「自分が嫌い」という気持ちほど生きにくいことはないですよね。あなたは何故自分が嫌いだと感じるのでしょうか?対人関係が苦手だからでしょうか?容姿が自分が理想とする姿と違うからでしょうか?それともただ漠然と何となくでしょうか?
いずれの理由にせよ、本来であれば自分が自分の一番の理解者であるべきところを、自分が嫌いであるということは、日々の生活の中で自分で自分を苦しめてていることに違いありません。
そんなことはいっても、自分が嫌いなんだからどうしようもないと思うかもしれません。しかし、ちょっと考え方や物の見方を変えてみるだけで、自分の捉え方を変えることが出来るかもしれないのです。そこで、今日は「自分が嫌い」を克服させる6つのステップについてお伝えします。
「自分が嫌い」と思える自分は、それほど嫌な人間ではないと理解する
自分の周りの友人や知人で「自分の○○なところが嫌いなんだよね」という人は意外と多いものです。でも、その人たちは周りからも○○なことが原因で嫌われているでしょうか。そうではありませんね。それよりも、「自分大好き」「自分最高」という人の方が周りから陰口を言われていたりするものです。
「自分が嫌い」と思える人は、自分を客観的に見ることが出来る人ですので、自分が思っているより嫌な人間ではないのですよ。
自分の嫌いなところのメリットを探してみる
自分の嫌いなところですが、それがデメリットばかりではなく、見方を変えるとメリットになることも多いのです。
例えば、「人見知りな自分が嫌い」は「初対面の人でも相手の気持を考えて行動できる慎重な人」と変えることが出来ますし、「失言が多い自分が嫌い」は「裏表のない人」と変えることが出来ます。言い方を変えてみると、自分が嫌いと思っていた部分も悪いことばかりではないと感じませんか。
自分が嫌いなところを改善する
自分が嫌いな部分のメリットを見つけても、今の現状のままでは自分が嫌いという気持ちは変わらないでしょう。ですから、自分が嫌いな部分のメリットを踏まえながら少しずつ改善していきましょう。
例えば、「人見知りな自分が嫌い」な人は、今まで「明日はまた初対面の人と話さなければならない。また話せないだろうな。嫌だな。」と考えていた考え方を、「明日はまた初対面の人と話さなければならない。自分は相手の気持ちを考えてしまう慎重派だから、初めは沈黙が続くかもしれないけれど大丈夫」と変えてみるのです。前者より後者の方が上手くいくような気がしませんか。
視野を広くする
「自分が嫌い」という人は、実は「今置かれた状況の中での自分が嫌い」という場合も多いのです。「学校で友達がいない自分が嫌い」「仕事で上司に怒られてばかりの自分が嫌い」など。
そのような場合には視野を広げてみましょう。学校以外の人や会社以外の人であなたを受け止めてくれる人はいませんか。もし、いるのであればその人たちを大切にしましょう。それが家族でも良いのです。自分を受け止めてくれる存在がいるだけで人は強くなれるものですからね。
失敗しても自分で褒めてあげる
自分が嫌いな人は自己肯定感が低い人が多いので、何かに失敗したとき、自分で自分を強く否定してしまう傾向があります。
しかし、よく考えてみましょう。何かに挑戦して失敗した時、上司や親、先生からそのことを強く非難されたら、また挑戦しようと思いますか。怒られるくらいなら挑戦しないでおこうと考えるようになるのではないでしょうか。自分で自分を否定することは、これを自分に毎回行っていることと同じなのです。
何かに失敗した時、「今回は失敗してしまったけれど、ここまではよく頑張った」と自分で自分を褒めてあげることは、次に繋げることができる大切なケアなのですよ。
他人と比べるのを止める
「自分が嫌い」な理由が誰かと比べての結果なのであれば、今すぐそれをやめましょう。自分と他人を比べているうちは絶対に幸せにはなれないからです。
人は自分の良い部分だけを他人にみせようとするものです。自分の嫌な部分や不幸な部分を周りに見せても自分も周りも嫌な気持ちになるばかりですから、当たり前のことです。ですから、自分と他人を比べるということは、自分と他人の良い部分だけを比べることになるのです。他人の良い部分だけと競っても、自分は負け続けるだけですからね。
以上、「自分が嫌い」を克服させる6つのステップについてお伝えしました。「自分が嫌い」を克服するために大切なことは、自分の嫌いな部分にとらわれ過ぎて視野や考え方が狭くならないようにすることと、「自分が嫌い」と感じない空間を見つけることです。
「自分が嫌い」という状況は自分にとって良くないと分かっていても、そう簡単に180度考え方を変え、自分を好きにはなれないものです。ですから、「自分が嫌い」という気持ちを無理に否定する必要はありません。
しかし、その考え方によって、今現在、生きにくさを感じているのであれば、今日お伝えした6つのステップを試してみましょう。肩の力が抜けて、少し笑顔になることが出来れば、自分嫌いを克服する第一歩ですよ。
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