怒りっぽい短気な自分が嫌い。試してほしいイライラ克服術


ちょっとしたことですぐ怒ってしまう自分が嫌いで、でもどうしたらそんな自分の性格を直せるのかわからず、また怒ってしまってそんな自分にイライラ…。このような負のスパイラルを断ち切るには、ちょっとしたコツがあるのです。

そもそも、怒りっぽい人とは、実は完璧主義者で物事に真摯に取り組む特徴を持っていることが多く、あなたは「自分が嫌い」と思っているかもしれませんが、短気な性格はあなたの長所の裏側である可能性も高いのです。

イライラを抑えて、長所を伸ばせたら素敵ですよね。短気な自分を変えることができたら、きっと自分のことを好きになれますよ。そこで今回は、怒りっぽい短気な自分が嫌いなあなたのために、イライラ克服術をお伝えします。

怒りを感じたらすぐに深呼吸!一息数秒の時間でクールダウンしよう

「もう!」と怒りを感じたと思ったら、反射的に深呼吸してみましょう。それだけで、気持ちがクールダウンできます。その理由は、怒りの頂点は、怒りを感じた数秒後にピークを迎えるからです。その数秒間を、ゆっくりと深呼吸してやり過ごすことができたら、怒りの感情を爆発させずにコントロールしやすくなります。

イライラしたら「そうだ、深呼吸だ」と思い出してください。そして、思い出して実行した自分を褒めてあげてください。イライラを克服し、自分が嫌いだという感情を失くすためには、自分で自分をたくさん褒めてあげることも大切なのです。

 

キャパオーバーはイライラの原因!物事の取捨選択を心がけよう

忙しいと、人はそれだけで短気でイライラしやすい状況に陥ります。裏を返せば、短気な人は常に忙しく、自分が抱えられる許容量をオーバーしがちだということです。

なぜそうなってしまうのかというと、役に立ちたいという思いやりがあり、且つ頑張り屋さんだからです。あなたは自分が嫌いだと思っているかもしれませんが、頑張っているからこそ短気になっているのかもしれませんよ。それってあなたの長所ですよね。

だけど、頑張り過ぎて倒れてしまっては本末転倒です。人にはキャパシティがあります。自分の許容量を意識し、物事を取捨選択して負担を減らしましょう。

手を抜けることはとことん抜いて、優先順位の高いことから確実にこなしていくと良いでしょう。物事を順調にこなせるようになれば、イライラを克服でき、自分が嫌いという気持ちも和らぎます。

 

人より時間がかかることもあると自分へのハードルを下げよう

短気でイライラしがちな人は、向上心が高く、完璧主義者であることも多いです。もっと上を目指そう、完璧にやろうと思うあまり、上手くいかないとそれができない自分にイライラして、自分が嫌いになってしまいます。

向上心が高いのは良いことなのですが、それでイライラしてしまうのは勿体ないですよね。人には得手不得手があります。また、物事を上達する速度も人によって違います。

自分へのハードルを下げて、「こんなこともできない自分が嫌い」という考えを「ここまでできた自分は偉い」という前向きな思考に変換してみましょう。

 

感情を抑え続けるとイライラ爆発!テレビや本で心を解そう

短気な自分が嫌い、イライラしている自分が嫌い、だからそうならないようにしなければと怒りの感情を抑え込み我慢を続けると、ストレスがどんどん蓄積されてしまいます。ストレスはイライラを呼び負の循環を始め、最終的には爆発してしまうかも。

感情は上手に発散することが大切です。怒りの感情を抑えるのであれば、同時に別の感情を発散させる時間が必要です。あなたの好きなテレビ番組や本、映画などを観て、思う存分笑ったり泣いたりする時間を作りましょう。

喜怒哀楽は表現こそ違いますが、あなたの本当の感情という意味では同じものです。怒以外の感情を発散することでバランスがとれ、心が解されてイライラも軽減できるのです。

 

体の健康は心の健康につながる!休息と睡眠を優先させよう

イライラを克服するためには、休息と休眠を優先させることも必要です。ストレスが溜まると、それを発散したくて夜更かしして自分の好きなことをしてしまいがちですが、そうすると疲れが取れず、次の日の朝すっきりと起きることができません。そして、「また夜更かししてしまった」と自己嫌悪し、益々自分が嫌いになってしまいます。

疲労が溜まったり、体調が悪かったりすると、ちょっとしたことでイライラしてしまいますよね。一方、体力が漲り元気いっぱいの時は、多少のことなら笑顔で乗り切れるものです。

どんな人にも1日24時間しか与えられません。時間だけは平等なのです。この限られた24時間を上手に使い、疲れを溜めない健康的な生活をすることが、イライラを克服するためには必要なのです。

 

さて、イライラ克服術には難しいことは一つもありません。ちょっとした心がけを続けることが、イライラを抑えるコツなのです。

怒りっぽい短気な自分が嫌いだと思っていると、どうしても前向きな思考をすることが難しくなり、上手くできない自分を責めて、「もっと頑張らなければ」と無理に無理を重ねてしまいがちです。無理が続くとストレスが溜まり、益々イライラしてしまいます。

心の平穏が保たれないと、上手くいくことも上手くいかなくなって、更に自分が嫌いになってしまうかもしれません。

短気な自分が嫌いという人は、自己評価が厳し過ぎるのです。だけど、厳しくするだけでは人は伸びないものですよね。それは自分自身に対しても同じです。あなたは今のままでも充分頑張っているのですから、自分が嫌いなどと思う必要はないのです。

頑張っている自分をたくさん褒めてあげてください。自分を褒め、時には自分にご褒美をあげることで、イライラは少しずつ解消し、自分を好きになる日がくることでしょう。

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