元気回復を応援する１度は行っておくべきパワースポット

最近テレビや雑誌などで、元気を回復できる「パワースポット」について聞いたことのある人も多いでしょう。パワースポットとは、地球上に点在する「気」がみなぎる場所。訪れると元気が湧くような場所です。

パワースポットという言葉自体は新しいですが、日本人は古来より山や森、川や湖には神が宿ると信じ、信仰の対象としてきました。たとえば、映画「千と千尋の神隠し」には川の神様をはじめ、八百万の神様が登場しますよね。

昔から日本人は、山の神様の力を信じて山で修行をしたり、水の神様や氏神様を祀るために神社をつくってお詣りをしたりしてきました。そうした風習が現代によみがえったものが「パワースポットめぐり」だと考えれば、単なる流行ではないことが分かるでしょう。

何だか元気がない…という人は、こうしたパワースポットを訪れて大地や自然のパワーを分けてもらい、元気を回復するのも一手ですよね。そこて今回は、日本国内で１度は行っておくべきパワースポットを厳選してお伝えします。

神々が住む御山！日本三霊山を訪れよう。

元気がみなぎるパワースポットの１つめは、日本三霊山です。古来より、山には神が宿るといわれていたことはすでにお伝えした通り。

特に霊験あらたかで、信仰の対象とされてきた山々が、富士山・白山・立山の日本三霊山です（立山の代わりに、御嶽山を入れて三霊山とする場合もあります）。

かなりの準備が必要とはなりますが、三霊山への登山は人生に元気を与えてくれること請け合い。現実的に登山が難しい場合は、山麓から壮大な峰々を目にするだけでも、心に迫るものがあり、元気が湧いてくるでしょう。

元気がみなぎるパワースポットの２つめは、日本最大の湖・琵琶湖です。琵琶湖は戦国時代から、北陸・東海・近畿を結ぶ交通の要所をしても知られ、当時の武将や権力者たちがのどから手が出るほどほしがった場所です。

また、琵琶湖に浮かぶ「竹生島」は特に強力なパワースポットです。「祈願成就」のご利益があるとして、若い女性も多く詰めかけるとのこと。琵琶湖のほとりにたたずみ、竹生島に訪れれば、希望を追い求める元気が湧いてくるでしょう。

元気がみなぎるパワースポットの３つめは、京都の鞍馬山です。牛若丸が武術や兵法を学んだとされ、天狗が住んでいるという伝説もあるくらいのパワースポットです。

現在も多くの観光客が、その力を求めて訪れます。鞍馬山を訪れれば、元気が出て、人生に変化を起こす勇気も湧いてくるはずです。

元気がみなぎるパワースポットの４つめは、三重県の伊勢神宮です。そもそも神社・寺院というのは、身が引き締まり、心が洗われるパワースポットですが、中でも伊勢神宮は別格、とされています。

伊勢神宮は、豊受大御神を祀った「外宮」と、天照大神を祀った「内宮」に分かれています。外宮と内宮は距離が離れているので、内宮だけに参拝して帰る観光客も多いのですが、正式な参拝方法は、外宮から内宮に回る…というもの。訪れたときはぜひ、内宮だけでなく外宮にも足を向けてみてくださいね。

元気がみなぎるパワースポットの５つめは、屋久島です。映画「もののけ姫」のモデルにもなった島の森林は圧倒的な美しさ。島に降り立った瞬間から元気をもらえる、特別な土地です。

有名な屋久杉はもちろん、ウミガメが産卵にやってくる砂浜や、入口が角度によってハート型に見えるウィルソン株などのパワースポットがたくさんあります。

長期休暇が取れないと訪れにくい場所ではありますが、自然から元気を受け取るためにもぜひ一度は訪れたいものですよね。

お伝えしたパワースポット以外にも、ある場所を訪れて元気をもらった…という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。パワースポットになりうる条件としては、大きく分けて２つあります。

１つめは壮大な自然があること。たとえば山々や森林の神々しい雰囲気は、人間の小ささを教えてくれます。美しい水をじっと湛えた湖面を覗き込むと、自分の心の内面まで洗われますよね。

今回お伝えした以外にも、美しい河川などはパワースポットになることが多いようです。滔々と流れる水が、日常のいやなことやもやもやまで洗い流してくれるようで、何だか元気が湧いてきます。

２つめは、寺社仏閣です。神社は日本古来から信仰されてきた神々や、その土地を守ってくれる神様を祀る場所です。境内に一歩足を踏み入れれば、厳粛な気持ちになりますよね。寺院も同様に、仏師が思いを込めて彫った仏像などを見ていると、癒される人も多いのではないでしょうか。

また、自分の身の周りで、そこに行くと元気を回復できるパワースポットを見つけておくといいでしょう。ぜひ元気回復を応援してくれる５つのパワースポットについて復習し、次の長期休暇で訪れてみてください。