会話が続かない人に共通する特徴と改善策

会話が続かない人に共通する特徴と改善策
あまり親しくない人とは会話が続かないと悩んでいる人は多いですよね。「人と会話するのが得意ですか?」と聞かれて、自信をもってイエスと答えられる人はあまりいません。ある調査では、日本人の6〜7割は自分のことを人見知りであると考えているのです。

会話というのは他人とのコミュニケーションの最も典型的な形態、人見知りとはコミュニケーションに何らかの不安要素や苦手意識を抱えている人のことです。つまり、人見知りな人とは会話が苦手な人、会話が続かない人であるとも言えます。半数以上の人が会話が苦手だと思っているのなら、それほどコンプレックスを感じなくてもよいと思えます。

とはいっても、他人とのコミュニケーションに不安があるままでは、仕事や恋愛において自分が望む結果を生み出せないかもしれませんよね。改善できるなら改善したいと考えている人も多いはずです。そこで今回は、会話が続かない人に共通する特徴とその改善策をお伝えしますので、ぜひ日々の生活の中で意識してください。

特徴その1:むやみに「うまく」会話しようとする

会話が続かないと感じる相手は、それほど親しくない人あるいは初対面の人であることがほとんどではないでしょうか。お互いのことをよく知らないがゆえに適切な話題が分からず距離感も測りきれず、うまく会話のペースをつかめないのです。そんな自分に凹んだりもしますが、でもちょっと視点を変えて考えてみてください。

古い付き合いの友人や恋人、家族とは会話に不安を感じませんよね。それは、お互いのことを知っているから。共通の話題を探るのも、距離感を測るのも、会話のペースをつかむのも、おそらくは意識さえすることなく難なくやっているはずです。つまり、気を張っていないということです。

一方、それほど親しくない人と会話をするときには無意識のうちに気を張ってどうにかこの場をやり過ごそう、沈黙は気まずいから会話を途切れさせないようにしゃべり続けようと考えがちで、それが逆にプレッシャーになって、「うまく」会話ができないのです。これが会話が続かない人に共通する特徴その一です。

 

特徴その2:作り笑いをしすぎる

心理学用語に、「ペルソナ」という言葉があります。これはもともと「仮面」を指すラテン語なのですが、転じて、社会的な生物である人間が社会で生き延びていくために獲得した自己の多面性を仮面のように付け替えることを指します。平たくいうと、社会でうまくやっていくためにその場に応じたふるまいをするということで、必要なことですよね。

どんな人も他人から良く思われたい、愛されたい、という欲求を持っているといわれます。そのために用いられるのがこの「ペルソナ」。ただ、この「ペルソナ」は悪く思われたくない、嫌われたくない、という不安や恐怖の裏返しでもあり、心理的に一定の負担がかかるものだともいわれています。作り笑いも一種の「仮面」ですよね。

「仮面」を用いる相手は必然的に初対面や親しくない知人になりますが、実際、こういった相手と会話をするときは作り笑いが多くなるように思いませんか。自分や周りの人を例に考えてみると、人との会話に不安を感じている人ほど、はたから見て作り笑いとわかるほどに無理して笑っていることが多いのです。

 

特徴その3:共通項探しが苦手

先の2つは言うなれば精神的な特徴でしたが、最後の1つは話題選びという少し技術的なことについてです。相手との共通項があるということは、会話をする上でもっとも大きなアドバンテージになります。繰り返しになりますが、お互いをよく知る相手との会話に困ることは少ないですよね。それは共通項が分かっているからです。

そうでない人との会話ではお互いが共感、理解できる話題をまず見つけることが必要になりますが、ここでつまづいて会話が続かなくなった経験ありませんか。相手が初デートの相手なのか、取引先の方なのか、同性のちょっとした知り合いなのか、その人の立場や外見など持っている情報を元にちょうどよい話題を選択できれば会話は続きます。

会話に苦手意識を感じている人の中には話題選択がうまくできない人が多く見受けられます。これが3つめの特徴です。

 

改善策

まず、会話が続かないということに意識を向けないこと、そして「特別悪い印象さえ与えなければよい」というお気楽な心構えを持つことです。会話が続かない大きな要因は心理的なものですので、会話を「うまく」続けなければ、良い印象を与えなければ、という考えを一旦わきに置いてみてください。気楽で良いのです。気負う必要はありませんので、それを心に留めましょう。

そしてもうひとつ、本やマンガを読んだり、映画やドラマを観たり、知らない土地に行って美味しいものを食べたり、運動も恋もしましょう。いうなれば、共通項補充とコミュニケーションのお勉強です。読書や映画鑑賞、旅行、食べ歩き、スポーツ、恋愛、どれも他人との会話で良い話題になってくれるものばかり。同性であれば恋愛ネタはテッパンですよね。

特に、映画などは会話のヒントになる言い回しや表現の宝庫です。おすすめは、ディズニー映画、”SUITS”,”Sex and the City”など。ぜひ会話のヒントを探しながら楽しんでみてくださいね。見た後は練習あるのみ、ためらわず場をこなしましょう。

実践しているうちに、いつも天気の話しかできなかったのが、初デートの相手とは過去の楽しい旅行話をして「今度はここに行ってみたい」という話をすることで次回のデートにつなげられたり、取引先の読書家の方とは「あの本屋さんはなかなかニッチな本も置いていておすすめですよ」なんて会話ができるかもしれませんよね。何事も経験あるのみです!

 

会話が続かないことは、恥ずかしいことでもなければ不治の病でもありません。ここまでお伝えした改善策を端的にまとめると、会話は気楽に構え、好きなことを楽しむ、相手をみて話題を選ぶ、練習あるのみ!の以上です。今回お伝えしたことはどれも体験談を基にしていますので、だまされたと思って実践してくださいね。

他人との会話に不安を感じないようになれば、人生の楽しみが何百倍にもなります。例えば、旅行先で見知らぬ土地から来た人と仲良くなったり、バーやクラブで夜遊び友達ができたり、恋愛だってうんと楽しめるようになりますよ。

楽しく会話ができるというスキルはそれだけ価値のあるものなのです。ここまで読んでくださったあなたが今後、今よりもさらに充実した毎日を送れるように、気楽に会話を楽しみましょう!

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