目標を達成することは、簡単なことではありません。しかし、周りを見渡すといつも「目標を達成している人」がいたりますよね
なぜ、その人は達成を実現させることが出来るのでしょうか?それは、「達成術に必要な考え方や行動が癖付いている」からです
そこで、今日は達成術を一種の「癖」として身に付けている方の「考え方」と「行動」を源に、あなたが目標を達成する為の方法をお伝えします。
自己目標や夢の達成する為に:最初に休日を作る
何かの資格取得を目指して、明日から努力を開始するとしましょう。仕事を抱えながらも、どのようにして時間の余裕を作るか、なかなか難しいところですね。
そこで、「スケジュールを立てる」という作業を行われる方が多い
「月曜日は○○時に帰ってくるから、そこから1時間は勉強だ!」や「水曜日はノー残業デーだから、帰宅してから3時間は勉強できる」、「最初の1カ月はここを重点的に勉強して、2ヶ月目はここを勉強する」のように、最初にスケジュールを立てることは悪いことではありません。
しかし、ここに挫折の落とし穴が隠されていることも事実
「スケジュールを立てるだけで終わった…」
というケースです。ひょっとして、皆さんにも同じような経験があるかもしれませんね。私も過去に経験ありますよ。綿密なスケジュールを組んだものの、それを実践できずに挫折してしまうケースです。
当然、これでは何の意味もなく、スケジュールを立てた時間だけ「無駄」となってしまいます。
そこで、これは私も実践している方法なのですが、「休日だけを決める」という方法が有効です。
つまり、「この日はここを勉強!」ではなく、「この日は休む」とだけ決めておくんですね。残りの日は「ノープラン」で結構です。
この方法のメリットは2つあります。1つは「計画通りの実践の苦痛を感じない」という点です。計画を立てる時はウキウキするものの、それを実践する時には苦痛が伴いますよね?一方、休日だけ決めてそれ以外がノープランだと、「計画通りの実践の苦痛がない」ことになります。
もう1つのメリットは、「何を勉強するかを決める楽しさがある」という点です。「さ~て、今日は何をしよう」と、これを考えるだけでも苦痛から解放されるのです。
スケジュールを立ててしまうと、どうしても「ルーティーンワーク」になってしまいます。したがって、「毎日決まった時間に同じことをする」が「飽き」を呼び込んでしまうんですね。一方、自分でビジネスをしている人のように、「毎日、違うことをしている」では飽きを呼び込むことはありません。
「休日だけを決めておく」という方法、ちょっと意外な方法かもしれませんが、三日坊主を防ぐに十分に効果のある方法です。
自己目標や夢の達成する為に:反復練習は努力の苦痛を半減させる
「ダイエットをしてキレイになりたい」
「FXで稼げるようになりたい」
「アメリカに留学するのが夢」
など、皆さんにも1つか2つは希望や目標、夢があるでしょう。もちろん、それらを実現させるべく、努力を続けることが大切です。
しかし、「努力=辛い事=続かない」というひともきっと多いですよね
そこで、そのような「続かない」を理論的に解決する方法を模索してみましょう。
夢や目標を達成するには「努力」が必要です。しかし上記の通り、「努力=辛い事=続かない」なのです。ならば、「努力=辛くない」を癖付けてやれば、努力も長続きすることは当然です。
そこで、「同じことを2回繰り返す」を実践して下さい。たとえば資格試験の問題を解く場合でも、1回目は苦しむことになると思います。しかし2回目の解答は簡単でしょう。すでに答えを知っていますし、「なぜその答えになるのか?」も分かっているためです。
このように、努力で得た知識は、「同じ問題の難易度」を極端に下げる効果を持っています。したがって、「2回目の実践なので苦しくない=長続きする」が可能になるんですよ。
しかしこの方法には1つだけ注意点があります。「記憶が新しいうちに」をキーワードにしておきましょう。
上記の例でも、1回目の実践から数カ月も期間が空くと、当然ですが記憶が失われ、2回目でも1回目と同じように苦しむことになります。
つまり、「今日は1回目。明日が2回目」のように、記憶が古くなる前に2回目を実践することが大切なのです。
この方法では「短期間で飛躍的に上達」は難しいかもしれません。同じことを2回繰り返しますので、普通に実践するより進むスピードが2倍必要であるためです。しかし、長い目で見れば「反復練習=知識が深く刻まれる」ですので、将来的に生きたスキルを身に付けるなら、こちらの方法が有効と言えます
自己目標や夢の達成する為に:レコーディング努力を実践!
