いつも会話が続かないのはナゼ?4つの理由と対処法


「私は人見知りで、上手く会話が続かない」「頭の中が混乱して、言葉が出てこない」という経験ってありますよね。人とのコミュニケーションは、本当はとても楽しいものです。自分の知らなかった世界を見ることが出来たり、新しい知識を得たりするチャンス。

しかし、初対面の人との会話がぽんぽんと弾むように続かないと、自分はコミュニケーションをとることが下手なのだ、と思い込んでしまいます。

初対面ならまだ仕方ない、もう何度も会っている人なのになぜか会話が続かなくて困ってしまう、となるとますます気まずい気持ちに追い込まれて、なんとか会話を成立させなくては、と焦ってしまうでしょう。

そして支離滅裂な受け答えをして、またあとで一人落ち込んでしまう…そんな負のループが続いてしまうと、どんどん自分に自信がなくなっていきます。本当は、もっと楽しい会話をしたい、と思っているのに!

そこで今回は、会話が続かない理由を挙げながら、どうすれば上手くコミュニケーションがとれるのか、そのテクニックをお伝えします。

気持ちだけ先走りしていないか自問しよう

人には性格や個性がそれぞれありますから、確かに初対面の人とでもどんどん会話できる人や、そうすることが難しい内向的な人もいます。どちらが良い、というわけではありません。その人の個性なのですから、どちらも素晴らしいものを秘めています。まずはそのことを覚えておいてください。

特に、「自分は口下手だ。だから会話が続かない。人と上手く付き合えない」と思っている人は、その思い込みこそ間違っているのだ、ということに気付いてください。

会話が続かないのは、

■相手にとって答えにくい質問ばかり受けている

■相手にとってあまり楽しくない内容が続いている

■適当な相槌しか返ってこないため、話している人も会話をする気がなくなってしまう

じゃあ相手の望むような話題を探そう、そして場を盛り上げよう、と思うかもしれませんが、少し立ち止まって考えてみてください。

あなたも、その会話を楽しまなければ、やはり会話が続かないという結果になりますし、楽しいコミュニケーションにはならないでしょう。慌てて会話を探すよりにも、まずは何気ない話題を振って気持ちを落ち着かせてみましょう。

なんでもいいんです。相手の服装やヘアメイクを褒めてみる、お店の雰囲気の感想を述べてみるなど、相手も自分も気負うような会話ではなく、まずは笑顔になることを目的に、他愛ない会話からはじめてみましょう! 会話が続かない、なんてことはなくなりますよ。

 

上手く答えよう、と考えないようにしよう

そして、相手から質問されたときに「みっともないことは言えない。少しでもいいことを言わなければ」という気持ちを抱きがちですが、そこが実は「会話が続かない」落とし穴になります。緊張してしまっていると次第に自分でも何を言っているのかわからなくなったり、難しい言葉を無理に並べているせいで相手も自分も混乱してしまったり。

自分をよく見せよう、上手に受け答えしよう、という気持ちは捨ててしまいましょう。多少言葉や文脈がおかしくても、別にテストや授業を受けているわけではないのですから、もっと気楽にしていいのです。

むしろ堅苦しい雰囲気は、相手にも伝わってしまいますから、余計な緊張感が張りつめてしまいます。そうなると、お互いに会話が続かない気まずい雰囲気になってしまいますよね。

大切なのは「相手の会話を楽しもう」という気持ちです。これがなければ、どんなコミュニケーションも上手くはいかないでしょう。

 

会う前から準備をしてみよう

しかし、そう言われても特に初対面の人と会うときには緊張してしまう、という人は事前に準備をしておきましょう。話題を集めるとか、自分の知識を増やしておく、ということではなく、ただ「相手と楽しく会話している様子」を頭に思い浮かべてみるのです。

どんな会話にも「楽しさ」がなければ、会話が続かないどころか、お互いに何の益もなかった、つまらなかった、という結果になってしまいます。

「自分は口下手だ」という言い訳は捨てて、会う何日も前から頭の中でイメージトレーニングをしましょう。場所が指定されているならその場所を思い浮かべて、決まっていないならあなたの好きなお店で構いません。

そこでみんな笑顔で、楽しくコミュニケーションをとっている自分、面白い話題に思わず吹き出してしまっている自分、その反応を見て笑う相手、細かくイメージして、そのイメージも楽しみながらやってみましょう。楽しいという気持ちは更に楽しいものを引き寄せてくれます。

 

会話を楽しむことを目的にしよう

一番大切なのは余計なことは一切考えず、ただ「会話を楽しもう」と決意することです。たとえデートであっても、商談であっても、同じことです。もちろん、シチュエーションによって雰囲気は違うでしょうが、どんな時でも他人とコミュニケーションをとることは楽しいものである、ということを思い出して下さい。

それには、あなたがまず楽しまなければいけません。しかめ面で、もしくは緊張した面持ちで、ただ相槌を打つしかしない…これでは相手もあなたも楽しくありません。

「今回の出会いに感謝しよう。そして、私はこの会話を楽しもう。そして、楽しかった、よかった、と相手も自分も思うような、そんな会話を成功させよう!」

こう自分に言い聞かせて、コミュニケーションをとっていくことは、更に楽しい人やシチュエーションを呼び込むことになります。1つの会話が成功すれば、更に次の会話も楽しいものとなります。

 

以上、会話が続かない理由と上手くコミュニケーションが取れる方法をお伝えしました。理路整然とした話しぶりでも、自慢話ばかりする人や愚痴をこぼすだけの人とは、あなたも話していて愉快な気持ちにはならないでしょう。それよりは、多少とんちんかんな受け答えでも、「あ、この人は私と楽しく会話をしようとしてくれている」と思わせてくれる人との方が話しやすいのではありませんか?

会話が続かない理由に「自分は口下手、緊張しすぎる、会話が苦手」と、自分がダメだなと思っている部分をあげつらうのは止めましょう。そんなことをしても、何の利益にもならないどころか、あなたは自分で他人とのコミュニケーションをどんどん断ち切っていくことになります。
それよりも、「楽しく会話しよう! 自分はそうしたいし、相手にも楽しい気持ちになってもらいたい。自分にはそう出来ると信じている」と、繰り返し自分に言い聞かせてみてください。マイナスな考えがひょこっと頭をのぞかせても、それは無視して、ただ「自分には出来る、他人と素敵なコミュニケーションをとることが可能だ」と、暗示にかけるように言い聞かせてください。

何より「楽しもう!」という気持ちを、どうか忘れずに、色んな人とのコミュニケーションを成功させましょう!

まとめ

他人との会話を上手に続けさせるためには

・気持ちだけ先走りしていないか自問しよう
・上手く答えよう、と考えないようにしよう
・会う前から準備をしてみよう
・会話を楽しむことを目的にしよう

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