みなさんは、仕事や勉強など、集中が必要なとき、どんな風に高めていますか？集中力を高める方法は、
・適度に休憩をとる
・集中力を高める栄養素を積極的に摂る
・十分な睡眠をとる
・ツボ押しをする
・音楽を聴く
など、さまざまなものがあるので、みなさんも思い思いの方法を試していることでしょう。でも、ここぞというときに効く集中力を高める方法があったらいいなと思いませんか？
実は、ここぞというときにこそ試して欲しい集中力を高める方法があるんです！それが、指先を使った運動です。指は「第2の脳」と呼ばれるほど、脳と密接に関係しています。指先の体操をして、脳のストレスを解消したり、脳を活性化させたりすることで、集中力を高めることができます。それでは、さっそく指先の運動をご紹介します。
指のストレッチで脳のストレスを取り除きましょう
脳のストレスを解消するには、指先のストレッチがおすすめです。
①左手を人差し指だけ立て、ほかの指は強く握る
※強く握るほど効果は高まりますが、無理をしないで！
②左手の人差し指を右手で握る
③そのまま左手の人差し指をグッと反らす
④指を握ったまま、左手の人差し指を3回まわす
⑤③と同じように、左手の人差し指を反らし、しばらくキープ
※このときに、手首を曲げないように気をつけましょう
⑥①～⑤までの動作を、中指、薬指、小指、親指の順で行う右手も同じように行いましょう。
こうして指を刺激すると、脳のストレスが取り除かれるので、集中力が高まります。あまり目立つ動作ではないので、場所を選ばずにできるのが良いですね。指の使い過ぎなどで指が凝ってしまったときにもおすすめです。
指をグルグルとまわしてみましょう
これからご紹介する指先運動は、集中力を高めるだけでなく、素早く正確に動かせるようになることで、頭の回転もはやくなるので、ぜひ、継続してみてくださいね。
①左右の手の指を軽く曲げて、円を作るように指先同士を合わせる
②人差し指の指先を離し、指がぶつからないように左右の人差し指を素早く20～30回程度まわす
③ほかの指も同様に行う
この動作をしているときに、手の形が楕円から、ピラミッドのような形にならないように気をつけましょう。また、指を回しているときに、合わせた指先が離れないように注意することも大切なポイントです。中指や薬指などは難しいので、ぶつかってしまってもOK。慣れてくると、ぶつからずに素早く回転させることができるようになるので、難しい指は、焦らずゆっくりと行いましょう。
指を合わせる・押さえる運動をしましょう
続いて、脳を活性化して集中力を高める方法をご紹介しましょう。
①親指と人差し指の腹を合わせる
②親指で人差し指の爪を押さえる(円を作るような形)
このふたつの動作を左右の手で同時に行います。これが基本です。
人差し指で行ったら、中指、薬指、小指と、ほかの指でも「合わせる」「押さえる」の交互運動をしましょう。次に、右手は親指と人差し指、左手は親指と中指のように、左右違う指を使って、①と②の交互運動を行います。
これも指を変えて行ってください。最後は、右手は①、左手は②を交互に行いましょう。慣れるまでは難しいのですが、脳を活性化させるためには、「ゆっくりでも正しく行う」ことがポイントです。
左右の手で同時に文字を書いてみましょう
レオナルド・ダ・ヴィンチもやっていたと言われる方法で、脳の後ろ部分と前部分のコミュニケーションを使い、脳を活性化させて集中力を高める方法です。紙と筆記具を2つ用意しましょう。小さな紙だと難しいので、できれば大きめのものが良いですね。
①左右の手にそれぞれ筆記具を持つ
②紙に右手は普通に、左手では鏡に映ったように文字を書く
最初は、数字などの書きやすい文字から始めましょう。慣れてきたら、ひらがなやカタカナ、漢字などでもOK。
手のひら同士をこすり合わせてみましょう
最後は、集中力をコントロールする交感神経の働きを高める方法をご紹介します。
①両手の親指を伸ばし、ほかの指は優しく絡ませるようにして、左右の手のひらを合わせる
②手のひらに力を入れて、熱いと感じるまでゴシゴシとこすり合わせる
③親指の付け根を熱さを感じるまでこすり合わせる
④同様に、小指の付け根もこすり合わせる
この一連の動作で、脳や体のストレスが取り除かれ、集中力を高めることができます。
慣れないうちは、できるようでできない難しい運動もありますよね。でも、ゆっくりでも上手にできなくても「指先を動かす」ことが大切なので、難しく考えなくても大丈夫です。これらの指先運動は、ここぞというときにも効果を発揮しますが、継続して行うことで、集中力を高めるだけでなく、脳全体が活性化されるため、記憶力もアップします。
認知症の予防にも効果があるので、将来のためにも、ぜひ継続してみてくださいね。人目が多い場所や人目に触れたくない場合には、1秒に2回を目安に手のグーパー運動を1分間行うだけでも効果を得られます。
また、これらの指先運動に、鼻から大きく息を吸い込み、口から細く長く吐く深呼吸を組み合わせると集中力を高める効果がアップします。
コメントをお書きください