ミニマリストの持ち物で絶対手放せない5品


ミニマリストというと持ち物が極度に少ない人々を思い浮かべますよね。その通り、ミニマリストとは必要最小限の持ち物で暮らす、つまり、余計なものを持たない暮らしをするのが特徴です。最小限主義を意味するミニマリズムの信奉者ということからミニマリストと呼ばれます。

現代はモノがあふれている時代。断捨離をして何とか身軽になりたいと苦闘している人たちもいます。ミニマリストも持ち物に振り回される現代の生活に警鐘を鳴らす存在といえるかもしれません。

しかし、そんなミニマリストでも、やはり、絶対手放せないものがあるのです。現代社会で生きるには、たとえミニマリストであっても、手放せないものがあるというのは面白いですよね。では、いったい、どんなものを最後まで手放さないのでしょうか。

そこで今回は、最少のモノで快適に暮らすミニマリストの持ち物リストをチェック、彼らが手放せない品物についてお届けします。

ミニマリストの持ち物はなぜ少ない?


ミニマリストの持ち物リストをチェックする前に、どうしてミニマリストは持ち物が少ないのか見直してみましょう。

冒頭で書きましたように、ミニマリストとは持ち物の少ないシンプル志向の生活者のことです。同じように持ち物が増えるのを忌避する志向に断捨離がありますが、断捨離の命名者である山下英子さんは、断捨離とミニマリストは別物であると述べています。

山下さんによると、断捨離は最少主義ではなく、最適な持ち物量を志向するものなので、ミニマルを志向するミニマリストとは目指す方向が違うということです。

では、ミニマリストの方は何を志向しているのかというと、「出来るだけ少なく」しかも「快適」という暮らし方です。物が増えることをセーブするという意識が、最初にあるのですね。

ただし、物が増えることをセーブするのはあくまでも快適な生活のためで、時々言われるような節約志向とも、本来は別物です。ミニマリストたちはお金がないとか、お金を貯めたいとかいった理由で物を持たないのではありません。

仮に、ミニマリズムのおかげでお金がたまったとしても、それは目的ではなく、結果としてそうなっただけのことなのです。実際、ミニマリストの持ち物リストを見てみると、彼らがこだわりのあるお金の使い方をしていることがわかるでしょう。

 

男性ミニマリストの持ち物、特徴は情報機器


ミニマリストの持ち物といっても、やはり、男性と女性とでは持ち物の種類も数も違います。そこで、まずは、男性ミニマリストの持ち物リストから見ていきましょう。

男性ミニマリストの持ち物の筆頭は、パソコンとスマホです。物を増やさないためには機能性の高い情報機器を持つのが一番。ハイスペックなパソコンとスマホは男性ミニマリストが最後まで手放さない持ち物のひとつと言って良いでしょう。スマホではiPhone率が高いのが特徴。ここにも、機能性にこだわるミニマリストの志向が表れていますね。

情報機器以外では、こちらも機能性に拘ったバックパック。登山家が持つような大型のリュックではなく、形容量のバックパックで、これ一つを持って今すぐにでも世界旅行に出られるくらい身軽なのがミニマリストの真骨頂といえるでしょう。

情報機器とバックパックと並んで特徴的なのが、クレジットカード、キャッシュカードなどのカード類とそれを収納する薄型の財布。ミニマリストは物を持たないのが基本なので、必要なものはすぐに買うことになります。キャッシュは財布がかさばるため、あまり持たないのがミニマリストの流儀ですので、カードは必須です。

情報機器、バックパック、カードの必須三点に加えて、最小限の衣類と靴がミニマリストの持ち物の定番といえるでしょう。

 

女性ミニマリストの持ち物、特徴はヘルシー志向


次は女性ミニマリストの持ち物をチェックしてみましょう。女性は基本的に男性より持ち物が多いもの。ミニマリストといえども、男性より必須の持ち物は多いようです。

女性ミニマリストの場合も、情報機器に重きをおく点は同じです。パソコンが一般化される前の紙社会では、ノートや文房具、辞書等が必須でしたが、現代ではこれらを軽量で機能的なパソコンが全て代用してくれるわけですね。女性の場合も、やはりiPhone率は高くなります。

カードで買い物をすますのも男性と同じ。ミニマリストは、情報化社会、カード社会を利用して持ち物の軽減を図っているといって良いでしょう。

バッグについては、男性ミニマリストのようなバックパックではなく、好みに応じたバッグを利用していますが、これもやはり機能性に拘った一品を選んでいるようです。

これらの3点に最小限の衣類と靴が加えた5点が基本となるのは男性ミニマリストの持ち物と同じですが、女性の場合、それられに化粧品、生理用品といった女性特有の持ち物が加わるのが特徴といえるでしょう。

傾向として、女性のミニマリストの持ち物の方がシンプルライフ、エコロジーといったイズムを志向している点に、男性ミニマリストとの相違を感じます。男性ミニマリストのように、ただ持ち物を減らすだけではなく、減らすところは徹底的に減らし、減らさないところは減らさないという拘りがある点、女性ミニマリストの持ち物志向は断舎利に近いといえるかもしれません。

 

こうしてみてみると、ミニマリストが最後まで手放さない基本の5品は、情報機器、クレジットカード、機能的なバック(バックパック)、衣類、靴ということになるようです。

情報機器はパソコンとスマホが筆頭。スマホでは男女ともにiPhone率がかなり高いようで、これはやはり機能性を鑑みた結果でしょう。

クレジットカード、キャッシュカードは持ち物の少ないミニマリストには必須のアイテム。財布を膨らませないよう、余計なカード類は持たないようにしています(ポイントカードなど)。キャッシュで買い物をした場合も、小銭は寄付するなど、考えて使用しているようです。

日々の生活では、これらに加え、必要なものを購入しますが、物をたくさん備蓄するようなことはなく、その場その場で対応するというシンプルライフを目指しているようですね。

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