あなたの目標は、眠っていませんか?目標達成も大切ですが、目標を達成する過程を楽しむことも同じくらい大切です。
人は、叶えられない夢は、見ないと言います。あなたが思いつく夢は、目標となり、そして達成することも可能なのです。目標達成を夢で終わらせるのはもったいない。本気で目標達成しませんか?そこで今日は結果を出すために必要な9つの要素についてお伝えします。
自己探求をする力
目標を達成するためには、「明確な目標」が必要です。「明確な目標」は、自分の内側に存在しています。自分の中に存在する「本能」というもうひとりの自分と対話して目標を確認しましょう。
・自分の本当に好きなこと、嫌いなことはなにか。
・苦手だが克服したいことはなにか。
・自分はどういう人生を送りたいか。
・自分の強み、弱みはなにか。
・自分の長所、短所はなにか。
・いつまでに目標を達成したいのか。
いろいろな情報、周囲からの意見に惑わされることなく、「自分の本能」の声をもう一度聞き出してください。
「自分にはこれしかない」というものを必死になって探し出す。自分の本能を信じてあえて退路を断つ。
「自分にはこれしかない」ということにしがみつくぐらいの覚悟をもってこそ本当の目標が見えてきます。
人と比べない自分をつらぬく精神力
他人と自分を比べて自信をなくしてしまうと自分の本当の能力は出せません。
「人と比べるということはなにか?」を冷静に考えてみましょう。
「自分の苦手なこと」と「他人の得意なこと」を比べていませんか。
私たちは、無意識に自分の短所と他人の長所を比べてしまっている場合が多いのです。
人にはそれぞれ長所と短所、強みと弱みがあります。短所や弱みをなくしていくのも必要かもしれませんが、不毛な努力を続けることになるかもしれません。それよりも、自分の長所を伸ばしていくと、それは「自分の強み」となり、自信へとつながっていきます。
人と比べて落ち込む必要はありません。比べるのは、過去の自分です。昨日の自分、1週間前の自分、1年前の自分と比べると今の自分はどうか?他人の評価や他人の結果に惑わされずに、自分の過去と今の自分をくらべて成長しているかどうかに目をむける精神力をもちましょう。
目標達成の瞬間を明確にイメージする力
「イメージすることが成功を引き寄せる」という話は、最近よく聞きます。
ただし、イメージするにも効果的な方法があります。
実際に金メダルをとったオリンピック選手の中には、リアリティのあるイメージを脳裏に刻むトレーニングを活用していた選手もいます。目標が達成した瞬間をリアルにイメージすることは、目標達成に自分を近づけるためのひとつの方法です。
イメージによりリアリティをもたせるには、五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)にアプローチします。
聴覚 表彰台に立って、国歌がながれているのを口ずさみながら聴いている。
触覚 金メダルが首にかけられ、そのメダルの重みを感じて観客に手を振っている。
この場面を自分の中で何度も何度も具体的にイメージしていくのです。リアリティを持たせていくことができるようになるには、イメージングにもトレーニングが必要なのです。
まるで本当に目標達成したという錯覚に陥るまで脳裏にイメージを焼けつけるのです。それが目標を達成したいという強力な欲望へと変化し、強固な行動力を生み出す原動力となります。
それほど、イメージトレーニングは大切です。
行動を起こす力
いくらイメージトレーニングを重ね、目標達成の強烈なイメージを脳に刻み込んでも、行動しなければ何も変わりません。人間は、考えれば考えるほど迷いがでてきます。そして、行動できなくなってしまうのです。
行動すると必ず反応があります。
・やってみたら、わりと簡単にできた。
・やってみたら、いくつか問題にぶつかったが、努力して何とかできた。
・やってみたら、自分の問題点や今後の課題を見つけることができた。
・やってみたけど、自分にはできないことや向いていないことがわかった。
この行動したあとにかえってくる反応は、考えるだけでは得られない貴重な体験です。動物は、文字どおり動くことが自然です。人間もふくめ動物は、止まっていることが不自然な状態なのです。だから、あえて頭で考えることをやめて、まずは行動をおこしてみましょう。
悩み続けるの癖をなおすには期限を決めるのが一番です。期限を決めて、「するか/しないか」「やめるか/続けるか」などシンプルに二者択一方式で決めます。「迷っていて何もしなかった」という第三の選択肢を選ばないでください。
努力を継続する力
