社会人になりますと出会ってしまうかもしれないのが、嫌いな上司という存在です。すぐに頭ごなしに怒ってきたり嫌味を言ってきたり…そのタイプは様々ですが、付き合っていくのが辛いと感じることも多いですよね。
しかし職場である以上、嫌いな上司と口を聞かないなどということはできません。そのような状態でも上手く付き合っていくのが大人というものです。
ただし、自分で嫌いな上司がいると認識してしまった以上は、なかなか上手く付き合うなんてことは簡単ではありません。しかし、そんな時のためにも、おおいに役に立つ交流テクニックがあります。いつも職場でイライラしたり辛い思いをしているくらいなら、交流テクニックを身につけましょう。
ではこれから、嫌いな上司と上手く付き合う大人の交流テクニックをお伝えします。
嫌味な上司にはその意味を問う
まず最初にお伝えしますのは、嫌味な上司に対しての交流テクニックです。誰もが嫌いな上司と思う存在と言えるでしょう。事あるごとにわざわざ苛立つ言い方をしてくる上司っていますよね。
例えば「キミは地方から出てきているから、周りの人には劣るよね」なんて酷いことを言われてしまったりすることがあります。しかしそのような時は、その意味を素直に聞いてみましょう。
「すいません、地方から出た人は皆が劣ってしまうものなんですか?」と冷静に聞きましょう。苛立つ気持ちは分かりますが、ここはあくまで気持ちを抑えて聞くのです。
実際に地方出身、都会出身だから能力がどうかという事は関係ありません。上司としても聞き返されたら返答に困るだけでしょう。冷静に正直に言い返すことで、嫌味な上司も嫌味を言わなくなっていくでしょう。
責任転嫁する上司には的確な指示を求める
嫌いな上司というと、さらに代表的なものが責任転嫁をする上司ですよね。自分の失敗をいかにも部下の失敗としてしまう、とても厄介な上司です。部下達からしたら信用を無くしてしまう存在と言えますよね。
自分で指示を出しておきながら上手くいかなかったら「キミは何であんなことをやってしまったんだ?」と言われてしまうことなど、言われたときには反論しか出てこないでしょう。
そのような時は、「では次は何をどうすれば良いでしょうか、指示をお願します」と聞くようにしましょう。その時に目の前で上司の指示を全て紙に書いておくのです。
少しでも疑問に思ったら全てを聞いて、全てを目の前でメモしましょう。責任転嫁というのは自分の指示も無かったことにしてしまいますので、それをさりげなく防ぐためにも、目の前でメモを取るようにするのです。
頭ごなしに怒る上司にはあえて教育される
そして、頭ごなしに怒る上司も嫌いな上司の上位に入るでしょう。失敗を怒れられているのであれば上司も間違ったことは言いませんので、部下としても怒られるのは認めなければいけません。
しかしそうは分かっていても、少しは話しを聞いてほしいというのが本心ですよね。そのような時はあえて自分が今後、どのように精進していけば良いかを上司に聞いてみましょう。
頭ごなしに怒るというのは、ある意味で責任感はあるという事です。仕事が上手く運んでいるなら怒る必要もないのです。ただいざとなると「上司」というプレッシャーで余裕が無くなっているのですね。
ですので、自分からもっと精進したいという意思を出すことで、嫌いな上司も仕事の仕方や注意点を教えてくれることもあります。見方を変えてくれることもあるでしょう。
それでも上司の良いところを探す
最後にお伝えするのは、対応の仕方ではなく考え方の一つです。そんな嫌いな上司でも何か良いところはあるはずなので、そこを探し出しましょう。これは嫌いな上司だけに限らず、世の中の人間関係の構築にも役に立つ考え方です。
どんな人間でも良いところの一つや二つはあるはずです。嫌いな上司でも、実は仕事が早いとかファッションセンスが良いなど、いくつかは見つかるでしょう。それを見つけることで少しは上司の見方が変わっていきます。
嫌なところもあるけど、上司も苦労している立場なのか…と思うことになれば、今までとは接し方が変わりますよね。ただの嫌いな上司ではなく、少しは人間味を感じることができるでしょう。
嫌いな上司を持ってしまいますと、仕事のテンションも保てませんし、転職しようかなとも考えてしまいますよね。しかしどこにでも嫌いな上司というのは存在してしまうものです。その度に気がめいってしまっては社会人としては辛くなるでしょう。
どんな状態であっても怒りを露にしてはいけません。我慢できないと思う時もありますが、そこを抑えて上手く交流していくのが大人のテクニックというものなのです。
荒波を立てないように、上手く心理を突いて接していくことで嫌いな上司とも交流していくことができるでしょう。上司のことを考えて、なぜこんな態度をとるのかということを考えることも今後のプラスになるはずです。
大人の社会人という事を自覚して、嫌いな上司とも上手く付き合っていくこともステータスの一つです。
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