マインドコントロールを消して・本当の自分を見つける9つの方法

マインドコントロールを消して・本当の自分を見つける9つの方法
人が産まれた時というのは、自分と他人の区別はなく、ただ本当に“あるがまま”そこにあるだけです。感じるものを感じたまま、欲求もそのまま、喜怒哀楽もそのまま、何のためらいもなく表現します。

ところが、成長をしていき、「自我」というものが芽生え始めると、自分と他人を分けて考えるようになり、そこに境界をつくるようになりますよね。「自我」がつくられるということは、別の視点から見ると、「自分と比べる相手をつくりだす」ということです。そして人は色々なものを比べるようになります。容姿・成績・運動能力などは代表的なものでしょう。

容姿端麗で成績優秀、そして運動もできる人物”が優れている

それは一体誰が決めたのでしょうか?

 

そうです、それはいま私たちが住んでいる社会が決めたことですよね。人は成長していくに伴い、そういう社会的影響も受け、自身の価値観を創りだしていきます。

現在の社会では膨大な情報が溢れており、私たちのマインドは様々な価値観・思考・偏見に影響されています。

それはある意味で、社会のマインドコントロールであり、そのマインドコントロールによって決められた社会的価値に合わない人たちは自信をなくし、積極性をなくし、自分らしく生きられない、という状態に陥ってしまったりします。

しかし、それは真実ではありません。

新品でキレイな1万円札がクシャクシャにされてしわだらけになったとしても、“1万円”という普遍的な価値に変わりはないのです。それは人間も同じです。では今から社会的なマインドコントロールを消し去り、本来の自分を見つけ出していきましょう。

思いを書き出す

まず、自分自身がどんなマインドコントロールに支配されているのかを知る必要があります。例えば、「自分に自信がない」という思いが自分の中にあったとします。そうしたら、「なぜそう思うのか?」という理由をひたすら書き出していくのです。その中に「なぜなら、自分は資格試験に落ちたからだ」というものが出てきたとします。

そしたらさらに「なぜ、資格試験に落ちたことと自信がないことがつながるのか?」ということを書き出していきます。本来、「自信がないこと」と「資格試験に落ちたこと」というのは関係のない2つの事柄なのですが、それを何らかの理由でイコールにしてしまっているんですね。

まずはそのイコールにしてしまった理由を探り、客観的にしていくことが大切です。

 

問題を提起する

自分の中にあるマインドコントロールの欠陥にはなかなか気付きにくいものです。それを浮かび上がらせるために問題提起をしてみましょう。

例えば、「外国人はなんだか怖い」という思いがあったとします。そこで自分に問いかけてみるわけです、“果たして本当にそうなのか?”と。そうすると、当たり前のことですが、外国人全員が怖いわけではないですし、中には日本語がすごくうまい方もいらっしゃいます。

そういう問題を提起すると、実は外国人が怖いのではなくて、「英語がうまくしゃべれない自分にコンプレックスがあって、コミュニケーションを取れない、だから怖いと思っていた」などという隠れた思いにぶつかることがあります。

なので、自分がなんとなく正しいと思っている常識だったり、価値観に一度疑問をぶつけてみましょう。何か違うものが見えてくるかもしれません。

 

1人会議を開いてみる

これはNLPという技法を使ったテクニックで、一人三役をこなし、ひとつの物事を多角的に見ていこうという目的があります。どういう時に使うというと、例えば、誰かとの人間関係がうまくいっていない時、自分の立場・相手の立場・客観的な立場に立って、自分の中にあるマインドコントロールを消していこうというものです。

まず椅子を3つ準備してください。

あなたと相手の椅子は向かい合わせにし、客観的な立場の椅子は2人を見守るようにその2人の横に並べます。

そして、まずはあなたの立場で、あなたの言いたいことをすべて対面に相手がいると思って吐き出してください。

そしたら、あなたは相手の椅子に座り、今度は相手の立場に立って、自分自身に話をしてください。次に、客観的な立場に座り、2人の会話・雰囲気を客観的に観察します。

そして、自分に向かって助言をしてあげてください。

それを何度か繰り返しているうちに、いままでのマインドコントロールがはずれ、新たな視点に気付くことができるかもしれません。

 

からだの声を聞く

からだというものは実はとても正直だったりします。ストレスを感じると、心拍が上がったり、血圧が上がったりしますよね。実際、ストレスをすごく受けると、老化が早まり、寿命が短くなるという研究結果もあります。

過度なストレスで急に白髪がたくさん増えたり、なんだか息苦しくなったりと、からだは心に対して極めて正直な反応をします。

いまの世の中、頭で考えること・思考を働かせることに価値があり、なかなか心の在り方を大切にしようという社会ではなくなってしまっているため、そこに気付く・そこに意識を向けるということは案外難しいことだったりもします。