目標を決めて「さあやるぞ!」とやる気のある間は、努力することも楽しいでしょう。難しいのは、その努力を「継続する」ということです。努力には、「成果が見える努力」と「成果が見えない努力」があります。この2つの中でも、「成果が見えない努力」が大切です。
「成果が見えない成果」は表には現れませんが、確実に自分の中に蓄積されて実力を向上させてくれています。成果があがらなくても、見えない部分で必ずあなたは変化しています。
どんな結果になっても、努力を続けている限り、それはあなたの目標達成への確実な一歩となっているのです。
それを忘れないでください。
あきらめない心を持つ力
行動を起こすと、必ず失敗することがあります。「行動すること」と「失敗すること」はセットになることが多いのが事実です。失敗は、目標達成へのプロセスの一部でもあり、失敗が私たちを成長させてくれます。
失敗しても、挫折しても、病気になっても、傷ついても、迷いがでても、やる気がなくなっても、自分の「目標達成」の瞬間をもう一度強くイメージして、「あきらめない心」を強く持ってください。
誰が何を言おうと自分があきらめなければ、目標達成へのチャンスはなくなりません。少しダメだからといって、今までやってきた努力がなくなるわけではありません。
そして、目標達成への道はひとつではありません。富士山に登るときに、いろいろな道があるように、目標達成にもいろいろな方法があります。自分にあった道を見つけて、諦めずに登り続けましょう。
どんな苦境にもうち勝つ柔軟な心をもつ力
何事も、トラブルはつきものです。また、嫌なこともあるでしょう。でも、目標達成のためにはそれを乗り越えていかなければなりません。その時に「強い心」も必要ですが、大切なのは「柔軟な心」です。
「柔軟な心」とは、竹のようにしなやかな心です。竹は、強風が吹いたときでも、外からの力をしなやかに受け止め倒れることはありません。そんな心を持つことです。
「柔軟な心」をもっていると物事を観る視点が変わってきます。「柔軟な心」は、何事も素直な心で受け止めることができるようになります。すると、自然に好奇心が湧いてきて、創造力を働かせることができます。自分のオリジナリティを生かして対応していくことにより楽しみが増えてきます。
楽しんでやるとモチベーションが上がり、良い結果をもたらすことになります。
自分の必要なものを取捨選択していく力
溢れている情報の中から自分の目標達成に必要な情報を取捨選択していく力が必要です。
新しい知識を得ることで「ひとつ賢くなったような錯覚に陥ってしまうこともある」ということを気に留めておきましょう。
情報化社会の波に流され、新しいものを手に入れることに時間を費やして、消化不良を起こしてしまっては本末転倒です。これからは、無駄なものを削って単純化していくことが目標達成に必要な要素のひとつになります。シンプルになればなるほどブレない自分が見えて、目標もはっきりとしてきます。
目標達成には、欲望をコントロールすることも必要です。自分の欲望を律して節制すること、自分の時間を有効に活用してい力も重要な要素の一つです。
WIN-WINの関係を大切にする心
「自分だけが良ければいい」という世界は存在しません。目標を達成するためには、人との関係が生じてきます。
ある人は、あなたに勇気をあたえてくれるでしょう。また、ある人は、あなたのよき理解者としてアドバイスをしてくれるでしょう。そして何より、人に喜んでもらえることが自分の喜びになって欲しいと思います。
自分が目標を達成したければ、人の目標を応援する。人の目標達成を心から喜ぶ。人のためにやっていたことが、あるとき気がつくと、いつの間にか目標達成へ近づいていた。そういう人、そういう世の中でこそ目標を達成することに喜びを感じることができるのではないでしょうか?
これは松下幸之助さんの言葉です。
「夢や目標を持って生きる」ことは、幸せになる方法の一つです。
目標があれば、毎日を楽しくイキイキと生活することができます。目標達成までの時間は、充実感を感じることができ、達成すれば大きな幸せを感じられるでしょう。目標達成を夢見ている人は、もう一度真剣に自分と向き合って自分の道を見つけてみてはいかがでしょう。
まとめ
そろそろ本気で目標達成しませんか?
結果を出すために必要な9つの要素1:自己探求をする力
2:人と比べない自分をつらぬく精神力
3:目標達成の瞬間を明確にイメージする力
4:動を起こす力
5:努力を継続する力
6:あきらめない心をもつ力
7:どんな苦境にもうち勝つ柔軟な心をもつ力
8:自分の必要なものを取捨選択していく力
9:WIN-WINの関係を大切にする心
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