友人との会話でストレス発散!疲労を消し去る会話術


日々のストレス発散法は人それぞれ、いろいろありますよね。例えばショッピング、例えばカラオケ、例えば美味しいものを食べる、などなど。そのうちの一つに「友人と思いっきりしゃべりまくる!」をあげる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

気の合う友人と話し合い、笑いあう。それだけで「明日も頑張ろう」なんて思えたりして。ですがこの『会話』もストレス発散になる良い会話とかえってストレスを溜め込んでしまう悪い会話があります。今回はストレス発散に役立つ会話のコツをご紹介します。

そもそも、どうして会話はストレス発散法となりうるのでしょうか。

『会話がストレスを低下させる』というのは良く聞く話です。一体何故なのでしょう。会話、つまり『他人と話をする』という行為によって人はまず自分が内に抱え込んでいるストレスの原因を外に吐露します。これにより心に沈殿している鬱憤を放出できます。

さらに、人に話すためには自分が現在どのようなストレスに晒され、どうしたいと感じているのかを説明しなくてはなりません。この作業により自分自身が見えていなかった情報や状況を把握し、感情を冷静に整理できるようになるのです。また、楽しい会話をすることで多幸感をもたらす脳内物質「エンドルフィン」や「βエンドルフィン」が分泌されます。

これらの物質は身体中の免疫を高める効果があり、ストレスを受けてもダメージを受けにくい体を作り上げてくれます。こういったさまざまな作用が相乗効果を生み、ストレス軽減へと繋がるのです。

 

会話の相手は、誰でも良いわけではなさそうです。

さて会話がストレス解消に繋がるといっても、相手は誰でも良いというわけではありません。会話が盛り上がらない人や気まずい雰囲気になる人、こちらが気を使わなくてはならない人ではかえって逆効果になってしまいかねません。

多幸感をもたらすエンドルフィン、βエンドルフィンは、親しい間柄の親族や友人、信頼しているパートナーといった『心を許している人』との会話においてもっとも分泌されるとのデータも出ています。できれば一緒にいて楽しいと思える人、信頼できる人など、あなたが『一緒にいて心地よいと感じる人』と会話するようにしましょう。

また、話の流れから愚痴になってしまうこともあるでしょう。もちろんいやなことがあればたまには愚痴を聞いてもらいたいこともありますし、吐き出すことですっきりします。しかし、聞かされる側は多少なりとも気分の悪い思いをするもの。聞いてもらったときは必ず感謝の気持ちを伝えるようにしましょうね。

 

話題と会話の相手の組み合わせを選択しましょう。

楽しく感じる会話の条件は『共感』と『肯定』を実感できることです。せっかく話をしていても、わかってもらえなかったり否定されたらすっきりするどころかかえってモヤモヤが残ってしまいますよね。最悪「話さなければ良かった」「時間の無駄だった」なんて感じてしまい自己嫌悪となりかねません。

それを回避するためにも、相手と話題の組み合わせを考えるようにしましょう。よく「未婚、子育て経験なしの女性と既婚、子育て真っ最中の女性の会話が噛み合わない」という話を聞きますが、これは、共通点のない話題では相手の状況を想像するより他がなく、実感も伴わないので当たり障りのない受け答えしかできない、という真実を如実に物語っているだけのこと。

それでもどちらかが相手の状況や話に興味をもち引き込まれれば別ですが、基本的にこれでは会話が弾むはずもありませんよね。だったらまだ、共通の学生時代の話などの方が盛り上がることでしょう。できるだけ、相手と分かち合えるような話題を取り上げるべきと言えます。

 

会話は双方が言いたいことをいってこそ成り立つと心得ましょう。

自分の話ばかりを一方的にする人、いますよね。「私だって話したいことがあるのに」となんだかいらいらする時、あなたはどうしていますか。人間関係を円滑に続けるには、相手と自分の両方を尊重したコミュニケーションを行わなくてはなりません。

合わないからと相手を切り捨てても、自分を常に後回しにして我慢をしても、互いの関係が良好とは言えませんよね。相手の話を聞き、受け入れつつ、自分も主張し受け入れてもらう。このやりとりが『心地よい会話』の基本です。

