会社に行きたくないと考えるほどのパワハラは精神的にも身体的にもキツイですよね。朝起きて、あの上司に会うのかと想像しただけで胃が痛くなったり、吐き気がしてしまうという人もいるのではないでしょうか。
出来ることなら会社に行きたくない、今すぐにでも会社を辞めてしまいたいと考えても、家族がいたり、事情があって辞める訳にもいかず、一人で悶々と悩んでいるとどんどん苦しくなってしまいますね。
そこで今日は、会社に行きたくないほど辛い、パワハラ上司への対処法についてお伝えします。パワハラは今の状況に耐え、我慢し続けているうちに好転するということはまずありません。
あなたが、行動を起こさなければ、この先も上司のパワハラは続くでしょう。今の辛い状況から脱するために、今すぐ行動を始めてみませんか。
1.同士を集めて声をあげる
上司のパワハラの対象が自分一人ではなく、職場全体に及んでいる場合に有効な方法です。例えば、「ノルマを達成できなかったら千円を払え」とか「遅刻したら千円払え」のように、上司が部下に日常的に、金銭的罰をあたえるような場合です。
上司はゲーム感覚で言っているのかもしれませんが、上の立場の人間から言われたら、下の人間としては従うしかなく、場合によっては脅迫に近い状況もあるでしょう。
そのような上司に対抗するためには、まず同じ被害者で団結しましょう。きっとあなた以外にも上司のせいで会社に行きたくないと悩んでいる仲間はいるはずです。そして、日頃から証拠となる物を集めておくことです。
例えば、「明日まで達成できなければ払ってください」などと上司が書いて渡してきたメモやメールなどが良いでしょう。物的証拠を示すことが出来なければ、どこかへ訴えても「言った、言わない」の応酬になります。
物的証拠が集まったら、まずパワハラ上司に直接「○○したら△△円」のようなやり方は止めて欲しい旨を伝えましょう。改まった伝え方でなくても雑談の中でも構いません。ポイントはあなただけが止めて欲しいということを伝えるのではなく、被害者それぞれが個別に上司に伝えることです。
色々な場面で部下から止めて欲しいという気持ちを伝えられれば、上司も自分の行き過ぎた行為に気づくかもしれません。
もし、上司に一蹴されたり、更にパワハラが酷くなるような場合には、集めていた証拠をもって、会社の人事部など然るべき部署に相談しましょう。その場合には、個人ではなく被害者全員で、上司の言動により皆が会社に行きたくないと悩むまで追い込まれている現状を訴えましょう。
あなたが一人で訴えれば、それ以降上司の攻撃があなた個人に集中する危険性もありますし、一人の訴えより、集団の訴えの方が人事も動かざるを得ないです。
2.職場で好かれる人間になる
上司のパワハラの対象が職場全体ではなく、あなた一人だった場合、この場合は対処するのが難しくなります。しかし、方法が全くない訳ではありません。
まず、パワハラの対象が自分だけだと気づいた時点で、すぐに自分の味方を増やすよう動き出しましょう。学校でもクラスの人気者や友達が大勢いる人はいじめられにくいですよね。それと一緒です。
あなたがいつも一人でいて、誰も味方がいないと上司のパワハラはエスカレートしていってしまいます。それに、自分の味方がいれば、会社に行きたくないという気持ちも少し和らぎますからね。
同僚が困っていたら自ら仕事を手伝ってあげたり、同期と食事に出かけたり、職場の中であなたの存在をアピールしましょう。上司があなたをいじめたら、他の社員から嫌われるかも、非難されるかもと考えるようになればしめたものです。あなたへのパワハラも徐々に改善していくでしょう。
3.パワハラを受け流しながら他部署への配置換えや転勤を待つ
上司と部下の関係も人間関係ですから合う合わないはあります。普通は相手が合わない人間だったとしても、折り合いをつけてやっていくものですが、パワハラをする上司は、そのような常識は持ち合わせていない人間なのでしょう。
そのような人のために、あなたが会社に行きたくない、辞めたいと考えることは勿体ないことです。上司の部下である今は、自分の味方を作りながらパワハラを受け流し、他部署への配置換えや転勤を狙いましょう。
他部署で活きる資格を取得したり、現在の部署でパワハラを受けながらも毅然として、成果を出している姿を他の上司が目にすればその部署に引き上げてくれることもあります。上司が変われば、あなたの悩みも自ずと解消されるでしょう。
以上、会社に行きたくないほど辛い、パワハラ上司への対処法についてまとめてきましたがいかがでしたか。
パワハラへの対処法で大切なことは一人で抱え込まないことです。パワハラ上司の中には巧妙に周りからわからないようパワハラをする人もいます。そのような場合、あなたの苦しい状況も、上司の嫌な一面も周りは全く知らないことになるのです。
会社に行きたくないと悩んだときは、まずその気持ちを誰かに話し味方を増やす努力をしましょう。
そして、何をしても上司のパワハラが改善しないという場合には、会社を辞める結果になっても構わないという前提で公の機関に訴えましょう。会社に行きたくないと苦しんで、心や体が病んでしまうくらいなら、会社を辞めるのを一つの手ですからね。
公の機関に訴える場合には、きちんと物的証拠を集め、信頼できる機関に相談しましょう。どこに相談してよいかわからない場合にはパワハラ110番や無料法律相談のような窓口を利用するのもお勧めです。
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