滑にすることができるのです。
この“出だし”のバリエーションを増やすためには、やはり毎朝ニュースや新聞に目を通すことが一番です。そして出勤時間もボーっとしながら出勤するのではなく、今日は昨日よりも寒いな、コートを着ている人が多くなってきたな、など常に周りを観察しておくことが大切です。
「連想」する力を磨く
会話力を磨く中で同時に行いたいのは「連想」する力を磨くことです。例えば「暑い日が続きますね」→「本当ですね、暑すぎて毎晩ビールがすすみます」→「ビールと言えば、今年はビアガーデンには行かれましたか?この間行った○○のビアガーデンがすごく良くて〜」といった具合に、ひとつの言葉からどんどん連想していけば会話はどんどん盛り上がります。
今まで会話が途中で途切れることが多かったという方は、この連想が頭の中で行われていないことが多いはずです。相手が連想して会話を繋いでくれる人なら良いのですが、全ての人がそうではありません。自分から積極的に会話を盛り上げるためにも、まず自分が連想する力を身に着けていきましょう。これも相手や周りに興味を持つことを心がけると、自然と身についてくるはずです。
会話をする「相手の情報」を分析する
会話は、相手あってのものです。例えば20代女性に話をするときと、50代男性に話をするとき、全く同じことを話してもダメであるということは理解しやすいのではないでしょうか。まずは相手の見た目から分かる基本情報、性別やだいたいの年齢など。知っている人なら更に相手の好みや性格などを考慮し、話をしていくことが大切です。
難しそうに聞こえますが、案外やってみると簡単です。「今日は暑いですね」という言葉から会話をスタートするとしても、50代男性なら先述したビールの話で盛り上がるかもしれませんが、20代女性だと一般的にその人が必ずしもビールを楽しむとは言い切れないところがあります。それなら「日差し強くて日焼けが気になりますね。」「とても肌が白いですが、特別なケアなどされているのですか?」などの方が、ビールよりは会話が盛り上がるはずです。
相手の基本情報を無視して話せば、相手も答えに困ってしまい会話が長続きしなくなります。「答えやすいであろう」話をこちらから振る、それが会話力とも言えるのです。
さて、会話力を磨くための基本をお伝えしました。会話力を磨くためには、まず「会話は相手あってのもの」ということを忘れないでください。相手に興味を持ち、相手のことをきちんと見れば、おのずと話す内容は見えてきます。会話力の高い人は周りを観察する力の高い人、気が利く人とも言えるのです。
また、日頃からニュースや新聞などで新しい情報を知っておくことも大切です。例えば天気予報などは毎朝チェックしておけば、その日の傘のことだけでなく一日の会話に役立ってくれますので、忙しくても必ずチェックする習慣をつけましょう。
今回上げた中でも、特に「連想」していく力をつければ、出だしだけでなく会話中も盛り上がるようになり、コミュニケーションが更に円滑になります。初対面の人とでも、連想を続ければ簡単に会話を繋ぐことが出来ますので、相手のことを考えた上でどんどん連想して、会話力もどんどん磨いていきましょう!
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