コミュ障を自覚している人は治し方を知りたいですよね。中にはコミュ障の治し方は「何でもいいから会話すること」などと言う人もいますが、実際にはそんな簡単に治すことはできません。最も、何か一言でも喋ることだけが目的ならそれでもよいですが、コミュ障の治し方を知りたい人の目的はコミュニケーションスキルを磨いて相手と良好な人間関係を築くことでしょう。
このため、ただ喋ればよいというものでもないのです。そう考えると、コミュ障の治し方の基本は「自然な会話をできるようにしてなおかつその会話で相手に好印象を与える」…そのための方法を考えなければなりません。それができた時にはじめてコミュ障を克服したと胸を張れますし、ここではそれを叶えるための会話の仕方についてお話ししていきます。
そういうわけで今回はコミュ障の治し方!良好な人間関係を築くコツについてお伝えします。
「話す」よりも「聞く」を意識しよう
コミュ障の人は会話が苦手であり、その理由として「話すのが苦手」と答えます。しかし、会話というのは一方が話して一方がそれを聞く…そして会話の中で話し手と聞き手が適度に入れ替わることで成立します。つまり、話すだけでなく聞くことも会話における重要なポイントになるわけで、コミュ障の治し方の一つとして「話す」では「聞く」を意識することが挙げられます。
相手の話を聞く立場になることで自分で話題を考えなくても済みますし、自分が話す立場になる時は相手の話に対する質問や提案をメインにすればよいのです。これによって、少なくとも「何を話せばいいか分からない」という事態を回避できます。
コミュ障の治し方の第1段階は会話を成立させること…それには聞き手を意識して、自分は話し手がする話題の質問役や提案役に徹することです。
相手の意見を認めつつ自分の意見も言おう
コミュ障の人は会話の時、どうしても相手に合わせてしまう傾向があります。相手がAと言ったらそれを否定できない…だから自分もAと言ってしまいます。しかしそれは本心と違うため、自分自身その会話を楽しめなくなって次第に口数が減ってしまうのです。コミュ障の治し方としてこの流れにアドバイスをすると、相手の意見を認めつつ自分の意見も言うようにしてください。
例えば、相手が「私はリンゴが好き」と言ったとします。しかしあなたはミカンが好きだった場合どう答えればよいでしょうか?ここで3つのパターンを挙げて、それぞれ会話がどんな結果をもたらすかを考えてみましょう。
1.「自分はリンゴが嫌い、ミカンが好き」…自分の本音は話せているが相手の意見を否定しているため、相手に不快感を与えてしまう
2.「自分もリンゴが好き」…相手に不快感は与えないが、自分がウソをついているためこの会話が楽しくならない
3.「自分もリンゴは好き、でもミカンの方が好き」…相手に共感しつつ自分も本音を話しているため、お互い会話が楽しめる
3ではリンゴが好きという相手の意見を認めています。相手は自分の意見に共感してもらえたことで満足しますし、自分もまたミカンが好きという本音が言えていることで、会話が窮屈にならずに素直に会話が楽しめます。
このように相手の意見を認めつつ自分も意見を言うことが、コミュ障の治し方の第2段階になります。
1つのことから話題を広げよう
コミュ障の治し方の最終段階です。コミュ障の治し方の仕上げとして「楽しい会話をする」を目指しましょう。さて、コミュ障の人からすれば自分に楽しい会話ができるとは到底考えられないと思うかもしれません。しかし、ポイントを押さえていけば可能なので安心してください。
楽しい会話をするために必要なのは「話題」です。言わば会話のネタであり、これを豊富にすることで会話して楽しい人間になることができるのです。ちなみに、話題を作るためのコツは「1つのことを軸にしてそこから話題を広げること」です。これについても例を挙げて説明します。
「私は昨日映画を観た」…相手がそう言った場合、映画というキーワードを軸にして複数の話題に繋げられます
・映画から「出演者」を連想して「好きな芸能人の話題」に繋がる
・映画から「映画を観た後の行動」を連想して「その日どうやって過ごしたかの話題」に繋がる
・映画から「映画のジャンル」を連想して「そのジャンルで一番好きな映画は何かの話題」に繋がる
もしこの中で「好きな芸能人の話題」に繋げた場合、今度はその芸能人が出演しているドラマに話題が繋がります。このように会話の中でキーワードを限定し、そのキーワードから何かを連想すれば、その連想したことが新たな会話のネタになるのです。これを実践すれば豊富な話題で楽しい会話を展開できるのです。
コミュ障を治し方は会話力を磨くことであり、そのためにはここでお伝えした3つのことを順にクリアしていきましょう。最初は聞き手に回り、話題に関しても相手の話への質問や提案をメインにしてください。
それで慣れたら次は自分の意見を言えるようになりましょう。相手と違った意見でも自信を持って言えばよいですが、この時相手の意見を頭ごなしに否定しないように注意してください。
ここまでできれば後はどれだけ楽しい会話ができるかです。そのためには話題の収集が必須ですが、話題は相手の話の中から見つけられます。相手の話の中からキーワードを1つ絞り、そのキーワードから連想できることが話題として使えます。ここまでできればもうコミュ障の治し方など考える必要もなく、コミュ障を克服したと胸を張って言えるでしょう。
まとめ
コミュ障を治して良好な人間関係を築くには
・会話は話すだけが重要ではないため、苦手なうちは聞き手に回ろう
・相手の意見を認めつつ、自分も本音で意見を言おう
・相手の話の中で1つのキーワードを見つけて、そこから話題を広げよう
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