しかし、いくら自分を主張しましょうと言っても、互いに「自分が」「自分が」と一方的に押しつけあうのは間違い。相手への共感と尊重を忘れず、自分の主張もしっかり行うことが大切なのです。

あまりにも相手が一方的すぎて、軌道修正してもどうにもならないときや、聞くのに疲れてしまったときは「また今度話しましょう」と言っても良いのです。双方がしっかりと意見交換できて始めて会話は成り立つと覚えておきましょう。

 

ちょっぴり上級テクニック、話を聞いてあげましょう。

本当は、自分の話を良く聞いてくれ、自分もまた相手を快く受け入れることができる、心許せる人と話をするのが一番のストレス解消法です。が、毎回毎回そのような人と、自分が望んだタイミングで話ができるとは限りませんよね。実は、周囲にいる人との何気ない会話でもストレスを解消できる方法があるのです。

それは『相手に質問をすること』そしてそこから『想像力を働かせること』です。ちょっと難しいようですが、ただ受身で話を聞くのではなく、聞きながら自分ならどうするかな、どんな風に思ってどんな言動をするかな、と想像してみるのです。そしてその想像を補うために相手に質問をしてみる。

答えを聞き、想像を膨らませ質問することで会話のキャッチボールが続きます。これにより相手に自分の話を受け入れてくれたという肯定感を与えることができ、自分も自分の経験とはまた違う世界を知ることができる、まさに一石二鳥の会話術です。

さらに、面白い話題だったら素直に笑って構いません。笑うという行為もまた、ストレス緩和に重要な役目を担っています。一緒に笑いあえれば連帯感が増すのでなお良いですね。

 

さぁ、どこで話をしましょう。

親しい人と、職場や学校の人と。あなたは何処で会話をしていますか。学校や職場、家、ファミレスやカフェ、といろいろあるかと思いますが、公共の場ではどうしても周りの目が気になりますし、何処で誰が聞いているかわかりません。

ファミレスで数人が集まり愚痴っていたら、そのすぐそばに偶然当事者がいたというのは一見笑い話のようですが、実はよくあるぞっとする話です。

毎回誰かの家に集まるのも負担をかけてしまいかねないし、とお悩みの方にオススメしたいのが『カラオケボックス』です。ここなら基本的に防音設備が施されていますから、マイクを大音量にして怒鳴りちらかさない限り聞かれたくない会話が外に漏れることはありません。飲み物も食べ物も注文できますし、当然ながら数人余裕で入れます。

 

最後は前向きな言葉で締めくくろう

さぁ、吐き出すだけ吐き出して、すこしはスッキリしたでしょうか。生きているといろんなことがありますね。互いに愚痴を言い合いまくったりもしたかもしれませんね。どんな話題だったかはさておき、ここで次の活力につなげるために、「またね」の前にはぜひこんな一言で締めくくってみてください。

「ありがとう。また頑張れそう。」言霊、というとちょっとスピリチュアルな印象を受けるかもしれませんが、発する言葉の影響は人が思うより大きく脳に作用します。

ネガティブな言葉ばかりを口にしていれば、聴覚から脳にインプットされ、潜在意識の領域からさらによくない現状を引き寄せてしまうように、ポジティブな言葉を口にすることで、脳に前向きなイメージを植えつけることができるのです。

どんなに愚痴っても構いません。でも、最後には前向きな言葉をつけ加えてみてください。きっとそれだけで、あなたの気持ちは少しずつでも良い方向へと変わってくるはずですよ。

 

さて、人は孤独とうまくつきあうことができる生き物です。同時に、他者との絆を求め、他者との関わりの中で生きたいと願う生き物でもあります。独居で外にも出ず、人との関わりが薄い高齢者よりも、外との関わりを持ち会話している高齢者の方が元気、という例もあります。

『会話』はコミュニケーションツールとしてだけではなく、人の生命活動や心身の安定にも密接に関係しているのです。癒しや慰め、安心、などなど。対人関係から得られるものは多々ありますが、求めるだけでは何も変わりません。あなたもぜひ、大切な人に「与えて」あげてくださいね。

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