集中力を上げるトレーニングで、仕事の効率が上がる9つの理由

何事に対する場合でも集中力というものは欠かせません。スポーツや勉強で集中力の大切さを身を持って経験している人でも、実際にどうすれば集中力が高まるのか、高まった集中力をどう維持していくのかということは難しい問題だと言えるでしょう。

集中力を高めるトレーニング方法、維持するトレーニング方法をいくつかご紹介しましょう。

 

集中力を上げるトレーニングで、
仕事の効率が上がる9つの理由

 

机の上から始めましょう

集中力を高めるために、どんな準備が必要なのでしょうか。身の回りのことから考えてみましょう。ご自分の机の上を見てください。

書類が雑然と置かれてはいませんか?パソコンの縁には付箋やメモがやたらと貼り付けてありませんか?じつはこんな身近なところが集中力を高める妨げになっているのかもしれないのです。

机の上が雑然としていても、その雑然差の中に秩序があるので、何がどこにあるかわかっている、と豪語する人がいます。でも、そういう人に限って一つのことに集中できず、やることがどれもこれも中途半端、ということが多いのです。

自分がこれから何を最優先で処理しなければならないのか。それをはっきりさせるためには、机の上から最優先事項以外のものを引き出しの中に入れてしまいましょう。

難しいかもしれませんが、これが集中力を高めて仕事の効率をよくする第一歩なのです。

 

仕事開始のTPOを見極めて計画を立てよう

通常の業務中に一つのことに集中するのは難しいことです。ルーティンワークがあり、電話もかかってくるでしょう。他の仕事をしている職場の同僚から声をかけられることもあるでしょう。

いくら集中力を切らさないように努力していても、周りの環境がそうさせてくれないのも現実問題としてはありますよね。絶対に完遂しなければならない仕事を始めるときには、そのTPOも考えなければなりません。

いつ始めるのか、どこから手を付けるのか。そういった状況を自分で感じ取ることも必要なのです。 かといって、職場の雰囲気を壊してまで「集中するから他の用事を言いつけないでくれ」とは言えませんよね。

どのタイミングで着手するのか、その日はどこまでその仕事を進めるのか、TPOを見極めたうえで、計画を立てることが大事です。

 

集中力を高めるきっかけをつかもう

例えば、自分の趣味であったり、好きな音楽を聴いたりスポーツ番組を見る時には、人は知らず知らずのうちに集中しているものです。じつはこれが簡単な集中力を高める方法の一つなのです。

仕事だから趣味と一緒にはできない、とお考えのあなた。そういう固定観念をまず取り払ってみませんか?内容はどうあれ、その仕事にたいする考え方や見方を自分なりの観点で咀嚼してみたらどうでしょう。

いやいやながら取り掛かっていた仕事や難しい内容だな、と思っていた仕事が違ったものに見えてくるかもしれません。そうなったら、もうあなたの集中力はその仕事に向かって走り始めた証拠なのです。

 

周りの音は集中力を高めるBGM

一人でできる勉強への集中とは違って、仕事で集中しようとしたときには、先述した通り、職場という環境下で行わなくてはなりません。一人っきりになることは事実上不可能です。

では、どうするか。周りの同僚達や種々雑多な声や音をBGMにしてしまいましょう。しーんとした状況での集中だけが集中ではありません。

好きな音楽とは全く違う音ですが、これも自分の集中力を高めてくれる要素の一つだと思うことで、作業がはかどることにもなるでしょう。 大相撲の高見盛はご存知でしょう。

彼の立会前のパフォーマンスは観客向けのものではなく、自身の集中力を高めるためのものなのです。そんな時に彼の耳には観客の歓声すら勝負の一瞬に向けたBGMとして聞こえているのではないでしょうか。

 

まず一歩目を踏み出しましょう

さて、仕事への準備は整いました。いよいよ着手ということになります。あなたの前にはさまざまな課題が提示されるでしょう。ここで重要なのはいきなり結果を求めて動き出さないことです。

数学の試験や国語の試験を思い出してみてください。第一問で難問が出てきて、それを解くとこに時間をかけてしまったために、試験問題の全てに目が届かず、失敗してしまった経験がありませんか?