ですが、あなたのそのマインドコントロールを思い浮かべた時、“からだはどんな反応をするだろう”と少し意識を向けてみてください。そのからだの変化は、“その考え方は必要ないよ”と教えてくれるサインかもしれません。

 

人に話す

上記に挙げた方法はひとりでも出来る方法ですが、自分ひとりでやるため、やはり客観性に欠けてしまったりします。その点「人に話す」というのは、客観的であり、自分だけの価値観にこもりがちなところを開いてくれ、新しい気付きが得られる画期的な方法です。

親しい友達や家族・恋人・上司・先生など話しやすい人や自分より人生経験豊富な人に話をするとよいでしょう。あなたの話を真剣に聞いてくれるでしょうし、アドバイスもしてくれるでしょう。

また、話を自分でしているうちに、なんとなく自分の中で気持ちに整理がついたり、話してみたら思っていたほど深刻でもないし、問題でもなかった、ということがあったりもします。

なので、まずは誰かに話してみましょう。あなたの本当の想いに気付けるかもしれません。

 

専門家に相談する

気心の知れた人に話をするというのも有効な手段だとは思います。もうひとつの手段として、専門家に相談してみるという手段があります。

自分のマインドコントロールを消すという作業ですと、ある程度深い領域になってきます。なので、専門にトレーニングされたカウンセラーとお話してみることをお勧めします。

いま日本には最初の45分は無料で電話カウンセリングを受けられるサービスもありますので、まずはそちらを使ってみて、カウンセリングとはどういうものなのかを体験してみるとよいと思います。

 

自分のクセに気付く

自分というものを客観的に見つめることができるようになると、自分は心の傾向にある種の“クセ”を持っていることがわかるようになってきます

例えば、「自分が頭にくる時って自分のしゃべり方を指摘された時だな」というものがあったとします。

“なんだかバカにされた気がする”“からかわれた気がする”と思って、本人は頭にきてるのですが、言った当人はそんなこと全然考えていなかったりします。

実はそこには「自分のしゃべり方はおかしいんだ」というマインドコントロールがあって、自分がそう思っているから指摘されると過剰に反応してしまうという場合があります。

そういう自分の持っているクセに気付くと、なぜ自分がその言葉に対してそのように反応するのか、を理解することができるので、誤ったマインドコントロールは消し去ることができるのです。

 

視野を広く持つ

視野が狭いと、自分の価値観だけに凝り固まってしまい、そのマインドコントロールに縛られてしまうことがよくあります。実際、物事というものは、その物事がそこにあるだけで、それに勝手に意味を付け加えて、良い悪いなどの判断をしているにすぎません。

円錐が見る方向によって、円に見えたり、三角形に見えたりするように、見る人が変われば、そこから出てくる判断も変わるのです。

それを理解することに努めようとすると、自分の思考・考え方の鎖をはずすことができ、より自由な視点で物事を見ることができるようになるでしょう。

 

余命1カ月と宣告されたら・・・

「あなたの余命はあと1か月です」

そう宣言されたら、あなたはそのあと1か月で何をするでしょうか?それを真剣に考えて、紙に書き出してみてください。死ぬ前にやりたいと思っていたことや遺産相続のこと、残される家族のこと、伝えたい想い、様々なことが浮かんでくると思います。

「あと余命1カ月」というのは今のあなたにとってはただの冗談かもしれません。でも、“余命1日”というのは真実であるかもしれません。人生、何が起こるかはわかりません。東日本大震災で日本は大きな打撃を受けました。地震の1日前、誰があのような現実を予想したでしょうか?誰がいまのような未来を予想したでしょうか?「余命1カ月」という質問は、本当のあなたを見つけるために最も有効な質問です。

そして、その問いに対する答えを今すぐにでも実行してください。なぜなら、それがいまのあなたにとって一番大切な想いだからです。

 

さて、このように人は自分のフィルターを通して物事を見ています。時にはそのフィルターのせいで、ある物事が歪んでしまったり、曇ってしまったりして、本来そこにある真実の姿が見えなくなってしまうことがあります。

時には自分のフィルターをお掃除し、目の前にある物事をくっきりとありのまま見られるようにしておくことは大切なことではないでしょうか。自分を客観視し、自分のフィルターの持っている特徴を把握し、余計なマインドコントロールは消し去り、本当の自分を見つけ、摩擦の少ないスムーズな人生を歩んでいきましょう。

コメントをお書きください

  1. ゆうか より:

    初めまして。

    「自信満々になってやる気を取り戻す音声」を聞いたら、とても元気が出てきました!!
    また新たな一歩が踏み出せそうです!

    ありがとうございました。

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