苦手な人との付き合いを心地よいものに変えるには


あなたも私生活の中で苦手な人っていますよね。最も、いくら苦手な人がいてもその人と付き合う必要がなければ全く問題ありません。問題なのは、そんな苦手な人との付き合いがどうしても必要な場合です。会社の先輩や上司、同級生やママ友など、苦手な人とは言えどうしても付き合いが欠かせないケースは珍しくありません。

さて、このケースを克服する方法は2つです。1つは「ひたすら我慢する」…ただこれはあなたの心に大きな負担となるのでおすすめできません。ポイントはもう1つの方法で、「苦手な人と仲良くなる」…これができれば苦手な人との苦痛だった付き合いがむしろ心地よくなります。いくら苦手な人でもあなたとその人は同じ人間同士ですから、方法次第では仲良くなれるのです。

と言うことで今回は苦手な人との付き合いを心地よいものに変えるコツをお伝えします。

秘訣は対抗するのではなく褒めること

苦手な人との付き合いを心地よくするには、苦手な人を苦手でなくする…つまりその人と仲良くなることが必要です。ではそのためにはどうすればよいか?…その秘訣は対抗しようとするのではなく褒めることです。

苦手な人と思う以上、その人はあなたに冷たい態度でぶつかってくるわけですが、それはあなたを嫌っているからではありません。最も、過去にあなたが嫌われるような言動をとっていれば別ですが、そうでないなら理由なく嫌われることなどあり得ないわけですから、冷たくされるのは別の理由があるのです。

そして、その理由として考えられるのはその人にとってあなたが「攻撃対象の当たり役」の役柄である可能性です。分かりやすく言えばその人にとってあなたの存在意義は「いじめ役」であり、この現状を変えるには相手を褒めるのがポイントです。

 

褒めることで「いじめ役」が「引き立て役」に変化する

さて、苦手な人に対してあなたが褒めることで、その人から見たあなたの存在意義は「いじめ役」から「引き立て役」に変化します。そして、どんな人も引き立て役に対しては攻撃できなくなるのです。

これはアイドルを例えにすればよく分かるでしょう。あるアイドルがいたとして、そのアイドルを嫌う敵意剥き出しの人がいたとします。この時、そのアイドルが敵意剥き出しの人に文句を言っても何の問題もありません。しかし、そのアイドルが自分のファンに文句を言ったとなると大問題で、その場合アイドルは周囲に嫌われて終わってしまうでしょう。

これと同じで、人間は自分のファン…言わば引き立て役を攻撃することは自分で自分の首を絞めることになるのです。つまり苦手な人の引き立て役になることで、あなたは攻撃の対象から完全に外れます

 

「引き立て役」になった後は会話で仲を深める

引き立て役になっただけで安心してはいけません。確かにこの時点であなたの苦手な人はあなたに冷たく接してくることはなくなりますが、この時点ではあなたはただの引き立て役…それゆえ常に相手を褒め続けなければなりません。攻撃されることに比べればマシかもしれませんが、常に褒め続けるのもそれはそれで全く別の気遣いが必要になるので大変です。

それを防ぐためにも、引き立て役になった後はその苦手な人と会話をして仲を深めてください。既にあなたは攻撃対象になっていないため、あなたとその人は普通に会話ができます。

このため、苦手な人に対して思っていたイメージと全く違った部分が見えてくるのです。例えばあなたが野球好きだとして会話の中でその人も野球好きと発覚すれば、野球を会話ネタにした親しくて楽しい会話ができるようになるのです。

 

「引き立て役」を卒業して「友人」へ

引き立て役になれば普通に会話ができますから、今度はその会話の中からあなたとその人との共通点を見つけましょう。そして、共通点を活かした会話をすることで引き立て役から友人になれるのです。

上記の例をそのまま使うと、あなたとその人に「野球好き」という共通点があったなら、以後野球の話をすることで、その人にとってのあなたの役柄が再び変化します。この場合、引き立て役から「同じ野球好きの友人」という役柄に変化するのです。

こうなればあなたはもう無理にその人を褒める必要はありません。何しろあなたの役柄はもう引き立て役ではなく同じ野球好きの友人なのですから、その役柄どおり素直に野球の話でその人と盛り上がればよいのです。さて、これであなたの苦手な人は今では友人になり、今後は心地よい付き合いができるようになるのです。

 

まとめると、苦手な人はあなたに態度や言葉で攻撃してきますし、だからこそあなたもその人を苦手だと考えます。この時点ではその人にとってあなたの役柄は「攻撃対象の当たり役」であり、この状況を打破するには役柄の変更が必要です。

そこでまずはその人を褒め、「引き立て役」の役柄を手に入れてください。引き立て役を攻撃するのはファンを攻撃するのに等しく、それゆえ引き立て役になれれば攻撃されることはありません。とは言え、その人をずっと褒め続ける引き立て役として過ごすのも気遣いで心に負担を掛けますから、今度は引き立て役から友人へと再び役柄の変化を狙いましょう。

コツは会話の中で友人になれるきっかけを見つけること…最もおすすめなのはあなたとその人との共通点を見つけることです。こうして共通点が見つかれば、後はその共通点を会話のネタに使えばお互い仲良くなり、良好な付き合いができるようになるのです。

まとめ

苦手な人との付き合いを変えるには

・今の時点であなたはその人にとって「いじめ役」!褒めて役柄の変化を狙おう
・褒めることで「いじめ役」から「引き立て役」に変化!もうこれで攻撃されない
・「引き立て役」を続けるのは大変!今度は会話をして自分とその人との共通点を探そう
・共通点が見つかったらそれを会話ネタにすることで「引き立て役」から「友人」になれる

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