会社や学校の朝礼などで、1分間スピーチを実施している会社もあります。もし自分がスピーチをやることになったら不安や緊張も出てきますよね。上手く話せるのか、しっかり伝えられるのかと考えてしまうものです。
しかも1分間と時間も決められていますので、闇雲に話していては時間が余ったり足りなかったりもします。それも考えてスピーチの内容や流れを作らなければいけません。
そして、みんなの前に立ってスピーチをするのですから、聴衆が興味を持って聞いてもらえるような話し方をする必要があります。そのための方法やテクニックがあれば貴方も知りたいですよね。
そこで今回は、1分間スピーチで聴衆を引きつけるテクニックを7つお伝えします。
内容は簡潔にまとめる
話の内容を簡潔にまとめることは、1分間スピーチで最も大事なことと言ってもよいでしょう。「何の話をしたいのか」という事をきちんと伝えなければ意味がありません。そのためには、要点を絞り余計な説明は不要です。1分間という時間は意外と短いですので、話に肉付けばかりしてしまいますと、最後の締めの時間が無くなってしまうでしょう。
「話したい内容を先に言う」「なぜそうなったのか」「それはこういうことだったから」と、2つか3つの段落に分けてまとめることで、聞いている方が内容をつかみやすく感じてくれるのです。
大きな声で話す
1分間スピーチでは大事なことですが、話は大きくはきはきとした声を意識しましょう。みんなの前に立つと緊張してしまい、自然と声が小さくなってしまいます。貴方も話してる方の声が小さければ「聞き取りにくい」と感じますよね。
声の大きさは自分では気づきにくいものです。話している内容が良くても聞き取れなければ聴衆を引きつけることはできないので、気をつけましょう。
話し方にアクセントをつける
1分間スピーチとは1分間の中でドラマを作ると思ってください。そこに喜怒哀楽や疑問などを表現した文章も存在しますよね。その時にどんな情景でも同じ口調でダラダラ話していたら、あまり聴衆には伝わらないでしょう。ただ1分間、文章を読んでいたとしか思われません。
文章を棒読みするのではなく、感情や情景で話し方を変えてアクセントを出すと、伝えたいことがそのまま一つの絵となって皆に届くでしょう。
身振り手振りをつけて話す
1分間スピーチで聞き手の心を引きつけるには、話しているあなたの姿も大きく関わってきます。話す時には身振り手振りを加えて、体全体で表現しましょう。ボディランゲージと言いますが、動きで表現することは言葉に力を与えます。「大きな」とただ言うよりも、手を広げて大きさを表現しながら言った方が伝わりやすいのは分かりますよね。
動きがあると、聴衆も目を奪われます。耳だけでなく目からの情報も1分間スピーチの内容をしっかり伝えるために大切なことです。
難しい表現は避ける
先ほども言いましたが、1分間は意外と短いものです。その時間を無駄なく話すために難しい表現や言葉を使わないようにしましょう。
話を聞いてすぐに聴者が理解できなければ、話の内容は完全には伝わりません。専門用語や一部の人にしか分からないような話は単に「意味が分からないしつまらない」と思わせるだけです。だからと言ってそれを説明している時間はありません。聴者を引きつけるためには難しい表現は使わずに、分かりやすい言葉でまとめましょう。
皆が興味を持つようなテーマを選ぶ
1分間スピーチは貴方の言いたいことを話すのですが、だからと言ってテーマが興味を持たれなければ聞く気にはなれないでしょう。ここは皆が知っていて興味を持ってくれそうなテーマを選びましょう。
例えば、趣味のことをテーマにするのは危険です。というのも、興味のある人と無い人が別れてしまうからです。一般常識やニュースのトップになるようなことから選ぶと大体の方が知っていることなので、聴者も聞き入りやすくなります。
話す文章はなるべく覚えておく
最後になりますが、1分間スピーチで聴者を引きつけるためには、話す内容の文章を覚えておくことです。覚えるということは言葉もすらすらと出てきますので、聞く側も聞きやすいということになります。
しかも話す貴方自身に余裕ができますので、先ほども言いましたボディランゲージや表現力に力を入れることができますよね。
1分間程度のものなので覚えることは難しくはないでしょう。少しでも聴者に伝えるためにも、文章ではなく聴者を見るようにできると、話しにも力を感じてもらって皆を引きつけることができます。
1分間スピーチで聴衆を引きつけることは簡単なことではありません。しかしそのためのテクニックを知っておけば、誰だって1分間スピーチを成功させることができます。貴方の話に対して「面白かった、ためになった」と感じてくれるでしょう。
1分間と言う短い時間の中で最大限のパフォーマンスを行うためには、簡潔にまとめて表現力を身につけることが一番と言えるでしょう。分かりやすくハキハキと話すことでそれができるのです。言いたいことを言うのではなく、伝えるという意識を持って取り組めば、その1分間は聴者にとって楽しい時間となるでしょう。
そしてこのテクニックを知ることで、気持ちに余裕ができて緊張も和らぐことになります。また色んな話を聞いてみたいと思われるような1分間スピーチを目指しましょう。
まとめ
1分間スピーチをで聴衆を引きつけるには
・内容は簡潔のまとめること
・大きな声でハキハキ話すこと
・話し方にアクセントをつけること
・身振り手振りを付けて話すこと
・難しい表現は避けること
・皆が興味を持つようなテーマを選ぶこと
・文章は覚えること
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