人生疲れたならゆっくり休むと回復する理由


毎日が忙しい、嫌なことが立て続けに起こってしまった時などは、「なんでこうなったんだろう。もう人生に疲れた…」と思ってしまいますよね。身体だけではなく、心も疲労してしまっている状態です。

これでは毎日起きるのも億劫ですし、外に出るのもイヤになるでしょう。最近は中高年の引きこもりが増えていますが、こういう人生に疲れた、何もやる気が起きない、という人にも、もちろん身体と心の両方の回復が必要です。

特に心が疲れていると、うつや引きこもりだけではなく、不眠や摂食障害、その他の体の不調までも引き起こしてしまいます。

他人から見て「甘えだ」と言われても、本人はとても辛いものです。その言葉は、本人が何よりも自分にぶつけてきたもので、だからこそ身体も心も疲れきって「もうイヤだ。人生疲れた…一体何の意味があるんだ」と立つ気力までなくなってしまうほどなのですから。

そこで今回は、人生に疲れたあなたに、身体と心をリラックスさせて休息をとる大切さや、休むと回復していくのは何故なのかをお伝えします。

「責める」のは止めよう

さて、人生にはいろんなことがあります。嬉しいことも楽しいことも、辛いことも悲しいことも。身体も心も元気なときは、多少辛いことがあってもそれを乗り越えていく気力がありますし、辛い気持ちに押しつぶされたり、ネガティブな考え方にずっとひたったりはしません。

人間は必ず睡眠をとりますよね? 1日動いて疲れた体を休ませるためには、睡眠が一番の薬です。しかし、もう疲れた、何をしても上手くいく気がしない、という疲労困憊した人は、寝ても疲れがとれない、という状態に陥ってしまいます。それは、心も疲れているからです。

そういう時は、身体には睡眠が必要なように、心にもゆっくりと休暇を与えてあげましょう。今は「もう無理だ」と思っていても、心に十分な休息をとらせて元気が回復すれば、また「よし、やってみようか」という気持ちに、必ずなります。

心を休めるというのは、周囲の情報を一切シャットアウトして、自分の気持ち、感情と静かに向き合うことです。そのためには、休暇をとる必要が出てくる場合もあるでしょう。その時に「周囲に迷惑をかけてしまう、申し訳ない」という気持ちや「自分が弱いからダメなんだ、情けない」という気持ちがわいてくることが多いのです。

ですが、「自分はダメなんだ」と自分を責めるのはやめましょう。「誰も助けてくれない、むしろ陥れようとしている」と周囲を責めるのもやめましょう。そんなことをして抗ってみても、何の解決にもなりませんし、休息にもなりません。

ただ素直に「今、自分は疲れているんだな」「長い人生だもの、疲れたって当たり前だ」と受け入れて、「疲れたなら休む」ことが大切であると受け止めましょう。

 

早く元気にならなくては、という焦りを捨てよう

何もしないで、ただ横になっている時間が増えてくると、あなたの頭の中にはいろんな考えが浮かんでくるでしょう。人間は思考する生き物ですから、それはたくさんのことを考えては消し、また別のことを考えては消し、ということを繰り返してしまうかもしれません。

何も考えるな、と言うのは簡単ですが、実行するのは苦労がいります。何も考えないぞ、と決めても次の瞬間には必ず何か考えている、それが人間だからです。

ですからひたすら寝転んで、無理に何も考えない、無心になろうとはせずに、自分の心が少しでも上向きになるような行動をしてみるのも、1つの手です。

例えば好きな本を読んでみたり、絵を描いてみたり、何か簡単なものを作ってみたり、好きなアロマを焚きながら音楽を聴いてみたり、そのことに少しでも夢中になって「人生に疲れた…」なんて気持ちを、ほんのちょっとの間だけでも忘れられるような、あなたの好きなことをしてみましょう。

その時は「早く元気になろう」「早く回復したい」と言う気持ちは捨ててしまいましょう。もちろん、早く元気にはなりたいでしょう。しかし、そうやって「元気になりたい、回復したい」と思っている間は、やはり身体も心も疲れているということを前提としていますから、いつまでもその状況が続いてしまいます。

好きなことをして、好きなものを食べて、好きなときに眠って、そうして身体や心が回復するにしたがって、必ずあなたの心は自然と前を向きます。人間は成長していく生き物ですから、前を向かざるを得ないのです。自然にそういう気持ちになるまで、焦りは捨てましょう。

 

心の悲鳴を無視しないで、休息しよう

例えば前日がとても忙しく、また心も疲れてしまうような出来事も合わせて起こったとしても、大抵は一晩眠れば頭も身体もリフレッシュして、「今日も1日頑張ろう!」と前向きに生きていけます。

しかし、「もうダメ…人生疲れた…私はもうここで終わりだー」と、急にぱたんと倒れてしまう場合は、それはずっとあなたが心の悲鳴を無視して頑張りすぎてしまったから、そのツケが回ってきたのです。

こうなってしまうと、頑張り屋さんであればあるほど「休んでしまうと周囲に迷惑が…」「自分が悪いんだ」と、ますます心が疲れてしまうようなことを考えてしまって、ますます回復は遅れてしまいます。

出来れば、こんな状態になる前にこまめに心にもちゃんと気を配って、リフレッシュさせてあげなくてはいけません。あなたの心の悲鳴を無視してはいけません。あなたが周囲に気を配るように、もっと自分にも優しくしてあげてください。

 

以上のように人生疲れたならゆっくり休むと回復する理由をお伝えしましたが。自分の心と向き合って、「ああ、私は人生に疲れているんだ…」と思ったなら、休息をとることやリフレッシュをするのはもちろん、周囲の細かいものに目を向けてみましょう。忙しすぎて目にも留めていなかったもの、その中にはあなたを驚かせるような美しいものや、楽しいもの、嬉しいもの、愛せるものがあるはずです。

太陽の陽ざし、木漏れ日、風の音や匂い、雨の音、若葉の上に乗った雫、お昼寝をしている猫、散歩中の犬、挙げればキリがないほどです。私たちはとても美しい自然に囲まれて生きています。たとえビルの雑踏の中でも、あなたが「感じたい」と強く願えば、自然を感じることは可能なのです。

美しいものを見たら、「ああ、素敵だな」と素直に賞賛しましょう。
楽しいものを見たら、「こんなことがあったんだ、面白いな」と感じるでしょう。
嬉しいものを見たら、「ああ、ありがたいな」と感謝してみましょう。
愛せるものを見たら、「ありがとう、愛しています」と心の中で言ってみましょう。

あなたが周囲に感謝して、愛せるものを一つ一つ見つけるたびに、それはどんどんあなたの周囲にもあなたの中にも増えていきます。周囲や自分に感謝して愛せるようになれば、それは身体にも心にも活力を与えてくれます。やがて「人生に疲れた」ではなく「人生っていいものだ」と感じるように、必ずなります!

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