以前、「レコーディングダイエット」が人気を集めました。過度なカロリー制限をするわけでもなく、運動をするわけでもない。苦痛を和らげるダイエット法として人気を得たのは記憶に新しいことでしょう。
レコーディングダイエットは、基本的には「口にした食べ物や飲み物を記録し、それらのカロリーも記載する」という方法です。
よく、「家計簿を付ける=賢い出費ができる」と言われますが、これは「何にお金を使ったのかを目で確かめることで、自然と出費に気を付けるようになる」という精神的な効果を狙ったものです。レコーディングダイエットも同じで、「摂取したカロリーを目にすることで、自然とカロリーを抑えた食生活になる」となり、「それがダイエット効果を生む」となるんですね。
この方法を、「努力」でも実践してはいかがでしょうか?つまり、「今日は何時間、どこを勉強した」のように、勉強日誌をつけるだけです。
こうすることで、「最近は勉強時間が短くなっているなぁ…。よし!週末は頑張るか!」や「ここの勉強が欠けている。明日はここを重点的にやろう!」と意識できるようになるため、闇雲に努力を続けるよりもはるかに効率性の高い勉強が可能になります。
記録することを癖付けるだけでも、自然と勉強や努力への意識が変わり、それが目標や夢の達成に少しずつ近づいていきます。
自己目標や夢の達成する為に:環境の変え方を学ぶ
アメリカの学生を主人公としたドラマや映画を見ると、カフェなどで勉強をしている学生を見かけます。留学経験のある方ならおなじみの光景かもしれませんね。
いかがですか?日本人の私たちから見て、何となく「カッコよく見える」というイメージはありませんか?
欧米社会では、勉強のやり方も日本とは大きく異なります。日本の場合、机に向かって姿勢をただし、ガツガツと勉強するという方法が一般的でしょう。
しかしアメリカの高校生や大学生を見ると、ベッドに横たわって教科書を広げたり、床に胡坐(あぐら)をかいて勉強したりしているんですね。
アメリカ人は非常に合理的な考えをしますので、「姿勢や熱意よりも、結果が出れば良い」と考える傾向にあります。ならば、この合理的な考え方を日本にも取り入れてみましょう。
私も昔、資格取得を目指して勉強を重ねた経験がありますが、私の場合、基本的に勉強にペンとノートは使いません。ベッドに横たわり、「ひたすら教材を読む」を繰り返します。その中で気になる点や重要な個所があれば、パソコンに記録して保存します。
当時、我が家に勉強机などありませんし、勉強はいつもゴロゴロしながら行っていました。しかしそれでも良いのです。私も資格取得に成功しましたし、姿勢や熱意よりも結果を優先した方が賢いのかもしれません。
皆さんも、環境を変えたい場合は、姿勢や熱意は忘れるようにしておきましょう。「思いっきりお洒落なカフェ」を探しても良いですし、「寝心地の良いマットレス」を購入しても良いと思います。
勉強の苦痛を少しでも緩和できる環境、それを整えることが大切です。
自己目標や夢の達成する為に:目標の立て方を工夫する
目標を立てることは重要ですが、「立ててはダメな目標」があることをご存知でしょうか?ダメな目標を立ててしまうと、どうしても挫折に陥りやすく、また達成しても大きな充実感が得られません。
ダメな目標とは、主に以下のようなものがあります。
■〇〇の資格を取らないと出世できないので、とにかく頑張る
■ノルマを達成しないと怒られるので、努力をする
■将来が不安なので、何かの資格を取得する
上記のような目標は、たとえ立てたとしても達成するに難しいでしょう。なぜなら、「今の自分をマイナスと捉えている」と言えるためです。
「出世できない」や「怒られる」、「不安だ…」などのような理由は、「ゼロをプラスに変える」ではありません。あくまでも「マイナスをゼロに変える」という作業になるのです。
したがって、今の自分に嫌気がさしてモチベーションが下がったり、あるいは達成しても「ゼロになっただけ」ですので、充実感や達成感も少なくなります。
一方、賢い人は次のように考えます。
■〇〇の資格を取れば、転職してステップアップできる
■ノルマを達成すればボーナスが増えるので、海外旅行に行ける
■この資格を取得しておけば、将来的に独立も可能だ
という感じです。いわゆる「プラス思考」ですが、上記のような考え方は「ゼロをプラスにする」となるため、「よ~し!頑張るぞ!」という気持ちになりますし、達成した時の充実感も大きくなります。「自分がプラスに成長した」と実感できるためですね。
このように、「ゼロをプラスに変える」という考え方を癖付けておきましょう。そうすることで、「挫折」や「充実感のなさ」のリスクを軽減することが可能なのです。
自己目標や夢の達成する為に:自分のニーズを知る
自己目標を立てる場合、「なぜ自分はこの目標を立てるのか?」と考えたことはあるでしょうか?目標を立てるからには、何かを実現させたいのだと思います。しかし、なぜそれを実現させたいのでしょうか?
