コミュニケーションを取ることは社会で生き抜くために必要不可欠なものです。もちろんコミュニケーション能力にとても長けている人もいれば必要最低限のコミュニケーションで済ませたいと思っている人など様々です。
どちらにしてもコミュニケーションの基礎力とも言える基本的な能力は身に付けていたいもの。自分の会話術は何点ぐらいなのか気になるところです。
自分のコミュニケーションのどの部分を強化すればもっと良いコミュニケーションが取れるのかチェックできたらすごく良いですよね。
セミナーなどを聞きに行くほどではないけれど会話術をもっと改善したいと考える方のために今回はコミュニケーションの基礎力を確かめる5つのチェックをお伝えします。
自分の語彙力をチェックしよう
コミュニケーションを円滑に行うためには様々な要素が関係していますが、まずその基本中の基本とも言えるものが語彙力。
コミュニケーションを取るために自分が発信する場合にも受信する場合にも文章を構成する語彙、つまり単語が必要になってきますよね。
伝えたいメッセージがとても素晴らしいものであってもそれを伝えるためにピッタリ合う言葉が思い浮かばなければその素晴らしいアイデアやメッセージは悲しいかな相手に伝わりません。
そこで自分の会話を思い返して次のことが思い当たらないかチェックしましょう。いつも言葉を探している、いつも同じ単語を繰り返した表現になってしまう。
これらに当てはまるのなら新しい表現や語彙の習得のため本を読むなどしてコミュニケーションの基礎力を磨きましょう。バラエティ豊かな表現ができるようになりますよ。
自分の聞き取る力をチェックしよう
コミュニケーションを取るために欠かせない能力の一つが聞き取る力。コミュニケーションを取っている相手と自分の双方にある程度聞き取りの力がないなら会話は成り立ちません。
会話が進んで行ったとしても途中で会話が噛み合っていないということに気がつくかもしれませんよね。会話が噛み合わないのは相手の聞き取る力がないからだと決めつけるのではなく自分の話を読み取る力が十分にあるかをチェックするようにしましょう。
そのために会話途中に相手から「そういうことではなくて…」とか「そういう意味で言ったんじゃなくて…」と意味を訂正されたりする傾向があるかどうかを思い返してみましょう。
もしそういう傾向があるように思えるのなら人の話を聞く事は大前提ですが、会話の途中で「それってこういうことだよね。」と自分の理解が相手の意図と一致しているかを確かめながら話してみるのもオススメ。勘違いが減ってお互いに気持ち良いコミュニケーションを取れますよ。
伝わる話ができているかをチェックしよう
コミュニケーション能力が高いと言われる人たちの共通点の一つは伝える力、または伝わる話ができるというところ。いわゆる分かりやすい話ができる人ということです。
では自分の話はどれほど相手に伝わりやすいものとなっているのでしょうか。それをチェックするために日々の会話を思い返してみましょう。
家族や親しい友人から「え、どういうこと?」とよく聞き返されることが多い、または会社などで同僚に頼んでおいた事がなかなか思い通りにやってもらえない…これに当てはまる人は要注意!
どうして頼んでおいた事をその通りにやってくれないんだろう…とこれまで相手を責めていたかもしれませんが、実はその原因は自分の伝え方にあったかもしれませんね。
言わなくても分かるだろうという言い訳で主語を省略してしまう人は多々いますが、分かりやすい話し方を目指すなら伝えたい事が確実に伝わる仕方で話すように心がけましょう。言葉を多くするよりも簡潔で簡単な言葉で述べるのがコツですよ。
どれくらいの比率で話しているかをチェックしよう
コミュニケーションを取るには話し手と聞き手の二役が必要ですよね。互いに話したい事が十分に話せた!とスッキリして会話を終わらせるということはなかなか難しいかもしれませんが、自分だけが話し過ぎるということは避けたいところです。
そこで自分がいつも話を取ってしまい話し過ぎに陥っていないかをチェックするため、誰かと会話した後にその人とどんな事を会話して、どんな新しい情報を知ったかを思い巡らしてみましょう。
自分の話ばかりをしている人はおそらく相手の新しい情報を何も聞いていないことに気がつくかもしれません。そして程よく聞き手に回っている人は毎回の会話でその人の近況など新しい情報があった事に気がつくでしょう。
このように普段の自分の会話の中でどれぐらいの比率で話しているかをチェックするならコミュニケーションの基礎力がつき楽しい会話を楽しめるようになりますよ!
共感する力があるかをチェックしよう
コミュニケーションを取る人の誰もが自分に共感してほしいと少なからず思っていますよね。もちろん共感し合う事だけがコミュニケーションの目的ではなく、時には異なる意見を論じ合うこともありますが普通の友人関係や家族、また職場などでは共感してくれる聞き手が好まれるのも事実です。
そこで自分には人の話しに共感する力があるかどうかをチェックしましょう。まずチェックできるのがよく相談されるかどうか。よく相談されるという人は普段の会話から人の話しに共感し、気持ちを理解しようという気持ちが相手に伝わる聞き手なのかもしれません。
そして親しい関係にある人から「いつも分かってくれない!」などと言われたことはないでしょうか。言われ覚えのある人は言うまでもなく共感する力が少し欠けているのかもしれません。
共感力を上げるためまずは会話中によく頷きながら話を聞く事、気持ちの込もった相槌をうつこと、誠実に耳を傾けることなどを努力してみましょう。コミュニケーションの基礎力が上がりますよ。
コミュニケーションを取らない日はほとんどないと言っても良いほど人との会話は社会人にとってとても大切なもの。自分のコミュニケーションにはどれほどの基礎力があるのかを確かめることができたら、より力をつけるための改善点なども見えてきますよね。
単語力という本当の基礎の部分からチェックしていくことで表現力や意味の伝わり方などにも変化が出てきて素敵な話し方をする人!という嬉しい評判がついてくるかもしれません。
これまでコミュニケーションにはあまり自信がなかった人も基礎力を上げることによって自信がつき、人とのコミュニケーションが楽しくなることも期待できます。
今回の5つのチェックに加えて日本語特有の敬語の正しい使い方をマスターすることもコミュニケーションの基礎力を上げる近道になります。早速チェックして改善を試みましょう。
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