イライラしない方法を知ると、気持ちが楽になる! 

イライラしない方法を知ると、気持ちが楽になる! 
イライラしない方法があれば、便利ですよね。世の中は、思い通りにならないことばかりで、フラストレーション(欲求不満)に陥りストレスが溜まってイライラします。イライラしない方法を知っていれば、少しは楽になることでしょう。

イライラすることが多いと身体にも悪い影響が出て病気になってしまうこともありますし、トゲトゲしい態度を取ったり乱暴な口を聞いたり等人間関係がうまくいかなくなってしまうこともあります。

時には家族に八つ当たりして夫婦の仲に溝ができたり、子供の反感をかったりすることもしばしば。イライラしない方法を見つけてこれ以上日常生活を悪化させないようにしたいですよね。

イライラしない方法は、いろいろありますがそれほど難しいものではありません。ちょっとした工夫でイライラしないですみますよ。そこで今回は、イライラしない方法を、お伝えします。

6つのイライラしない方法

イライラする原因がわかれば、イライラしない方法もわかります。

[なぜ、イライラするのか?]

イライラするのは、フラストレーションに陥るからです。フラストレーションとは欲求不満のことで、物事が自分の思い通りにならない時に起こります。 

世の中には、自分の努力ではどうにもならないことが多すぎます。私の知人は、博士論文の提出直前に大病してしまい、同じテーマの研究論文が先に出されてしまったので、博士号を取り損ねました。研究を一からやり直したため博士号取得が3年遅れました。

人生の節目となるようなことではなく、日常生活におけるちょっとしたことが、思い通りにならないのは、よくあることです。せっかく彼氏にしたい男性に食事に誘われたのに、上司から残業を命じられたため断ることもあります。イライラするどころか泣きたくなりますよね。

自分ではどうすることもできないことなのに、物事が思い通りに進まないとイライラするのです。そういう時のイライラしない方法は、どうすることもできないことは放っておいて、自分で何かできることに目を向けることが大事です。

[イライラしない方法・・・6つの工夫]

➀ 冷静になる時間をおく

イライラする元はホルモンです。イライラすると、ノルアドレナリンやアドレナリンという興奮ホルモンが多量に分泌されて、戦闘状態に入ります。しかし、アドレナリンなど興奮ホルモンの分泌は長く続きません。せいぜい1~2時間です。

アドレナリンは「闘争か逃走のホルモン」と呼ばれるように、危機を感じると分泌されますから、1~2時間程度しか分泌されないのです。短いと、数分間で分泌しなくなります。

イライラした時は、無理に解消しようとせず、散歩に出かけたり、食事をしたり、他のことに注意を移します。1~2時間も経つと、イライラが収まり、イライラの原因となったことに対する対処法を冷静に考えられるようになります。うまい対処法を見つけることが、イライラしない方法です。

② 自律神経系のバランスを良くする

イライラすると、自律神経系の交感神経(興奮系)が優位な状態になります。副交感神経(安静系)を優位に変えると、イライラが収まります。

イライラしない方法は、副交感神経の働きを高めることです。身体を温めることで、副交感神経が優位になります。熱い飲み物、ハーブティやホットチョコレート、ココアなどを飲むと身体が温まります。39℃~40℃程度のお風呂にのんびり浸かるのもオススメです。

冷たい飲み物は身体を冷やして、交感神経を優位にするのでNGです。また、42℃程度の熱いお湯に入るのも、疲労感を高めるので逆効果です。

イライラしない方法は、良質な睡眠を十分とり心身ともに疲労を回復させることです。睡眠不足は自律神経系のバランスを崩し、交感神経と副交感神経の交替がうまくいかなくなるので、イライラします。疲労感が強いと、交感神経が優位になりますから、イライラします。きちんと休みをとることをオススメします。

③ セロトニンの分泌を促す

イライラしない方法は、セロトニンなど安心感や落ち着きを与えるホルモンの分泌を増やすことです。

セロトニンは、リズミカルな運動をすることで分泌が促されます。貧乏ゆすりは、見た目は良くありませんが、イライラ解消には効果があります。朝陽を浴びると、セロトニンの分泌が促進されるので、朝、リズミカルに散歩するのは、とても効果的なイライラしない方法です。

➀で書いたように、アドレナリンが分泌されなくなるのを待つ間、散歩に出かけて、リズミカルに歩くのは、オススメのイライラしない方法です。

散歩する暇がなければ、数を数えながら呼吸するといいですよ。「イーチ」と数えながら息を吐き、息を吸ってから「ニー」と吐き、息を吸って「サーン」と数えて吐き出します。これを10まで数えます。簡単にできるイライラしない方法です。

④ 想定内と口に出して言う

イライラしない方法は、自分を落ち着かせることです。自分の力ではどうにもならない出来事のせいで、失敗したり挫折したりした時つい慌てふためいてしまいます。その時、「想定内、想定内」と口に出して言い自分の脳をだまして落ち着かせます