仕事についても同じことが言えます。まず全体を見渡してみる。必ず自分でも解決できる項目があるはずです。計算問題や漢字の書き取りのように、まず解ける問題から着手することが成功の鍵なのです。

小さなことから少しずつ、千里の道も一歩から、ということなのです。

 

イメージトレーニングで成功した自分を想像しよう

 次に大事なことはイメージトレーニングです。こんな難しい仕事、うまくいくはずがない、などというマイナスイメージこそ集中力にとって最大の妨げなのです。

失敗することを想定するのではなく、うまくいった時のこと、この仕事を成功させておいしい打ち上げの酒を飲む、というプラスイメージこそが成功の鍵ですし、そのイメージを持つことで集中力も高まっていくことになるのです。

プロ野球のホームランバッターは、打席に入るときにダイヤモンドを両手を挙げながら一周する自分の姿や、試合後のヒーローインタビューで歓声に応える自分の姿を想像するといいます。

さしずめこれが仕事であれば、打ち上げの乾杯の発声をしている自分を想像するといったところでしょうか。プラスのイメージで集中力が高まり、作業効率も上がる、自分にとっても会社にとっても大きな利益を生み出すことになるわけです。

 

リラックスすることも大事です

 がむしゃらに仕事をすることが集中力アップにつながるとは限りません。しかしながら集中している状態をずっと保ち続けることもできません。

一定の時間を決めて、その時間内に終わらせる目標を立てる長い時間集中してことに当たっていると思っているのはあなただけかもしれないのです。一定時間での集中、その後には休憩、食事も重要な要素です。

集中とリラックスをうまく組み合わせることがあなたの仕事を成功に導くのです。仕事は一日では終わりません。次の日にモチベーションを維持するためにも集中と休憩の切り替え、終業時には公私の切り替えを自分の中ではっきりすることが大切です。

 

そのほかの2つのトレーニング法

 これまで述べてきた以外の一般的な集中力を高めるトレーニング方法をご紹介しておきましょう。よく言われているのはある一点を見つめ続けることでまさにその一点に「集中」する訓練を行う「凝視法」です。

楽器を演奏するときに指揮者の指揮棒を見続けることで、楽譜を見なくてもその演奏が完璧に行えるのはこの訓練の賜物なのです。

次に上げるのは自己分析法と呼ばれる方法です。自身の性格や行動様式などは自分が一番わかっているところもあります。自分の特徴をあらかじめわきまえておけば、壁にぶつかったときや、難関に立ち向かうときに冷静に判断することができるでしょう。

 

継続は力なり

こうして仕事に向かう態勢ができました。あとは実際に仕事に向かうだけです。仕事が始まったら、大事なことは自分だけで抱え込まないことも必要です。

個人に与えられた仕事であったとしても、自分の情報を同僚や上司と共有することで、自分自身の負担感が軽くなり、いいサジェッションを受けられるかもしれません。チームワークで取り組む課題であれば情報の共有は最重要課題です。

自分にはない知恵、手法、アイデアがチームで対応することで出てくることはよくあることです。新展開が出てきたら、それに対する工夫をする、それを繰り返すことで集中力が高い状態を持続することができ、達成への道筋となるのです。

 

さて、結論としては集中力の高い状態をいかに持続するかで仕事の効率や達成率は大幅に向上するということです。

さあ、あなたも明日から集中力を高めて、達成の乾杯に向かって第一歩を踏み出しましょう。

まとめ

集中力を上げるトレーニングで、仕事の効率が上がる9つの理由

・机の上から始めましょう
・仕事開始のTPOを見極めて計画を立てよう
・集中力を高めるきっかけをつかもう
・周りの音は集中力を高めるBGM
・まず一歩目を踏み出しましょう
・イメージトレーニングで成功した自分を想像しよう
・リラックスすることも大事です
・そのほかの2つのトレーニング法
・継続は力なり

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