自分が嫌いになった時にすべき心を鍛える4つの習慣


「もうこんな自分が嫌!」と自分が嫌いになってしまうことってありますよね。頑張っているのに仕事でミスしてしまったり、職場での人間関係に嫌になったり。また、恋人ともケンカばかりしてしまってこんなはずじゃなかったのに。と落ち込んでしまう。

人として生きていく限りは、他人との接触は避けられません。人は自分を写す鏡のようなものであるといいます。人と接することで自分の嫌なところを見てしまうことになる為、自分が嫌になってしまうのです。ですが、自分が嫌いってなんだか寂しく悲しいものです。出来れば自分を好きでいきいきと生きていきたいものですよね。

そこで今回は、自分が嫌いになった時にすべき心を鍛える習慣についてお伝えします。

自分のダメな部分を認め、受け止める

自分が嫌いと思う時には、たいてい自分のダメな部分を見てしまい嫌になることが多いものです。確かに、社会に出て人と接したり仕事をするとなると、最低限の社会のルールが守ることは必要です。社会という人に揉まれる中で生きていく為には、自分をしっかりと持つことが大切です。

しかし、自分をしっかりと持つということは、必ずしも良いところだけを指し、ダメなところがあってはいけないというのではありません。人には得意なことや苦手なことがあって当然なのです。友達のドジなところを見ても、たった1回のドジだけでは嫌いになることはないですよね。

人を傷つけたり、迷惑をかけたりすることは他人にも嫌われることになるので改善した方がいいですが、出来ないことや苦手な事があることは問題ではないのです。自分の苦手なことや出来ないことを見てしまったとしても、自分が嫌いと直結させる必要はないのです。

きっと、自分が嫌いと思ったり、こんな自分じゃダメと思うのは、あなたが客観的に自分自身を見つめることのできる人で、とても謙虚な人だからなのです。しかし、自分にダメなところがあるせいで、人に迷惑をかけたり嫌な思いをさせたりしましたか?嫌な思いをしているのは、自分だけではないですか?

自分自身に「こうあるべき」や「〜できないことはダメ」とルールを作ってしまうからこそ、それが守られなかった自分に幻滅し、自分が嫌いになってしまうのです。自分が嫌いにならない為にも、「こうあるべき」や「〜できないことはダメ」というルールはあまり厳密に課さず、できなかった自分を責めることはやめましょう。

そして、「出来ない事もあるよね。それが私なんだ。」ということを心の中で呟き、出来る自分も出来ない自分も認めてあげましょう。

 

自分に自信を持つ

自分が嫌いという人に共通することとして、自分に自信がないことです。その為、人間関係で上手くいかない事があった時なども、自分のせいだと思ってしまうのです。これはで取り上げたことにも共通しますが、自分のダメな部分があることを認められておらず、そこが自分の欠点であると思っている為、自信がないのです

「自分にはダメなところがある。だから、失敗するかもしれない」と心の中で感じている為、自信が持てないのです。例えば、あなたは初対面の人とは上手く話せないとしましょう。これを欠点だと思っているから、頑張って克服しようと躍起になり、一生懸命話そうと努力します。努力しようと前向きなことは素敵です。

しかし、思うようには話せなかった時、「やっぱり私はダメな人間だ」と感じてしまい、自分が嫌いになってしまうのです。そうではなく、「私は初対面の人と話すのは苦手。だから、上手く話せなくてもいいから、とにかく笑顔で接することをしよう。」と開き直ってしまうのです。

出来ることはどんどん伸ばしていき更なる自信に繋げ、出来ない事は「欠点」と捉えない事で自信を欠けさせるマイナスポイントにしない。このことが自分に自信を持つ為のポイントになるのです。

 

人と比べない

次に自分が嫌いになる時にやってしまいがちなことが、他人と自分を比べるということです。「あの人は、こんなこともできてあんなことも出来て」とか、「あの人は私よりも綺麗で、スタイルが良くて」などと比べてしまうことで、自分がまるでダメな人間のように感じてしまい、遂には自分が嫌いとなってしまうのです。

しかし、他人と自分を比べていては、新たな人に出会う度に相手にあって自分にないものを探してしまいます。自分を嫌いにならない為には、相手にあって「いいな〜」と思うことに対して、「羨ましい」と思うのではなく「自分もそうなりたいな」と思ってそれをいい意味で盗むことが大切です。

そうすることで、自分の中に「いいな」と感じる部分が増えることになり、自分というものに自信を持てるようになってくるのです。人の目を気にして自分磨きをするのか、自分自身の評価をもって自分磨きをするのか。大切なものがどちらかはもうお分かりですよね。

既にガリガリに痩せているのに更に痩せたいと、拒食症に走ってしまう方などが代表的です。他人と自分を比べ自分にないものをねだっていては、決して自分の心が満たされることはありません。そうではなく、自分の心を自分で満たしてあげる。これこそが自分を好きになる為の秘訣です。

 

自分磨きを行う

自分が嫌いになってしまうということの根底には、自分に自信がないことをお伝えしてきました。また、自分には出来ない事があってもいい、それが人間というものであるということもお伝えしてきました。

まずは、「きちんとどんな自分でもいいのだ」と思えることが自分を好きになる一歩なのですが、そこからもっと自信を持つ為にはやはり、自分磨きも大切です。

例えば、容姿に自信がなく自分が嫌いだったとします。「自分が嫌いだから痩せて綺麗になる」というのではなく、「今の自分も悪くはないけれど、理想を言えばもう少し痩せて綺麗になろう」という心構えです。

もし、「自分が嫌いだから痩せて綺麗になる」がダイエットの目的であったなら、ダイエットに失敗した時にどうなると思いますか?「自分が嫌いだから痩せて綺麗になると決めたのに、それすらできないダメな自分。

ますます自分が嫌いになった」となるのです。後者の場合、たとえ失敗したとしても「ダイエットは失敗したけれど、痩せようと努力した自分がいる。よく頑張った」と思えます。このような心の持ち方で、自分を良くする努力の方法が変わってきます。外見を磨くことが自分の自信に繋がることは確かです。

しかし、内面は人と接することで磨かれていきます。小さいことから少しずつ自信になることをしてみることが大切です。例えば、職場の人に自分から挨拶が出来ること、笑顔で対応することなどを始めてみるなどです。

自分からやっていくことには少し抵抗があり、勇気がいることです。しかし、人として挨拶が出来て笑顔で対応できる人は、とても素敵な人ですよね。なかなかできない人が多いものです。

そういうことを出来るように努力しようと思えること、努力すること、そして出来るようになること。この成功体験を繰り返すことで、心が磨かれ心が鍛えられていき、自分の自信に繋がっていきます。

 

自分が嫌いになった時にすべき心を鍛える方法についてお伝えしました。厳しい社会の中で周りの人に助けられることもたくさんあります。しかし、いざというときに決断したり頼りにするのは結局、自分自身なのです。自分に自信を持って決断出来るのは、やはり自分自身が好きでないと出来ません。

自分が嫌いってとても悲しいことです。本人であるあなた自身が自分の存在を認めてあげられないでいると、自分の存在すらよくわからなくなってきます。この世にいなくていい人など決して存在しません。

誰だって、自分を嫌うことなく自分を信頼し、自信を持って好きでありたいですよね。そのためにも外見だけでなく自分の内面を磨き自信を持つ。これらを自分が嫌いな人がすべきことなのです。

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