いかがですか?ここまで深く考えたことはあるでしょうか?しかし、ここまで深く考えると、「あること」が見えてくるのです。
それが「自分のニーズ」です。
「資格を取得する」ということは、「その資格をあなたが欲している」ということになります。したがって、その資格こそが「あなたのニーズ」であり、ニーズがある以上、供給しなければいけません。
そして、安定的に供給するために必要なことが「努力」なのです。三日坊主になりやすい人も多いと思いますが、そのような人は「自分のニーズだから」という考え方を持っていません。つまり、「ニーズに応えたい!」という欲求がないからこそ、「三日坊主で諦める」という結果に終わっているのです。
もう一度言いますが、資格の取得やダイエットなどは「あなた自身が求めているニーズ」なのです。「ならば、そのニーズに応えよう!」と考えるようにして下さい。すると、「飽きた…」などの感情的な考え方が小さくなり、「だって、ニーズですから」という客観的でビジネスライクな考え方になっていきます。
そうなれば三日坊主の危険も減りますので、「ニーズ」をキーワードに努力を続けることを意識しておきましょう。
自己目標や夢の達成する為に:努力は修行ではないと思え!
皆さんの周りに、「寝る間も惜しんで勉強した」という人はいませんか?そして、「その結果、資格の取得に成功しました」となれば、「よく頑張ったね~」と思いますよね?その人の努力が実った結果であるため、褒めてあげたくなる気持ちは当然ですし、「すごいね!」と思うことも自然でしょう。
ところが、ここに「挫折の落とし穴」が隠されているのです。努力が実った人を目の前にすると、どうしても「辛い努力に耐える」という状況を連想してしまいます。したがって、「私は辛い事は嫌だ」となり、「努力をしない」や「挫折する」につながるのです。
これでは、どれだけ重要な自己目標でも絶対に達成できません。つまり、「努力=耐える」というイメージが先行しているため、どうしても長続きすることが出来ないのです。
しかし、努力は努力であり、修行ではありません。耐えることとは違うのです。その証拠に、「テキストを開けるまでは時間がかかるけど、勉強を開始すると時間を忘れる」ということがあります。このように、辛いのは「最初の一歩」だけなのです。その一歩を「えいっ!」と踏み出せば、後は「時間を忘れる世界」となります。
したがって、「努力=耐える」というイメージが間違っている事を知って下さい。あなたの周りにいる「努力を実らせた人」も、あなたが思うほど辛い思いはしていません。このイメージを払拭するだけでも、目標や夢を達成するに大きく前進することでしょう。
以上、目標を達成するための「考え方」や「行動」を紹介してきましたが、これらの考え方を癖付ければ、あなたが思うほど辛い経験をすることなく、また苦しむことなく、目標を達成することが出来るでしょう。
大切なのは、ここで紹介した考え方や行動を実践する「癖」を身に付けることです。そうすれば、三日坊主に陥ることなく、またダラダラすることなく、達成に向かって直進することが出来るのです。
まとめ
目標を達成して未来を変える為には
・最初に休日を作る
・反復練習は努力の苦痛を半減させる
・レコーディング努力を実践!
・環境の変え方を学ぶ
・目標の立て方を工夫する
・自分のニーズを知る
・努力は修行ではないと思え!
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