本当にやりたいことが見つかる自己分析法とは


人生において、やりたいことって1つや2つではありませんよね。しかし、そのやりたいと思っていることが「なぜ」やりたいのかを筋道立ててしっかり説明できるという人は少ないのです。

実は、やりたいことを実現させるためには、その理由を論理的に話せるようになることが大切です。そういった場面が往々にしてありますが、就職活動や転職活動などはその最たる例ですよね。もしそんな場面に遭遇したら、あなたは胸を張ってなぜやりたいかを説明できるでしょうか。

難しいと考えた方には、自己分析がオススメです。自己分析によって、自分の考えや行動の理由が明確になり、今後の自分の指針になってくれるからです。そこで今回は、本当にやりたいことが見つかる自己分析法についてお伝えします。

自分の年表を作る

これは最もポピュラーな方法ではありますが、自己分析をする上では欠かせません。今まで生きてきた自分だけの「自分史」を作ってください。様々なことを思い付きで書いてしまうと、まとまりがなくなってしまいますので、小学校・中学校・高校・大学ごとに分けましょう。

それぞれの時期に印象深いエピソードを挙げ、それらについてその時の自分の感情もすべて書き出してみてください。「本当に嬉しかった」や「死ぬほど嫌だった」など簡単な感情でも構いません。あるエピソードの理由が以前のエピソードの理由と一致していることがきっとあるはずです。

この世界に一つしかない自分の年表が、自分がどのような人間かをわかりやすく説明してくれますよ。

 

自分の長所と短所を書き出す

人には得手不得手が必ずあり、完璧な人間など存在しません。自分が思いつく限りの、長所と短所を書き出してみましょう。これらを挙げる際には、必ず「なぜ長所だと思うのか」「なぜ短所だと感じるのか」という理由も忘れずに書きます。

自分の長所をしっかり理解することにより、自分という商品の「売り」をPRすることができますし、短所を知っておけば、それらを克服した際には立派な長所になりえます。自分のやりたいことが、なんでもかんでも自分にできるとは限りませんよね。

そんなミスマッチを防ぐためにも、自分の強みや弱みを徹底的に理解しておきましょう。もう一度言います。あなたの「やりたいこと」は、本当にあなたに「できます」か。

 

家族や友人に聞いてみる

長所や短所を書き出せないくらい書き出したあとは、家族や周りの友人たちに自分のことを聞いてみましょう。あなたが書き出した自分の長所や短所は、あくまでも自分で認識している部分です。

家族や友人に、自分の良いところや悪いところを聞いてみるとまた違った部分がでてくるかもしれません。自分の挙げた部分と一致すれば、それは自他共に認めるものになりますし、新しい部分であれば、他社からはそう見られているという発見にも繋がります。

自己分析において、人からどういう人間に見られているかは大変重要な要素ですので、ぜひ聞いてみましょう。耳が痛いことを言われても、怒っちゃダメですよ。

 

やりたいことを整理する

あなたの「やりたいこと」、仮に「この会社に入って、この仕事がしたい」だとすれば、本当にそれはその会社でしかできないことでしょうか?あなたのやりたいことは、全く関連のない会社の新規事業かもしれません。やりたいことに執着しすぎて、自分で実現できる可能性を狭めてしまうのはとてももったいないことです。

また直接的にやりたいことができなくとも、将来的にはやりたい部分も含まれてくることだって多々あります。やりたいことは「これだけ!」と限定的にするのではなく、できるだけ幅を持たせるとよいでしょう。本当にやりたいことは、やりたくないことの向こう側にあるのかもしれませんよ。

 

やりたいこととできることをマッチングさせる

前述のことを踏まえて、自分が「やりたいこと」と「できること」を照らし合わせてみてください。言わばお見合いのようなものです。自分が本当にやりたいことでも現在全くできないものであれば、まずはできるように努力することからはじめなければなりません。

逆にやりたいこととできることがぴったり一致しているのであれば、あなたの今後を左右するかもしれないほどのとても素晴らしいこと発見です。ですが、やりたいことができない部類であっても決して悲観しないでください。この自己分析はそれを知るための手段であり、できませんと決まったわけではありません。

できないのならできるように変えればよいだけの話です。「やりたいことが今の自分にはできないこと」を知ったあなたはもう、やりたいことを実現するための一歩を踏み出したのですから。

 

以上、自分を見つめ直すことができて、さらにやりたいことが見つかるなら自己分析をしない手はないですよね。自己分析自体は難しくて面倒なイメージがありますが、細分化していけば結局自分がどういう人間なのかを知るための簡単なリサーチです。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という故事成語があります。これは、敵も味方もしっかり理解していれば、何度戦っても負けることはないという意味です。想いを伝えられる側(=敵)のことは、隅から隅まで調べますが、想いを伝える側(=味方)はおろそかになりがちです。

やりたいことを見つけて、本気で実現させたいのなら、まず自分を知ってください。それから相手のことを調べても遅くはないはずです。自己分析で、本当にやりたいことを見つけて、実現させましょう!

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