人生相談を活用してより良い人生を選択するコツ

人生相談
人間生きていれば悩みはつきもの、恋愛・仕事(学業)・人間関係……1つが解決すればまた次の悩みが押し寄せてきて、とうんざりしてしまう日もありますよね。1人で解決できるならよいのですが、1人じゃどうにも活路が見いだせない。

そんな時に活用したいのが「人生相談」です。「親しい人に話して楽になれる」場合もありますが、逆に「できれば自分に関わりのある人間ほど知られたくない」と思うこともあるでしょう。

そんな時、秘密厳守+近しい誰かに知られる心配がないという点においても、人生相談の活用は非常に有効な手段といえます。そこで今回は、人生相談を最大限に活かして、あなたの悩みに突破口を見出すコツについてお伝えします。

相談したい事柄を具体的にまとめておきましょう

突然ですが、人生相談を受けるにおいてもっともやってはいけないこと。そして人生相談を受ける側がもっとも困ることとは何でしょう。答えは「相談内容が漠然としている」ことです。

ときおり「こっちが相談しているんだから責任もって解決してくれ」とばかりに丸投げする相談者がいますが、相談を受ける側だって超能力者ではないのですから、心を読んで的確に答えを出すなんて神業、できるわけがありません。

結果、雑談だけで延々と時間を消費したり、肝心な部分にまで話が届かないまま脱線したりで時間切れとなったあげく「せっかく相談したのに何の解決にもならなかった」と訴える人、実は結構多いのです。あなたはそんな失敗をしないよう、人生相談を受ける前には以下の点を事前に整理しておきましょう。

【何について相談したいのかを明確にする】

・そもそもどんなカテゴリーで悩んでいるのか

・AかBかの選択肢について迷っているのか

・悩み事に対してどのような思考や行動を行うべきかで悩んでいるのか

いざ話すと緊張から思考が飛んでしまうという方は、メモにまとめておくとよいですね。

 

自分の悩みに適した相談相手を選びましょう

一口に「人生相談」といっても内容は多岐にわたりますよね。同様に、相談を受ける側にも得意な分野・不得意な分野があります。人生相談を依頼するなら、自分の悩みに適した相談者を選ぶようにしましょう。

相談者を間違えると、適切なアドバイスがもらえないどころか、みすみす時間やお金を無駄にすることにもなりかねません。

診察に例えるなら、怪我を抱えて必死に病院に行ったのに、「内科」を受診したばっかりに「専門外です」といわれて「外科」への受診をすすめられるか、応急処置程度で済まされてしまうようなもの。

人生相談も同様です。カウンセラーしかり、弁護士しかり、占い師しかり、人生相談を受ける側はたいてい、自分の得意分野や専門分野を明確にしています。

プロフィールなどをよく見て、あなたが悩んでいる分野の相談を専門としている人の中から選ぶと、解決への道を開く確率を高くできますよ。

 

相談相手も「人間」であることを忘れないようにしましょう

なぜかよくお見かけするのが、相談相手に対して横柄な態度を取る人です。「こっちはお金を払っているんだから」「あなたは仕事なんだから」といわんばかりの上から目線で接する人や、「私の悩みを見抜いて当然でしょう」と肝心な部分を話さない人がいますが、これでは相談を受ける側も適切なアドバイスができません。

必要な情報を提示してもらえなければ「まずは会話の中から相手の背景や問題点を探る」という作業から開始しなくてはいけませんから、どうしてもそれだけ、本来ならば問題解決に使うことができるはずの時間を浪費することになります。

もっとも、相談した相手が「私はあなたの悩みを聞いてあげるのよ」といった横柄な態度をとってきたら、その時は遠慮なく切ってしまいましょう。

相手の立場に立てない人間に、まともなアドバイスなどできるはずがありません。大切なのは、有料でも無料でも「対人間」であると念頭に置いておくことです。

 

厳しい言葉もいったんは受け止めてみましょう

人生相談を受けると、時として耳の痛い厳しい部分を、きっぱりと突きつけられることがあります。ですがあなたが「耳が痛い」と感じるのは、往々にして「図星だから」です。

ただ耳ざわりのイイ言葉を言うだけなら誰にでもできますが、それでは何の解決にもなりませんよね。言われた直後はかっとなることもあるかもしれませんが、そこは1つ深呼吸して、まずは言われたことを咀嚼してみましょう。

冷静になった時、思い当たる部分があったり、妙に納得したりする部分があるかもしれませんよ。良いアドバイスが毎回、あなたの思う通りの言葉であるとは限りません。厳しい中にも正論が潜んでいるかもしれないのです。

せっかく専門家に受ける人生相談、解決のヒントを見逃してはもったいないですよね。良いも悪いもしっかり受け止めて、有意義に活用しましょう。

 

相談内容や回答はメモを取っておきましょう

人生相談を受けている時は覚えていても、終わってしまうと言われたことを都合よく脳内変換していたり、そもそもせっかく受けたアドバイスを忘れてしまっていたりすることが案外多くあるものです。

せっかく時間とお金をかけて人生相談したのに、すっからかんに忘れてしまってはもったいないですよね!というわけで、こんな残念な状況を回避するためにも、相談内容や相手の回答はメモにとっておくことをおススメします。

あとから見返してみると、やり取りをしていた時には気づかなかった部分がわかってきたり、思いがけないヒントを得たりすることがあるものです。

また、時間が経ってから見返すことで、別の視点から悩みと向きあえるかもしれません。人生相談とは相談をしたから終わりではなく、あなたの悩みが無事解決して、やっと終わりを迎えるものなのです。

 

以上、人生相談を受ける際に、心にとどめておきたいコツについてお伝えしてきました。人生相談1回で解決できればよいのですが、悩みの内容によっては数回相談して初めて解決するかもしれません。

また、1つ解決しても新たな悩みが出てきたり、悩んでいる事柄が深く掘り下げられるということもあるでしょう。ですがそれは、あなたが自分の人生にきちんと向き合っているという証でもあります。

壁にぶち当たってどうにもならない時に、信頼できると感じた相談相手に巡りあえたなら、辛い時は遠慮なく頼るのも一つの手です。とはいえ、当然ながら依存してしまっては意味がありません。

あなたの人生はあなたのもの。何事も最終的な判断を下すのは、相談相手ではなくあなた自身ということだけは、いついかなる時も忘れないようにしましょう。

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