女心と秋の空、とはよく言ったものですが女性心理がわからずにお困りの男性は意外に多いですよね。恋人関係とはいえ、元は赤の他人ですから相手の気持ちが手に取るようにわかる・・・なんてことはありえません。
姉や妹など女性の身内がいる男性でも、女性心理はなかなか難しいもの。何を考えているのかわからないとお嘆きの方もいらっしゃることでしょう。しかしながら「じゃあ、俺にどうして欲しいの?」と詰め寄るのはNG。なら一体どうすれば・・・とますます彼女のことが分からなくなってしまいますよね。
実は、女性心理に基づいて彼女を観察すれば、彼女の仕草や態度などで気持ちを探ることは可能になります。そこで今回は、女性心理から彼女の気持ちを探るコツについてポイント別にお伝えします。
女性は基本的に察して欲しい生き物
よく「女性は感情的、男性は論理的な生き物」と言われますよね。ですが、女性以上に女々しい男性がいらっしゃったり、男性以上に雄々しい女性がいらっしゃったりと十人十色なのが実情です。ですから、ひとからげに「女性心理=感情的」などと決めつけてかかるのは早計かと思われます。
しかしながら、男女の間で「察して欲しい」の意味が異なるということは心に留めておいていただきたいポイントのひとつです。女性心理では同性間であれ基本的に「察してもらう」ということが前提で関係を構築しているということをご存知の男性は少ないのではないでしょうか。
例えば、彼女が新しいアクセサリーをつけていた時彼女自身から何も言わなくても女性同士であればすぐに気づき、「それ可愛いね!どこで買ったの?」と問うのはひとつのマナーといっても過言ではありません。ところが男性の場合そこに気付かないと「自分に興味がないのかな」と思われる可能性が高くなります。それほどに、女性にとって「察してもらう」ということは重要なのです。
あなたの彼女が少し暗い顔をしている時などに「どうしたの?」と訊いてみても「何でもないよ」と返されたことはありませんか?この場合、言葉通りに受け取っていては彼女の気持ちを探ることはできません。考えられる理由や心当たりを振り返り、それでも何もないようであれば一旦彼女の気持ちを受け止めた上で「そっか。元気がなさそうだったから、心配だったんだよ。」などと声をかけてあげてください。
すると女性心理的には「気づいてくれたんだ、嬉しい」となり問題の根本が解決していなくてもあなたに対する好意は上がるはずです。決して「構ってちゃん」というわけではなく、察しあうのがマナーであるという認識を一度持ってみてはいかがでしょう。彼女のあなたに対する態度が変わる可能性は高いですよ。
女性の怒りはポイント制
女性が感情的だといわれる理由のひとつに「いきなり怒り出す」というのもあるのではないでしょうか。確かに「こんなことで?」と思うようなことでいきなり怒り出し、過去のことまで持ち出して口論するのは女性に多い喧嘩の特徴のような気がします。ですが、女性心理的にはきちんと理由があるのです。
いくらなんでも普通の女性であれば何でもないことで一日中ギャーギャー怒ったりはしません。その代わり、ふつふつと怒りポイントを貯めているのです。彼氏が何度言っても靴下を脱ぎ散らかす、デートに遅刻する、イヤだと言っていることをやめてくれない・・・などの小さな怒りポイントが彼女の中に蓄積されていくと、ある日突然ドッカーン!怒り爆発、となるわけです。
女性心理の恐ろしいところは、表面的には笑顔で優しくやり過ごしているにも関わらずお腹の中で怒りポイントを貯めているところ。ですから、男性からすれば「こんなことで怒ってるなんて思わなかった」となることでしょう。
女性が一旦怒り出すと手に負えないのは、女性とお付き合いをしたことのある男性であればご理解いただけるでしょう。わめいたり泣いたりする女性、相手の逃げ口を徹底的に潰してかかる女性、もしご結婚されていれば「実家に帰らせていただきます!」なんて決まり文句もあるかもしれませんね。
ですから、彼女がいつもニコニコ何でも許してくれるからと言って「あぁ、愛されてるなぁ」と悦に入るのは間違いです。よく彼女を観察し、たまに話し合いの場を設け、彼女の怒りポイントが貯まっていないかチェックするのも恋愛を長続きさせるコツですよ。
好きの反対は無関心
好きの対義語は嫌い、ですが女性心理的にいえば好きの反対は無関心です。好きでも嫌いでもないものはどうでもよい、というのが女性心理の特徴といえるでしょう。彼女があなたの変化に気付かなくなってきていたら要注意、心が離れつつある可能性があります。
しかし、車のホイールを変えた、あなたの趣味の道具を新調したなど彼女に興味のないところを変えてみても意味がないのは賢明な男性ならもうご理解いただけることでしょう。あくまで彼女が普段よく注目している部分の変化に気付いてくれるかどうかをチェックしてみてください。髪型、お洋服、靴、共通の趣味のものなどをちょっと変え、彼女にそれとなくアピールしてみてください。
そこで気づかれない、もしくは「あ、ふーん。そうなんだ。」程度の反応しか返ってこない場合は彼女の中であなたが「どうでもいい」カテゴリーに入れられつつある状態にあるかもしれません。なんだか最近会話が減ってきたな、などとお悩みなら一度試してみてはいかがでしょうか。時々はロマンチックなデートをして、あなたの魅力を見せつければ「どうでもいい」カテゴリーからの脱出は案外容易なものですよ。
さて、3つのポイントから女性心理が見えてきたでしょうか。様々な男性がいらっしゃるように、女性にも様々な人格がありますが女性は男性が思っているよりも非常にシビアな面を持ち合わせています。
彼氏と別れてすぐ次の男性と付き合う女性を男性は「尻軽」とお思いの方も多いでしょうが、モテる女性ほど日頃から口説かれ慣れているもの。彼氏と破局したことが露呈しようものなら全力でアプローチを掛けられ、すぐ次の恋人ができるのも納得というのが女性心理です。
あなたの彼女が素敵であればあるほど、ライバルは多いということをお忘れにならないでください。そしてたまには彼女と本音で話し合い、お互いを尊重し高め合う素敵な恋愛を楽しんでくださいね。
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