嫌われる勇気を持つと八方美人を脱却できるワケとは?

嫌われる勇気を持つと八方美人を脱却できるワケとは?
皆さんは「嫌われる勇気」を持っているでしょうか。心理学者アドラーの『嫌われる勇気』は、100万部を越すベストセラーになりましたよね。この書がこんなに売れたのは、やはりそのタイトルに追うところが大きいでしょう。

特に、日本人にとって、「嫌われる勇気」というのはなかなか持てないもののようです。日本人は欧米の人々と比べて他人の気持ちに敏感で、人の機嫌を損なわないためについつい本心を隠してしまいがち。結果、八方美人になってしまい、自分が本当に好きなことや好きな人を見失ってしまうことも少なくありません。

そんな日本人にとって、「嫌われる勇気」を持つことは、生き方を前向きに変えることに繋がっていきます。でも、それは簡単なことではないようです。そこで今回は、「嫌われる勇気」を持つことで八方美人を脱却し、前向きに生きていく方法をお伝えします!

嫌われる勇気を持つと、正直になれる!

嫌われる勇気を持つと、結果的に、正直になれます。人間誰しも、人に嫌われるのはイヤなものです。それは誰にでも備わった素直な感情ですが、その気持ちが強くなってくると、本心を隠してでも、相手に迎合し、好かれようとするようになります。

正直に心を開けなくなるのです。嫌なことをされても抗議できない、嫌いな人にもニコニコしてしまう。いわゆる、八方美人というやつです。こうなると、今度は人から敬遠されてしまうようになります。

誰にでも良い顔をする人は、誰のことも本気で思っていない、誰にも心を開いていないと思われるからですね。人に嫌われるのはイヤですが、好きなフリをされるのはもっとイヤだからです。

嫌われる勇気を持って人に接することができるようになると、自分に対しても、人に対しても、正直になれます。嫌われることを恐れず、自分の気持ちを正直に告げる。それは、人に対して、嘘のない誠実な対応をするということなんです。

嫌われる勇気を持って人に接すると、最初は受け入れられないかもしれませんが、そのうちに、嘘のない人だと分かってもらえるようになります。一見矛盾しているようですが、嫌われる勇気を持つことができると、結果的に、大切な人々から信頼を得ることができるようになるんです。

嫌われる勇気を持つということは、まがい物の人間関係を整理し、本物の関係を築く第一歩になってくれるのです。

 

嫌われる勇気を持つと、強くなれる!

嫌われる勇気を持つと、精神的に強くなれます。そして、精神的に強くなればなるほど、新たに、嫌われる勇気がわいてくるものです。人から好かれることばかり考えて八方美人に陥っているときというのは、自分の生き方、考え方に自信がないときです。

自信がないから人を頼ろうとし、頼ろうとする相手にことごとく良い顔をしてしまうのですね。嫌われる勇気を持つということは、こうした依存関係を破壊するということです。

そして、いったん依存関係を断ち切って、自立した自分を手に入れることができれば、人の顔色を伺うことなく堂々と生きていくことができます。そうなると今度は一回り大きな嫌われる勇気がわいてくるのです。

嫌われる勇気というのは、人に頼らない自分があって、初めて生まれるものです。したがって、弱い自分と決別できたとき、自分の内側から嫌われる勇気がわきでてきます。最初から無理につっぱるのではなく、まずは弱い自分と向き合い、少しずつでもその弱さを排除していくようにしましょう。

自分の中から弱さを排除するごとに、自立した自分を手に入れることができます。自分だけの足で立つことができていると実感できるようになれば、嫌われる勇気も自ずとわいてくるものなのです!

 

嫌われる勇気を持つと、自由になれる!

嫌われる勇気を持つと、複雑な人間関係から解放されて、自由になれます。好かれようとしていい子になる必要もなく、つきたくない嘘をつく必要もなくなります。嫌われる勇気を持つということは、世間体や建前、そして、本当の自分とは違う、仮面を被った自分自身から解放されるということなんですね。

逆に言うと、嫌われる勇気を持たずに一生を過ごすということは、自分を隠したままで一生を送るということです。本当の自分、自由な自分は永遠に葬られたままということになります。それは、寂しい一生なのではないでしょうか?

時々誤解している人がいますが、嫌われる勇気を持つということは、人から嫌われることとイコールではないのです。嫌われる勇気を持つことで嫌われてもいいような人間関係を整理し、もっと強固で自立した関係を築く土台を手に入れることができます。

誰からも愛されようとして、結局、誰からも真の信用を得られない八方美人から卒業したいのであれば、嫌われる勇気を振り絞ってみてはどうでしょうか?そうすればきっと、今までとは違う自由な心を手に入れられることでしょう。

ほんの少し、ほんの僅かな勇気で、本当の自分の姿のままで生きていくことができるのです。少なくとも、試してみる価値はあると思いませんか?

 

嫌われる勇気を持つということは、自分にも他人にも正直になるということです。それは最初のうち周囲との間に軋轢を生むかもしれませんが、八方美人と決別することができれば、自分にとって本当に大切な人間関係を築く土台になってくれます。嫌われる勇気を持つということは、人として自立し、強くなることでもあります。

人に依存せず、自分の力で生きている人間は、人の顔色を伺うことなく自分らしくいられます。それは上辺だけの人間関係から解放され、自由になれるということでもあります。覚えておいていただきたいのは、嫌われる勇気を持つということは、決して、嫌われることではないということです。

自分に正直に生きることで、より強い人間関係を手ニすることができるかもしれません。恐れずに、嫌われる勇気をだしてみましょう!

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