プレゼン上手な人が心掛けている7つのポイント


プレゼンが苦手だなと感じている人は少なくないですよね。たいていの人は、えらい人の前に立ってプレゼンをしたり、取引先の人たちの前で自社の商品やサービスのプレゼンをする場面になったら、緊張してうまく話せなくなるものです。

一流のアスリートでも大きな大会でパフォーマンスをする時には緊張してしまうくらいですから、一般の人がプレゼンをする時に緊張してうまく話せなくなるのは当然のことです。しかし、プレゼン上手な人は、聴衆が理解しやすく聞こえるように工夫をしていて、だからこそ、緊張を抑えることができるのです。

そこで、プレゼン初心者でコツが全くわからないという人にも、何度やってもうまくいかずに悩んでいる人にも参考になる、プレゼンが上手にできるポイントをお伝えします。

個性的な自己紹介

プレゼンをする時には、まず最初に自己紹介をします。プレゼン上手な人は、この自己紹介でも工夫を入れています。それは個性をプラスすることです。

「山田と申します。よろしくお願いします。」と自己紹介をされても何も感じませんが、「山田と申します。休日は山登りばかりして妻に怒られることが多い37歳です」と自己紹介をした方が、聞いている側にどんな人間かが伝わって親近感がわき、プレゼンを聞く耳が一気に開きます。

 

ゴールとメリットの明示

プレゼンは相手に真剣に聞いてもらいたいですよね。しかし、聴衆の側は自分に得がある内容かどうかを吟味しながら聞いているものです。特に自分からの提案の場合には相手は聞く義務がありませんから、内容に面白みがなければ聞いてくれません。

そこで効果的なのがプレゼンの最初にゴールとメリットを伝えることです。勉強会であればゴールを伝えると聴衆のモチベーションが上がりますし、提案であればメリットを伝えれば聞く意欲がわくのです。

 

原稿なしで話す

プレゼンをする時には不安で原稿を事前に作りたいですよね。しかし、事前にどのようなことを話すか考えておくことは大切ですが、作った原稿をそのまま棒読みするだけではプレゼン上手とは言えません。

プレゼンが上手な人は、本番の時は原稿を読まずにセリフを暗記して話します。原稿をただ読むだけでは話に抑揚がなく、聞いている側は飽きてしまうためです。いざという時の原稿は持っておくとしても、基本は原稿を読まずに話しましょう。

 

聴衆を見る

プレゼン上手な人の話には引き込まれてしまいますよね。このように聴衆を引き込むコツとして、相手の目を見て話すことは重要です。とはいえ、一度に何十人もの人と目を合わすことは不可能です。

そこで、プレゼンの最中には聴衆を見渡して一人一人と数秒ずつ目を合わすことを心がけましょう。数秒でも目が合うだけで聞いている側は、自分に語り掛けられていると感じるため、話に集中しやすくなるのです。

 

聴衆に参加させる

プレゼンを盛り上げたい場合には、ただ一方的に話すだけでは物足りません。聞き手側にも参加してもらうために、プレゼンの最中に質問やアンケートを投げかけるのがおすすめです。

クイズ形式で「〇〇の方だと思う方手を挙げてみてください」などと挙手で回答を仰ぐだけでも、聞いている側は参加意識を持つことができ、プレゼンが盛り上がります。

 

時間配分の設定

プレゼンで大事なのは時間を守ることです。コンペや提案のためのプレゼンの場合、時間が決められていてその時間を大幅に下回るのも超過するのも相手によい印象を与えません。

そこで、プレゼン資料の時間配分をあらかじめ決めておきましょう。1ページずつ時間を決めてしまうと柔軟性を欠きお堅いプレゼンになりがちですから、この項目で何分といった具合に時間の目安を決めておくのがベストです。

 

専門用語をかみ砕く

プレゼンでは、難しい用語を使うだけでかっこよく見えると思われがちですが、聞いている側からすると自分がわからない言葉を使われた時点で聞く姿勢がなえてしまいますし、何より十分に理解ができません。

プレゼンは自分の知識を披露する場ではなく、相手に理解を深めてもらう場だということを肝に銘じて、相手の知識レベルやリテラシーに合わせた言葉遣いを心がけるよう気を付けなくてはいけないのです。特にアルファベットの略語やカタカナ言葉は、わかりやすい日本語に変換してあげましょう。

 

やはりプレゼン上手な人は、緊張しにくいとか、自分に自信があるなど性格的に向いているという場合もありますが、多くの人は、練習をしたり、プレゼンが上手に聞こえるテクニックを使っています。そのテクニックは難しいと思われがちですが、実は今回お伝えしたように誰にでもできることばかりなのです。

プレゼンで重要なのは、いかに自分をかっこよく見せるかではありません。もちろん自信を持って話すことで相手をひきつけることはできますが、一歩間違うと聴衆を置いてけぼりにしてしまうこともありますから、相手が理解しているか、興味を持って聞いてくれているかを逐一確かめながら進めることが大切です。

相手の気持ちになってプレゼンをするということを意識して、資料作りや原稿の作成、当日の話し方などを準備しましょう。

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