何かする時は、いろいろな事態を想定しておく必要があります。そうすれば、何が起きても、慌てることなく対処できます。

でも、人間は万能ではありません。不測の事態は必ず起きます。その時、想定内と口に出して言うことで、落ち着くことができます。イライラしないで対処の方法を考えることができるのです。

⑤ 酸っぱいブドウの理論をうまく利用する

イライラしない方法は酸っぱいブドウの理論をうまく利用することです。

イソップ童話の1つです。キツネがブドウを食べようとしますが、どうしても手が届きません。すると、キツネは「どうせ酸っぱくてまずいブドウだ。食べてやるものか」と言って、去ります。

自分に手が届かないことや、自分の力でどうにもならないことは、「価値のないもの、低級なもの」と考えてイライラを解消するのです。心理学では合理化と言います。

負け惜しみということにもなるのですが、1つの価値観に縛られず、他の面から見直すことになります。違う角度から見れば、他にもっと価値のあることがらが見つかります。見方を変えることは、プラス思考に変わるということです。

⑥ 視界を広げると、心が広がる

イライラしない方法として、「海を見に行く」とか「山に登る」とかを勧めることがあります。細かい作業をしていると目が疲れてイライラします。目を青空や外の景色に向けると、気分が良くなります。これと同じ原理です。

イライラしない方法は、視界を広くすることです。狭い、ゴチャゴチャした室内から出て、公園などに行くと、気分が落ち着きます。時間があれば、海を見に行ったり、山の上からの眺めを楽しんだりすることをオススメします。

美しい景色を見ると、幸福ホルモンのオキシトシンやエンドルフィンの分泌が促進されて、気分が落ち着きます。

 

イライラしない方法は、なぜ必要か? 

イライラすると身体にも心にも悪い影響を及ぼします。イライラすると自律神経系のバランスが乱れ、血液循環が悪くなります。そのため、肩こり・頭痛・腰痛・胃痛・疲労感・倦怠感・眼精疲労・肌荒れ・脱毛が起こります。不眠など睡眠障害にもなります。

さらに自律神経系の働きが低下すると、自律神経失調症になります。イライラが溜まると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化器系の病気、高血圧症など循環器系の病気、無呼吸症候群、ホルモン・バランスの乱れ、免疫力の低下や過敏反応など、数え切れません。

イライラすると、当然、精神的にも悪影響が出ます。不安が募り、怒りっぽくなります。気力や集中力が低下します。気分が落ち込んで、将来に希望が持てなくなります。

さらに進むと、うつ症状が強くなります。不安障害やパニック障害に陥ります。アルコールや覚醒剤・麻薬などの依存症になることもあります。

日常生活にも支障が出ます。暴飲暴食、暴力行為・遅刻や欠勤などの怠業、浪費などに走り、時にはギャンブルにのめり込みます。イライラしない方法を知ることで、これらの身体的・精神的悪影響を軽減することができます。

 

イライラしない方法を知ると、気持ちが楽になる?

イライラしない方法を知っただけで、気持ちが楽になります。それは、歯を抜いたり、小さな手術を受けたりした時、痛み止めをもらうと安心できるのと同じです。

痛み止めを持っているだけで安心なのです。鎮痛剤を飲まなくても持っているだけで、痛みが出ません。痛み出したら、いつでも飲めると思うと、少々の痛みは気にならなくなりますよね。

心臓に持病のある人は、不安でたまりません。発作が起きたら、死ぬ恐れがあります。でも、特効薬のニトログリセリンを常備していると、安心できます。安心感が心臓病にも良い影響を与えます。

イライラしない方法を知っていれば、いつでもイライラを解消できるという安心感が生じます。イライラしない方法を知っていると、「もう少し頑張ってみようか」という気力も出ます。

心の問題・精神的なトラブルは、具体的な解決法や解消策を実行しなくても、ほとんど改善することができます。問題やトラブルの原因をいっしょに探り、手助けをしてくれる相手がいると知るだけで、気持ちが楽になります。

原因がわかったところで、トラブルは解決します。イライラも心のトラブルですが、その原因がホルモンや自律神経失調にあるとわかるだけで、気持ちが落ち着くのです。原因さえわかれば、イライラしない方法も見つかるからです。

 

イライラは世の中に溢れています、フラストレーションのない人など1人もいませんよね。だれでも何かしらフラストレーションを抱えて、イライラしています。

イライラを溜めこんでいると精神面ばかりでなく、身体にも症状が表れてくることもあります。イライラしそうになったら、ぜひ上記に書いたイライラしない方法を試してみてくださいね。方法を知っておけばいざという時に使えますので気分的にもかなり楽になりますよ。

しかし、だからといってイライラするのが全く悪いわけではありません。イライラに耐える力、フラストレーション耐性が強くなれば、いろいろなトラブルに対処する力が身に付きます。イライラしない方法がきかないときにはこの際とばかり、思う存分イライラしてみるのもおススメ。

イライラを味方につけて、明日への活力へと生かしましょう。

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