仕事に行きたくない、仕事をしている人なら誰しもそう考えたことがあるのではないでしょうか。特に、連休が続いた後の出勤日などは会社に向かうのが嫌になりますよね。
しかし、仕事に行きたくないという気持ちがたまにではなく毎日であるなら、ちょっと注意が必要かもしれません。毎日仕事に行きたくないという状況は、ただの我儘や怠けではなくうつ病の症状かもしれないからです。
今日は毎日仕事に行きたくない。うつ病かもしれない人の症状とは?についてお伝えします。うつ病は以前より世間に広く認知されるようになってきましたが、まさか自分がと考えている人が多いようです。あなたの仕事に行きたくないという感情は心配ないものなのか、治療が必要なものなのか調べていってみましょう。
1.何をしても気分が晴れない
仕事で抱えている案件が上手くいないとき、会社の人間関係が上手くいっていない時など、仕事に行きたくないと感じますよね。しかし、週末には恋人や家族と出かけようとか、仕事帰りに好きなスイーツを買って帰ろうとか、仕事で抱えている憂鬱な感情は24時間続かないのが普通です。
ところが、うつ病になると以前自分が楽しいと感じていたことをしても、好きな食べ物を食べても全く気分が晴れなくなることがあるのです。仕事を離れ、別のことをしていても全く気分が変わらず、憂鬱な状態のままであればうつ病のサインといえるでしょう。
2.眠れない、もしくは寝すぎる
明日の仕事のことを考えると仕事に行きたくない、眠れないという夜はあるものですが、それが毎日となると危険です。眠れないというだけでなく、寝つきが悪くてベットに入ってから何時間も経たないと眠れなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりという症状も同様です。
また、最近では眠れないという、うつの症状とは真逆の寝すぎるという場合も、新型うつの可能性を指摘されています。毎日10時間以上寝てしまうという人は注意が必要です。
3. 仕事のミスが増える
うつ病の症状の一つにうまく考えがまとめられなくなるというものがあります。普通なら電話を受けながら自分の考えをまとめ行動できていた仕事でも、全くまとめられなくなり、簡単な仕事でもミスが目立つようになります。
また自分の考えがうまくまとめられないことから、上司や同僚と話していても会話がかみ合わないという場面も生じてきます。同僚から急に「何を言っているのかわからない」と度々言われるようなことがあれば、うつ病の可能性が高いかもしれません。
4. 遅刻や欠勤が増える
仕事に行きたくないから休んでしまおうというズル休みとうつ病の症状での欠勤は全く違います。ズル休みの場合は「会社を休んでしまおう」「逃げてしまおう」と自分から能動的に働きかけて行動しているのですが、うつ病の場合には自分は仕事に行こうと考えていても体が動かないのです。例えていうのであれば、誰かにおもりをぶら下げられたかのように体がいうことを聞かない状態です。
朝、スーツに着替え、会社に行く準備をし椅子に座ったら、体が重くて立ち上がれなくなり遅刻してしまった、なんていう症状があれば、迷わず病院を受診しましょう。
5.慢性的な頭痛や下痢などの身体的症状があらわれる
明日の重要なプレゼンについて考えていたら不安でお腹を下した、胃痛が起きたという一過性の症状であればそれほど問題ありませんが、仕事に行きたくない気持ちから慢性的な頭痛や下痢などの身体的な症状が続いていたら要注意です。うつの症状から自律神経が乱れ、身体的症状としてあらわれているのかもしれないからです。
慢性的に頭痛や下痢などで悩まされているのであれば、うつ病ではなかったとしても何かしら病気が隠れている心配もありますので一度病院で診てもらった方が安心です。
以上、毎日仕事に行きたくない。うつ病かもしれない人の症状とは?についてまとめてきましたがいかがでしたか。
うつ病は責任感が強い真面目な人がかかりやすい病気と言われています。ですから、仕事に行きたくないという自分の感情を我儘なのでは、怠けなのではと押し殺して無理をして悪化させてしまう人が多いのです。
うつ病は心の風邪ともいわれ、誰にでもかかり得る病気です。そして風邪同様、症状が軽いうちに休息を取り、適切な治療を受ければ早い回復を望めるのです。どうしても精神科を受診することに抵抗を感じるのであれば、心療内科併設の内科のお医者さんもありますので、まずお医者さんに診てもらうよう努めましょう。何度も言いますが、うつ病に大切なことは早期発見、早期治療です。
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